寒い冬もやっと終わるようで、お店には春の野菜がたくさん並ぶようになりました。
旬を迎えた野菜もあり食卓も賑やかですが、春野菜特有の苦みや香りが不評の家庭もあるようです。
多少の苦みがあっても栄養さえあればと思いますが、春野菜には実際どのような栄養があるのでしょうか?
春野菜の栄養と苦みについてまとめましたのでご紹介します。
春野菜にはどんな栄養が含まれている?

春野菜には、冬の間に溜まりやすい余分なものを外へ出したり、体調を整えたりするのに役立つ栄養素が多く含まれています。
代表的な春野菜には、アスパラガス・ふきのとう・菜の花・たけのこ・新玉ねぎなどがあり、独特の苦味や香りが特徴です。
・カリウム
体内の余分な塩分を排出し、むくみ対策や体のバランスを整える働きがあります。
卵100gあたりのカリウムは約130mgですが、たけのこは約470mg、ふきのとうは約440mg、セロリは約410mgと、春野菜には比較的多く含まれています。
・葉酸
葉酸は、体のコンディションを整えるのに欠かせない栄養素のひとつです。
卵100gあたりの葉酸は約45μgに対し、アスパラガスは約190μg、菜の花は約340μgと、春野菜は葉酸を多く含むものが多いのが特徴です。
・ビタミンC
ビタミンCは、季節の変わり目の体調管理や、すっきりした毎日をサポートする栄養素です。
卵100gあたりのビタミンCは約2mgですが、菜の花は約160mg、アスパラガスは約14mg含まれています。
一部の栄養素だけを見ても、春野菜には冬の体調を整えるためにうれしい成分が多く含まれていることが分かります。
一方で、春野菜には「苦い」「香りが強い」と感じるものが多いのも特徴です。
では、なぜ春野菜にはこのような苦味や独特の香りがあるのでしょうか?
春野菜が苦いと感じる理由

春野菜を食べて「なんだか苦い」「香りが強い」と感じたことはありませんか。
春野菜が苦く感じられるのには、いくつかの理由があります。
冬野菜との味の違い
冬野菜は、寒さから身を守るために糖分を蓄えやすく、甘みを感じやすいのが特徴です。
そのため、甘い冬野菜に慣れた後に春野菜を食べると、苦味や香りが強く感じられることがあります。
春野菜がもともと持つ成分
春が旬の野菜には、もともと苦味や独特の香りを持つものが多くあります。
これは、植物が害虫や外敵から身を守るために作り出す成分によるものだと言われています。
こうした成分が、春野菜特有の「苦味」や「春らしい香り」として感じられるのです。
苦い野菜ランキング|春に食べておきたいTOP5

春野菜には、独特の苦味や香りを持つものが多くあります。
ここでは、春野菜の中でも「苦味を感じやすい」と言われる代表的な野菜をランキング形式で紹介します。
1位:ふきのとう
春野菜の中でも特に早く芽を出し、強い苦味が特徴の山菜です。
春の訪れを感じさせる代表的な野菜として知られています。
天ぷらや塩ゆでにすると、独特の苦味と香りを楽しめます。
2位:セロリ
独特の香りとほろ苦さがあり、好みが分かれやすい野菜です。
春野菜の中でも香りの個性が強いのが特徴です。
生のままサラダにしたり、刻んでスープや炒め物に使われます。
3位:たらの芽
アクと苦味が強く、生食には向かない山菜です。
春ならではの味として、季節を感じやすい食材です。
天ぷらにすると、苦味と旨味のバランスがよくなります。
4位:菜の花
ほろ苦さとやわらかな食感が特徴の春野菜です。
スーパーでも手に入りやすく、春野菜の代表格です。
おひたしや和え物、パスタなど幅広い料理に使われます。
5位:にら
苦味というよりも、香りの強さが印象的な野菜です。
春先に出回ることが多く、食卓のアクセントになります。
卵とじや鍋、味噌汁の具など、定番料理で親しまれています。
このため春野菜の苦味は、体が季節の変化を感じ取るサインのひとつとも言われています。
菜の花は調理方法によって苦味が和らぎ、子どもでも食べやすくなります。
まとめ
春野菜は、冬野菜に比べて苦味や香りが強いものが多く、「食べにくい」と感じる方も少なくありません。
しかし、その苦味には季節ならではの特徴があり、調理方法や食べ方を工夫することで、ぐっと食べやすくなります。
ランキングで紹介した野菜も、天ぷらや和え物など料理に合わせて選ぶことで、春らしい味わいを楽しめます。
「苦いから避ける」のではなく、春ならではの野菜として上手に取り入れてみてください。