食後、寝てはいけない状況なのに眠気に勝てず苦労したなんて経験ありませんか?
食後の眠気が毎回続くと本当に辛いですよね。
あまりにひどい場合は病気の可能性もあるんです!
まず、どんな病気が考えられるのかを知っておきましょう。
併せて食後に眠気がひどくなる理由、眠気対策に効果のある鉄分についても紹介します。
食後の眠気がひどい病気はなにがあるのか
食後の眠気があまりにも異常で、起きていられないような場合に考えられる病気には
・ナルコレプシー
の2つがあります。
1つずつ説明します。
<糖尿病>
血糖値を下げるために働いているインスリンが上手に働かなくなってしまう病気です。
糖尿病だと、食後血糖値が下がらずに高血糖の状態が続いてしまいます。
高血糖状態だと倦怠感や眠気を強く感じやすいのです。
糖尿病は遺伝する場合が多く、身内に糖尿病の方がいる場合はよりリスクが高まります。
私も父親が糖尿病なので、定期的に検診を受けています。
不安な場合は、1度糖尿病内科を受診してみましょう。
<ナルコレプシー>
日中に居眠りを繰り返したり、激しい感情によって発作的に急に力が抜けてしまうような症状を起こす病気です。
脳内の神経細胞が障害を受けて起こると考えられていて、睡眠障害が見られます。
この睡眠障害によって異常な眠気が引き起こされているかもしれません。
こちらは神経内科への受診が望ましいです。
次に、病気ではないのに食後の眠気が異常になってしまう理由について見ていきましょう。
食後の眠気が異常なのはなぜ
食後に眠気が生じる原因はいくつか考えられます。
・副交感神経の働きによるもの
食後、消化のために消化管の動きを促進させるのが副交感神経です。
この副交感神経が交感神経よりも優位になると、身体がリラックス状態になります。
これによって眠気が生じる場合があると考えられます。
・インスリンの働きによるもの
食事によって血糖値が高くなると、それを下げるためにインスリンが働きます。
このインスリンが強く働くと一時的な低血糖を起こすことがあります。
エネルギーの源であるブドウ糖が体内に不足すると、脳の働きも悪くなってしまうために眠気が生じる場合があると考えられています。
・オレキシンによるもの
食べ物の摂取に関わる脳内覚醒物質がオレキシンです。
オレキシンが脳内に増えると、食べ物の摂取量も増えます。
食後は食事中に増えたオレキシンがバランスをとるために減り、それが原因で眠気が生じると考えられています。
最後に、食後の眠気に鉄分が効くかどうかについてみていきましょう。
食後の眠気に鉄分が効く理由
これは食後に限った話ではありませんが、貧血の症状の1つとして“異常な眠気”があります。
貧血まではいかなくても、体内の鉄分が不足していると頭がぼーっとしたり、眠気が出る場合があります。
鉄分はミネラルの中でも吸収が悪く、不足しがちな栄養素と言われています。
普段から鉄分を摂取するように意識すれば頭が冴え、眠気も感じにくくなる効果が期待できるでしょう。
レバーや赤みのお魚、お肉から鉄分を摂取できますよ。
まとめ
食後の異常な眠気で考えられる病気、原因、鉄分の効果について紹介しました。
あまりにも改善が見られず、不安になるようでしたら一度受診してみるのも方法の1つです。
食後の眠気を気にせず、楽しい食事ができるようになるといいですね。