チューリップの球根はそのままでも咲く?分球での増やし方は?

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春になると色とりどりの花で私たちを楽しませてくれるチューリップですが、見るだけでなく育てるのも楽しみのひとつですよね。

丁寧に育てたチューリップがきれいに花を咲かせる姿をみるとうれしいものです。

でも、花が咲き終わった球根をもう一度利用することができるんでしょうか?

球根を増やすためにはどのような作業が必要なんでしょうか?

今回は、球根の分球の仕方や正しい増やし方をご紹介します。

チューリップの球根はそのままにしない!


咲き終わったチューリップの球根を堀り起こさずにそのままにしておくとどうなるでしょうか?

そのままにしておいても芽は出しますが、葉っぱが生い茂って終わりという場合もありますし、花が咲く場合もあります。

なぜ咲く場合と咲かない場合があるんでしょうか?

それは、チューリップの成長は気候に大きく影響されるからです。

チューリップは寒さに強く暑さに弱い植物なので、涼しい気候のもとでは球根がよく育ちます。

夏は涼しく冬は寒いオランダの気候がチューリップに最適な理由はここにあります。

日本は梅雨があり夏は暑いので、咲き終わった後も土の中にそのままにしておくとカビが生えたり暑さで枯れてしまったりして球根がうまく育ちません。

球根をそのまま翌年も使いたい場合は、分球したり土を掘り返したりして球根を涼しいところで保管する必要があります。

また、土も新しく肥料を混ぜて作る必要あるので、球根はそのままにしないで掘り上げたほうがいいでしょう。

チューリップの球根を分球する方法は?


分球とはなんでしょうか?

チューリップは花を咲かせた後、球根が分かれる、つまり分球します。

花を咲かせた後、もともとある親球のまわりに子球が増えていきそれが新たな球根となります。

分球した球根をそのままにしておくと、栄養がまわらず球根が十分に育たなくなります。

では、どのタイミングで分球すればいいのでしょうか?

花が咲き終わってチューリップの葉が枯れてきたら球根を掘り起こしましょう。

球根を傷つけないようにスコップで丁寧に掘り起こします。

その後、茎と根をひねるようにして球根から外し、分球している中でも大きめの球根と小さめの球根に分けます。

球根についた土は軍手か何かでふき取るようにし、水洗いはしないようにしましょう。

腐りの原因になります。

小さい球根は花を咲かせるのに十分な栄養がないため、大きめの球根のみ植え付けに使うとよいでしょう。

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チューリップの球根の増やし方は?


分球後に球根を大きく育てることはできないので、球根をどのように増やすかが大切なポイントになります。

分球した球根にどれだけの栄養を残せるかがきちんと花を咲かせるかどうかに繋がってくるんですね。

チューリップの花が咲いたら花が咲き終わる前に熱消毒したハサミで茎の途中からカットするか花を手で摘み取ります。

完全に咲き終わるまで花を楽しみたい…と思うかもしれませんが、花が咲くと栄養が花の方にいってしまうので、球根が弱くなってしまいます。

大事な栄養を球根にまわすためにもここは心を鬼にしましょう。

花を摘んだ後も球根は生きていますし、葉が枯れるまでの間に球根を太らせ分球をさせなければいけないので、この時期はよく日光に当てて肥料と水もきちんとあげましょう。

雨が多い時は、風通しのよい場所において球根にカビが生えないように注意しましょう。

また、日本の気候はチューリップの球根を育てるのにあまり向いていませんし、住んでいる地域ではどうしても難しいいこともあります。

球根をたくさん増やして全部翌年に繰り越そうとするのではなく、一部が成功したらいいなという感じで気長に考えるなら楽しんでできるかもしれませんね。

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まとめ

球根から大切に育てたチューリップがきれいに花を咲かせた時はとてもうれしいですよね。

球根を大きく育てたり上手に増やしたりするには、丁寧さと根気が求められますが、春の時期にベランダや花壇に咲き乱れるチューリップを想像しながら楽しんで育ててくださいね。

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