マンションに住むと多くのメリットがありますが、当然デメリットもあり、その中の一つに結露があります。
特別マンションは気密性があって住宅内と外の気温差があるので、どうしても結露に悩まされ、水がポタポタ滴ったり、黒カビが発生したりします。
その結露を防ぐための対策や工夫で、黒カビの発生を防ぎましょう。
マンションの結露で黒カビが発生しやすいのは?
冬になるとマンションなどの窓ガラスや壁は、外が冷たく中は温かくなってしまいます。
そうして冷えた表面に空気中の水分が凝縮して水滴となり、窓ガラスなどに付着してしまうことを結露といいます。
そして黒カビは、養分(汚れ)が豊富にあり、室温が20度~30度程度で、湿度が65%以上だと発生し繁殖してしまうので、その条件にぴったりなのが、窓際など結露する場所です。
黒カビが発生すると、空気中に小さな黒カビの胞子が飛び交い、呼吸器系に入りこんで喘息になったり、アレルギーを引き起こしたりする原因にもなります。
ほおっておくと、健康被害の恐れもあるので注意が必要です。
マンションの結露対策は窓の内窓を断熱する?
結露を防ぐには、外と中の気温差を少なくすることも一つの方法で、換気を多くすることで可能になりますが、それでは外気温度と近くなって寒いですよね。
せっかく温かくなった部屋を冷やすのも考え物です。それではどうしたら、よいのでしょうか?
マンションの結露対策の基本は、窓ガラスや枠や壁を冷やさないことです。
例えば木材はガラスより断熱効果が高く冷えにくいので、結露はしにくいようです。
マンションの結露対策は、窓の内側を断熱することから始めましょう。
結露しやすいマンションの窓を工夫しよう
結露を防ぐ工夫として
窓にカーテンを付ける
ほとんど付いていると思いますが、窓ガラスと部屋とに空気の層ができます。
そして日中のカーテンは、必ず毎日開けましょう。
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部屋の湿度の調整
暖房を必要以上につけたり、加湿器を使いすぎたりないこと。
洗濯物の部屋干しをしない
乾燥機で乾かすのが理想的です。
しかし、エアコンをつけている場合は加湿効果も期待出来るのでむしろ良いともいえます。
エアコンの風を利用したり除湿器を使ったり短時間で乾かすことが理想的です。
部屋の換気
家具と壁に隙間を空け、収納内部は詰め込まないで、風通しを良くする。
除湿器を使用する
効果抜群ですが、電気代がかかります。
内窓を断熱する簡単な方法
断熱シートを貼る
ホームセンターなどに売っている市販のぷちぷちシートや断熱フィルムを貼り、窓ガラスの冷気を直接部屋の温度に触れさせないようにします。
吸水シートを貼る
断熱シートの隙間からはどうしても水滴が発生するので、窓ガラスの下部分に吸水シートを貼り水滴を吸水します。
窓をリフォームする方法
窓ガラスを二重ガラスにする
いわゆるペアガラスといわれる物で、1枚ものガラスを複層ガラスに交換します。
見た目は1枚に見えますが、構造は二重なので暖房効率が上がり暖房費の節約になります。
ただし、マンションではサッシ窓が共有部分のため、個人で窓自体を交換するのは難しいかもしれません。
サッシの窓を二重にする
今あるサッシの内側にもう1枚後付けする窓があります。
いわゆる内窓です。部屋の内部なのでオーナーによる取り付けは可能です。
まとめ
悩みの種の結露防止には、簡易なものから費用のかかるものまで方法はあるようです。
まずは、簡単で費用のかからない方法から始め、様子を見ながら工夫をしていくという方法が良いのではないでしょうか?
費用がかかっても構わないと言うことであれば、除湿器か窓サッシの二重化が、効果が見込まれると思われますので、おススメします。