お正月には定番の食べ物の中で大人も子供も老人や高齢者が大好きなのはお餅ですね。
お餅は、お雑煮にしたり、磯辺焼きにしたりと食べ方はいろいろありますが、そのお餅で心配なのは、老人がお餅を喉につまらせて病院に搬送される事故です。
お餅以外でも、団子や大福などやはり粘り気の強い食品による事故もあとを絶ちません。
そこで、高齢者が餅を食べるとき喉につまらない方法や食べ方、喉につまらない餅などをご紹介します。
正月の餅で老人や高齢者が事故につながらないように!
お正月に多いお餅による誤飲事故は、東京消防庁調べによりますと、過去10年の間でも100人を下りません。
過去5年間の月別で見ても、2月や12月は60人ほどですが、1月では200人を超えています。
やはりお正月にお餅を食べていての事故が圧倒的に多いのです。
東京消防庁の調べのなかで、お餅による誤飲事故の多くは主に12月~1月の年末年始が圧倒的とされています。
年齢も、60代~80代の老人や高齢者が多いです。
お年寄りがいらっしゃる家庭では、餅を喉に詰まらせることには特に注意したいですね。
高齢者の餅の食べ方の注意点
小さいお子さんでも注意が必要ですが、特にお年寄り、高齢者や老人の場合は飲み込む力や噛む力が弱くなります。
合わせて唾液の分泌量も少ないので、咀嚼してある程度、物を柔らかくするのも時間が掛かります。
こうした場合のお餅の食べ方は、お餅は小さく切って飲み物と一緒に食べるようにしましょう。
そして高齢者がお餅を食べる時は、必ず誰かと食べることです。
ご家族の方が一緒にいる時が望ましいですが、同じ家にいても高齢者が自室など一人でお餅を食べるのは危険です。
必ずお餅は家族がいる部屋で一緒に食べるように決めましょう。
餅を喉につまらないように食べる工夫
お餅を上手に食べる方法をまとめてみました。
・小さく切って食べる
・飲み物と一緒に食べる
・家族がいるところで食べる
・よく噛んで食べる
など、主にこの4つが大事です。
小さく切るとはどのくらいかというと、よく言われる「一口大」ですね。
そして飲み物と一緒に食べる。
これにはお雑煮が一番いいですね。お雑煮はお汁も一緒に飲むことになるし、お野菜も入っているのでお餅を食べ過ぎないで済みます。
そして、ゆっくりよく噛んで食べる。
その時は必ず、ご家族や親しいお友達と一緒に食べましょう。
もう一つ注意する点としては、お喋りしながら食べるという行為。
お正月ですから、家族みんなで楽しくお喋りしながら食べたいですよね?
しかし、食べる行為とお喋りする行為を両方するのは、実は老人や小さいお子さんなどには、とても難しい行為になります。
よく小さいお子さんが、何か食べている時は凄く静かになるってママさんたちが言いますよね?
あれは正に食べるという行為に集中しているからです。
老人や高齢者と呼ばれる歳になると同じく、噛む力や飲み込む力が弱い上に話すというのは、大変な作業なんですよね。
その点をよく理解して、高齢者や子供が物を食べている時は、あまりむやみに話し掛けたり、返事を急かしたりせず、落ち着いて聞いてあげましょう。
喉に詰まらない餅も市販されていますので、こちらの記事を参考にしてくださいね。
またゆっくり食べらながら話したい時に話せる、そういう雰囲気作りをすることも大事ですね。
まとめ
お正月から口にする事の多いお餅です。
喉にお餅を詰まらせて事故になるような事にならないためにも、安全に食べやすい大きさに切るなどの事前の準備。
そして、食べる環境や状況にも十分配慮しながら、おいしく食べて、また1年元気に過ごしたいものですね!