一週間あまりの遠方への出張や旅行など出掛ける用事があると、つい冷蔵庫の中の整理が疎かになってしまうことはありませんか?
卵の賞味期限は生卵なら10日以上でも大丈夫だと聞いたことがあります。
10日前の卵は大丈夫なのか、生卵で食べなければゆで卵や玉子焼きなど、火を通せば10日前の卵でも食べられるのかと迷いますよね?
そこで、生卵を冷蔵庫で保存しておく場合の賞味期限はいつまでかといった、生卵に関する情報をご紹介いたします!
卵の賞味期限は10日以上ある?
賞味期限とは、「おいしく食べられる期限」を意味しており、「安心して食べられる期限」である消費期限とは違います。
卵は無菌状態で殻に包まれており、殺菌作用があるリゾチームという酵素成分が含まれています。
そのため、簡単に腐ってしまうものではなく、卵は意外に日持ちする食品ともいえます。
お店で市販されている卵は、卵の保存温度と生食できる日数から算出されるよりも短い日数を賞味期限として設定しています。
だいたい2週間の日付を表示して販売していることが多いので、卵の賞味期限は10日以上あるといえるでしょう。
加熱調理、70℃で1分以上、他の食材と混ぜる場合は75℃で1分以上などをして食べる場合は、この賞味期限を1、2日過ぎていても卵を安全に食べられる可能性が高いです。
生卵の賞味期限は冷蔵庫に入れておくと長い?
36度の環境下で1日置かれた卵はサルモネラ菌が食中毒を起こすほど増殖したという結果が出ています。
サルモネラ菌が増殖するという環境を考えると、食品衛生法にも則って、殻つきの生卵は10度以下で保存することが、長期間保存できる方法であるといえます。
なので、生卵を冷蔵庫に入れることは保存方法としておすすめです。
ちなみに、生卵を保存するときは、卵のとがった方を下向きに保存するとよいでしょう。
丸くなっている方には卵の気室(卵殻膜が2枚に分かれてできる空所)があります。
そこを下にすると、卵黄と気室内の空気が触れやすくなって細菌が入り込む可能性が高くなってしまうのです。
そのため、冷蔵庫の中には殻の強度があるとがった方を下にして入れることで、長期間安全に保存できるわけです。
生卵の賞味期限はいつまで?
卵が生で安心して食べられる賞味期限は、日本卵業協会によると
『7月から9月までの夏場で産卵後16日以内』
『4月から6月の春と10月と11月の秋は25日以内』
『12月から3月までの冬場は57日以内』
といわれ、食中毒防止の観点から、サルモネラ菌の増殖が起こらない期間を基準に設定しているそうです。
下痢や吐き気をもよおすサルモネラ菌にあたらないよう、気を付けましょう。
卵の賞味期限や冷蔵庫での長期での保存方法を守って、生卵でも、卵料理でも、おいしく食べられるのがよいですよね。
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まとめ
卵の賞味期限と保存方法を知って、おいしく食べましょう!
卵の消費期限は、季節の違いはあると思いますが、賞味期限から一週間から10日ぐらいまでとされています。
しかし、10℃以下で保存しているという状態がこの場合は必須条件です。