春の野に咲く花はたくさんありますが、中でも菜の花はとても光沢のある黄色が鮮やかで綺麗ですよね?
菜の花って、お料理にも使われているのをご存知の方も多いと思います。
私が実家に帰ると、母がよく「菜の花のお浸し」を作ってくれます。
その菜の花はスーパーマーケットでも売られていますが、野原に咲くような菜の花は食べられるんでしょうか?
ここでは、スーパーマーケットに売られている菜の花との違い、菜の花の人気レシピと小さい子供はいつから食べられるのか?
子供も大人も食べられる簡単に味付けできる調理方法や美味しいメニューを紹介します。
菜の花のレシピで人気の子供が喜ぶメニュー
野原に咲く菜の花が食べられるかどうかは、結論から言うと、野に咲く菜の花でもスーパーマーケットで売られている菜の花と種類が同じであれば食べられます。
スーパーマーケットで売られている菜の花はアブラナ科の植物ですので、野に咲く菜の花もアブラナ科であれば食べられるといいます。
ただ畑などで咲いている菜の花はいわゆる雑草となります。
畑に咲くということは農薬とか掛かってる可能性もあります。
畑以外でも道端に咲いてるものは何が吸収されているか分からないですから、私はおすすめできません。
その点、一般にスーパーマーケットで売られている菜の花は食用に育てられているため安心して食べられますよね。
その食用の菜の花で、小さい子供でも食べやすい美味しい菜の花のレシピをご紹介します!
【菜の花のツナマヨ和え】
<材料>
・菜の花=約150g
・めんつゆ(2倍濃縮)=大さじ1
・ツナ缶(小)=1/2缶
・マヨネーズ=小さじ1強
・いりごま=適量
<作り方>
① 沸騰したお湯に塩一摘み入れて、菜の花を茹でる。
② 茹で終わったら、水気を切り絞る。
③ 2~3㎝位の幅で切って、めんつゆで和える。
④ ツナ缶とマヨネーズを混ぜて、②と合わせ和える。
⑤ お好みでいりごまをふる。
ポイントは、使うめんつゆによって量は調節してください。
マヨネーズはお好みで増やしてもいいです。
【レンジで作る菜の花のおひたし】
<材料>
・菜の花(15㎝程のもの)=10本
・塩=一摘み
・きび砂糖=小さじ1/2
・すりごま=適量
・醤油=適量
<作り方>
① 菜の花を洗って、根元を切り落として3等分する。
② タッパに入れて、塩一つまみ、きび砂糖小さじ1/2を全体に振りかけてから蓋(またはラップ)をして、600Wのレンジで2分加熱。
③ お皿に盛り、いりごまや醤油を掛けて頂く。
きび砂糖がなければ、普通の砂糖でもOKです。
砂糖の甘さは、出来上がり時も感じませんし、冷蔵庫で冷やすと味が落ち着きます。
作り置きOKです。
【菜の花炒め卵丼】
<材料>
・ご飯=適量
・菜の花=1/2束
・ベーコン=30g
・玉ねぎ=1/4個
・卵=2個
・オリーブオイル=大さじ1
・醤油=小さじ1/2
・塩=一摘み
・胡麻=少々
<作り方>
① 菜の花は15㎝程の長さに切る。
② ベーコンは短冊切り、玉ねぎはみじん切りにする。
③ フライパンにオリーブオイルを入れて熱し、ベーコンを炒める。
④ 菜の花を入れて塩・胡麻少々を振り、中弱火で火が通るまで炒める。
⑤ 醤油を回しかけ、火を止める。
⑥ ご飯を盛り、上に乗せる。
⑦ フライパンを軽く拭いて、残りのオリーブオイルを入れ、中火で玉ねぎを炒める。
⑧ 玉ねぎが透き通ってきたら、溶き卵を入れ、塩・胡麻を振り、半熟になったら⑥に乗せる。
ポイントは、菜の花が柔らかくなるまで炒めることです。
どれも簡単で手軽に作れますよ!
菜の花は子供がいつから食べさせられる?
食用の菜の花は、花が咲く前のつぼみの状態の時のものです。
子供が食べるとすると、いつから食べさせても大丈夫なんでしょうか?
子供が食べられる時期は意外に早く、離乳食を食べ始める時期、生後5~6ヶ月の頃から大丈夫です。
食用の菜の花はアクが少ないので、意外と早い時期から食べられるんですね。
では離乳食として食べさせる場合、どのように調理したらいいのでしょうか。
基本は、とにかくよく茹でることです。
その際、塩茹ではしません。
離乳食の本にも書いていますが、赤ちゃんには素材そのものの味を味わってもらうために、わざと調味料などは使いません。
そしてよく茹でたり煮たりして、柔らかくすること。
「でもあまり茹でると、栄養分が流れてしまわないか心配」と思いがちです。
しかし、赤ちゃんの離乳食というのはもちろん栄養も大事なのですが、まずは食べ物の素材を味わってもらう事が大事なんです。
食感だったり、香りだったり、もちろん目で見る食べ物の色や形などが重要です。
大人でもそうですが人は食べ物を美味しいと思う要素は、そうした視覚・味覚・嗅覚で初めてその食べ物が美味しいと感じます。
当然マズイと感じるのも、この視覚・味覚・嗅覚によって認識されるのです。
なので、まずはそうしたことを覚えてもらう期間ですね。
もう一つは、赤ちゃんは生まれてからずっとお母さんのおっぱいを飲んでいます。
なので、急にそれ以外の味が入ってくることは、赤ちゃんの身体にはまだ刺激が強すぎるんですよね。
だから味付けはしないのです。
食べ物が入ってくること自体、赤ちゃんにとっては初めてのこと。
ですから、食べるという事を覚えて貰う期間と捉え、この時期は栄養面はあまり意識しなくてもいいのです。
柔らかくした菜の花は、すりつぶしてお粥に混ぜたりうどんを煮込む時に一緒に煮込んだりすれば、菜の花のアクやえぐみは比較的抑えられると思います。
菜の花レシピで人気の簡単な味付け方法
こちらでは離乳食ではなく、大人も食べられる尚且つ味付けも簡単に作れる方法をご紹介します。
【菜の花の卵とじ】
<材料>
・菜の花=1/2束
・卵=2個
・塩、こしょう=適量
・油=適量
<作り方>
① 菜の花は、塩を入れた熱油でさっと茹で、水にさらす。
② 菜の花を絞り、食べやすい大きさに切る。
③ 油を熱したフライパンに入れて炒める。
④ ほぐした卵を流しいれ、大きく混ぜる。
⑤ 塩、こしょうで味を調える。
【菜の花とじゃがいもの炒め物】
<材料>
・菜の花=1束
・新じゃがいも=4個
・ウインナー=4本
★バター=大さじ1
★砂糖=小さじ1
★醤油=大さじ1
★ブラックペッパー=少々
★バジル=少々
<作り方>
① じゃがいもは皮をむき、4等分に切って茹でる。
② 菜の花は、1分ほど茹でて3㎝幅に切って水を切る。
③ ウインナーは斜めに薄く切る。
④ フライパンにバターを入れ、ウインナーを炒める。
⑤ ④にじゃがいもと菜の花を入れて炒める。
⑥ ★を入れて、混ぜれば出来上がり!
【菜の花とコーンのバター醤油炒め】
<材料>
・菜の花=200g
・コーン(冷凍)=50g
・バター=10g
・醤油=小さじ1/2
・塩、こしょう=少々
<作り方>
① 菜の花は洗って向きを揃える。
② お鍋に菜の花が半分浸かる位のお湯を沸かす。
③ 菜の花を入れて、20秒ほど茹でる。
④ 残りの葉の部分も浸けて10秒ほど茹でて水にさらす。
⑤ 水を絞って3㎝に切り、さらにギュッと絞って水を切る。
⑥ フライパンにバターを溶かす。
⑦ 冷凍コーンを入れて炒める。
⑧ コーンに火が通ったら、菜の花を入れて塩、こしょうして炒める。
⑨ 醤油を入れて、少し炒めて出来上がり!
いかがですか?これも、簡単でおかずにもう1品足したい時などにササっと作れそうですよね?
まとめ
菜の花といえども、畑や野原に咲いている菜の花を摘んで食べるより、食用の安全なものの方が安心です。
赤ちゃんにも早い時期から与えて春を体感してもらいましょう。
いろいろな菜の花レシピを紹介しましたが、全体的に菜の花の人気メニューは和え物やお浸し系が多いいのは、菜の花そのものが春の味を楽しめる食材だということでしょうね。
是非、お試しくださいね!