母乳をよく出すためにお餅を食べていると逆に詰まるということも聞きませんか?
母乳のためのお餅の効果ってどうなのでしょうか。
「お餅を食べると母乳がいっぱい出る」?「お餅を食べると詰まる・乳腺炎になる」?という両者の説があってよく分からない!
お餅と母乳の関係とその根拠について調査してみましたので解説します!!
母乳は餅を食べると詰まるのよく出るのか
母乳をたくさん出す為にお餅を産後や授乳中に食べるとよく出るという意見の反面、「お餅を食べると詰まる」というのも個人差はあります。
たしかにお餅を食べると「お乳が張る」「母乳が出やすくなった」との声もあります。
とは裏腹に、「乳腺炎になった」「お乳が張りすぎて痛い」「どろどろの母乳が出る・・」という声もあります。
ではなぜ、お餅を食べるとお乳に影響が出るのでしょう。
母乳に餅が与える効果はなに?
母乳にお餅が与える効果はどうなのかですが、実際に私はお餅を食べて母乳量がふえました。
それは、お乳を生成するためにはカロリーが必要とされますので、お餅は母乳を作るのに絶大な効果があるんです!
ただ、昔ながらの話ですと「栄養・腹持ちがいい・エネルギーを作るたべもの」として「お餅をたくさん食べなさい!」となるのですが・・・
現代人のほうが普段から栄養たっぷりな物を食べて生活しているので、頑張って食べなくてはいけない食材ではないんですね。
反対に「お乳が詰まる」説についてですが、母乳を出さないと・・・
という使命感で一気にたくさん高カロリーなお餅を食べ続けることで母乳が濃くなり、ドロドロになり乳腺炎・乳口炎へまっしぐら。
母乳の質が悪くなるはこういったことですね。
これはお餅に限らず、「お赤飯」「おこわ」などももち米を用いた食べ物には気をつけましょう。
ここで、私の体験談として少しお話させてもらいます。
産後、退院してから祖母の家で生活していたのですが、やはり、食卓にお餅を並べてくれました。
当時私はあまり食欲がでず、少しずつしか食べられませんでしたが、お餅を1日1回ひとつ食べていました。
入院中ほんのわずかしか出なかった母乳も2時間、昼寝しただけなのに服までお乳でびっしょりするくらい出るようになりました!
産後2ヵ月後には食欲ももどりお餅をやめていましたが
(お餅を焼くの面倒だし飽きたというのもありました・・・笑)
その後も余るほどではありませんが母乳がでていました。
私の場合は1度も詰まることもなく現在産後8ヶ月で卒乳しています!
授乳していた当時はお風呂でマッサージをするなど対策もしていたのもあるかもしれませんが、お餅を食べたから100%詰まるという訳ではありません。
個人差もありますが自分の体調をみながら、産後の授乳中にうまく摂取するとお餅はいい食材です!
餅が母乳に与える影響の根拠は?
お餅が母乳に悪影響が出ることもありますので注意ですよ!
その悪影響の原因はズバリ水分不足です。
お乳や母乳に影響がでてしまう根拠の前に、母乳の約88%は水分です。
次に多い成分として炭水化物が挙げられます。
お母さんは、赤ちゃんのためにお餅やお米を食べて母乳を出すために食べなくちゃ!
とがむしゃらにそれらだけを摂取しても水分不足の血液からできる母乳はドロドロの母乳・乳腺が詰まるなどの質の悪いとされる母乳になってしまうのです。
そこで気になるのが「ご飯ともち米そんな違うの?」と思いますよね。
「どっちも米じゃん」と。
実はかなり差があるのです。
ご飯(100g)168kcal
お餅(100g)235kcal
ご飯(100g)37.1g
お餅(100g)50.3g
お餅100gとは約2個分
ご飯100gとは約お茶碗1杯分です。
母乳は知ってのとおり血液から生成されます。
お米とお餅を同じ量食べたとするとかなりの水分不足だと言うことが分かりますよね。
母乳が詰まらないようにするための予防
●たっぷりの水分補給
●乳腺のマッサージ
それからここではお話していませんが、「冷え」にも気をつけてバランスの良い食事を取りましょう!
他にも赤ちゃんに影響しないおやつなどに関してはこちらを参考にしてください。
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まとめ
母乳をよく出すために食べるお餅も食べ方によっては乳腺(乳管)が詰まることもあります。
「お餅を食べると母乳がいっぱい出る」根拠や、「お餅を食べると詰まる・乳腺炎」になる根拠をお伝えししました。
母乳に対するお餅の効果はたっぷり水分を摂ることや、乳腺のマッサージで質の良い母乳が出るよう心がけてみてくださいね。
お餅だけに頼らず、母乳は水分から出来ている根拠をもとにバランスの良い食事をして、赤ちゃんをすこやかに育てていきましょうね。