中学生や高校生のお子さんをお持ちのご家庭では、お子さんの制服のお洗濯はどうしてますか?
最近は、家で丸洗いできる学生服が多くなりました。
もう殆どの学生服は丸洗いできるかも知れませんね。
しかし、高価な物ですから丸洗いできると言われても、型崩れなど心配ですよね?
今回は、そんな学生服の洗濯の頻度や自宅での洗濯のコツ、おすすめの洗剤などをご紹介します!
学生服の洗濯頻度は?
丸洗いOKというからには丈夫に作ってあるとは思いますが、一番の心配はやはり「型崩れしないか?」「生地が傷むのではないか?」などが上げられます。
中学や高校は3年間しか着ないと言っても、毎日着るものですからやっぱりガンガン洗うのは抵抗ありますよね?
では、学生服を洗う頻度はどのくらいが良いのでしょうか?
ベストな洗濯頻度は、「月1回」です!
下に着るブラウスやYシャツは、普通に家の服を洗ってる頻度と同じくらいで大丈夫ですが、ここでいう学生服とは紺や黒の詰め襟の学生服やセーラー服、ブレザーなどの冬服のことです。
寒い時期しか着ないですが、冬でも暖房の効いた教室にいたり運動量が多いとやはり汗は掻きます。
当然、皮脂汚れなどが付いてしまいますから月1回くらいは洗ってほしいところです。
あまり放っておくと次第にシミになってしまうので、最低でも月1回が良いです。
学生服の洗濯を自宅でキレイに仕上げるコツ
学生服を自宅で洗う場合のキレイに仕上げるコツですが、まず洗う前にチェックして欲しいポイントがあります。
【学生服の点検】
ポケットの中を空っぽにして、ホコリを取り除いておきましょう。
次に、ボタンが取れかけていないか、生地にほつれた個所がないかをチェックします。
ボタンが取れ掛かっていたり、生地がほつれている場合は洗う前にきちんと直しておきます。
そうする事でボタンを紛失する恐れを防ぐ事ができますし、生地のほつれも直しておけば、洗った事によって余計ほつれが酷くなることを防げます。
【襟ぐりや袖口の部分洗い】
皮脂汚れが一番付きやすいのが、襟と袖口です。
洗濯する前に、石鹸などで予め部分洗いしておきます。
そうすることで、洗濯した時に汚れが落ちやすくなります。
そしていよいよ洗う工程に入る訳ですが、洗濯機で洗う場合と手洗いする場合とで見ていきましょう。
【制服は他の衣類と一緒に洗わない】
まず、どちらの方法で洗う場合も学生服は他の衣類と一緒に洗わず、学生服だけで洗いましょう。
他の衣類と一緒に洗うと、生地同士がこすれて傷みやすくなりますし、糸くずなどが付くのを防ぐためです。
【洗濯機で洗う場合】
1ボタンやファスナーは止めて形を整える。
2詰め襟の前ボタンは取り外しできるので、外してネットに入れる。
3水温は30℃。ウール混は30℃以下。
4脱水は30秒~60秒。長く脱水するとシワになりやすいです。
【手洗いの場合】
洗濯機で洗う場合の1~3までは同じです。
4ゆっくり押し洗いしてください。揉んだりこすったりする必要はありません。
5脱水もゆっくり押し洗いと同じ要領で行います。
ギュッと絞ったりすると、シワになりやすいのと生地を傷める原因になります。
つづいて、洗濯後の干し方です。
学生服を洗ったあとは、すぐシワを伸ばすようにしましょう。
【詰め襟やセーラー服、ブレザーの干し方】
ハンガーに掛けて、風通しの良い日陰に干します。
風通しの良い日陰になる場所がない場合は、バスタオルなどで学生服を覆って直射日光が当たらないように干します。
【スラックスやスカートの干し方】
ポケットが乾きにくいので、裏返しにして吊り干しにします。
この場合も、風通しの良い日陰で干します。
【ニットの干し方】
ニットの場合は、ネットなどの上に平置きにして風通しの良い日陰に干します。
100円ショップなどで、ニットやセーターの平置き用のネットが売られていますので、そういった物を利用します。
学生服の洗濯で洗剤のおすすめ
学生服を洗濯する場合に、使用する洗剤はどんなものがいいでしょうか?
普段皆さんが使用している衣料用洗剤で良いのですが、その中でアルカリ洗剤と中性洗剤があると思います。
学生服を洗う時に使用して欲しいのは、中性洗剤です。
中性洗剤は、エマールやアクロン、モノゲンなどですね。
これらは、衣料の型崩れや色褪せなどを防ぐ働きのあるおしゃれ着用洗剤です。
学生服はウールが使われている場合もあります。
ウールはアルカリに弱いので、よく表示を確認して、ウール素材の制服は絶対にアルカリ洗剤は使わないでくださいね。
また塩素系漂白剤も、色褪せの原因になりますので使用は避けましょう。
【洗濯機での洗い方】
洗濯機を使用する場合は、「手洗いコース」か「ドライコース」などソフト洗いできるコースを選んで洗濯しましょう。
【手洗いでの洗い方】
桶に中性洗剤を入れて、水温は30℃、ウール混は30℃以下の水で、優しく押し洗いします。
揉み洗いやこすり洗いは生地を傷めますので、やめましょう。
【干し方】
先の章でもご紹介しましたが、風通しの良い日陰で干します。
スラックスやスカートは、裏返しにして吊り干し、詰め襟やセーラー服、ブレザーなどはハンガーに掛けて風通しの良い日陰で干します。
ニットはネットに平置きにして、同じく風通しの良い日陰で干します。
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風通しの良い日陰がない場合は、多少渇きは遅くなりますが、最近は、浴室などで干せるネットも登場して便利になっています。
乾いたバスタオルなどで覆って干すと速く乾きますよ。
学生服をクリーニングに出すとき
>>クリーニングに要する日数と料金
まとめ
では、おさらいです。
・学生服は、中性洗剤で洗う。
・洗濯機の場合は、「手洗いコース」「ドライコース」などのソフト洗いのコースを選ぶ。
・絵洗いの場合は、脱水する場合も必ず押し洗いの要領でやる。
・水温は、30℃~60℃、ウール混は30℃以下。
・上はハンガー掛けで、下は裏返して吊り干し、必ず風通しの良い日陰で干す。
・風通しの良い日陰がない場合は、浴室などで乾いたバスタオルで覆って干す。
いかがでしょうか?
難しそうに感じていた学生服の洗い方ですが、こうしてみると意外と簡単ではなかったですか?
是非、おうちで挑戦してみてくださいね!