それほど立派ではないけれど、ホームセンターなどで購入した神棚を自宅に置いている家は多いですよね。
購入したからには、日頃からお祀りしている神様に、神社でお参りするようにきちんと拝礼してお供えをしましょうね。
そのような功徳をすることが肝心ですよ。
ところが、同居している親など身内が亡くなってしまったときは、神棚にあることをしなければなりません。
それは、死に関わる穢れから神様を守るため、神棚を封じるということです。
でも、親が同居している場合はよいですが、別居の場合にはどうするのでしょうか?
これらの注意点や疑問について、お答えします。
親が亡くなった場合の神棚封じはどうする?別居していても必要?
基本的に神棚封じをするのは、故人が住む家の神棚が対象です。
そのため故人と親子関係であっても、親と別居している自宅の神棚については、関係ありません。
いつものように、お供えやお参りしても差し支えはありません。
しかし親と別居しているが、親の住んでいた家ではなく、息子や娘の自宅で遺体を安置、納棺、法要などを行う場合には、自宅の神棚を封じてください。
例えば、親が老人ホームなどにいた場合がありますね。
喪中の神棚で控えることは?別居していた親が他界した場合
神棚封じをするときは、榊、水、塩、酒などのお供えを全て取り出し、扉を閉めて神棚の前に白い半紙(コピー用紙でも可)をペタッと貼ります。
また封じている間は、お供えやお参りなど一切控えます。
いつまで神棚封じをしておくのかについては、理由と共にこちらで紹介しています。
神棚封じは、身内がするのが絶対だめではないですが、できれば故人の身内以外の第三者に封じてもらった方が良いです。
なるべく故人と、関係が薄いと思われる人ですね。
同居ではなく別居している親が他界したときは、自宅で神棚封じはしないので、日頃とおりの生活でよろしいですよ。
神棚封じを別居していても行うのは何等親まで?
別居している場合は、神棚封じの必要はありません。
参考ですが、一般的に同居している場合の神棚封じは次の1~2等親のときに行います。
1等親
父母、養父母、夫本人、子(養子を含む)
2等親
父方の祖父母、嫡母(父の正妻)、継母(嫡子から見た父の後妻である正妻)、伯叔父姑(父方のおじ・おば)、兄弟、姉妹、夫の父母、妻、妾、姪(兄弟の子である甥・姪)、孫(息子の子)、子の妻
基点は夫(本人)です。
現代では親等の方が使われていますが、両方を混同している人は多いですね。
神棚封じを行う範囲は、地方により等親の範囲が異なることもあるので、地方地域の習慣に従ってくださいね。
まとめ
神棚封じを行うのは、同居する身内が亡くなったときに行うということですね。
身内の範囲についても一応の決まりがあるのを、知っておきましょう。