今年も街がクリスマスの装飾によりきらめき出す季節がやってきました。
ご家庭でも、クリスマスになるとツリーなどを飾る人は少なくないと思いますが、なぜクリスマスにツリーを飾るのかご存じですか?
意外と知られていないクリスマスツリーの飾り付けをする意味や、なぜもみの木なのか、子供や幼児が喜ぶ飾り付けアイディアや方法などをご紹介いたします。
クリスマスツリーの飾りの意味と発祥とその歴史
クリスマスツリーといえば、ヨーロッパ地方が発祥のイメージがありますよね。
諸説はありますが、正確にはヨーロッパのドイツが発祥の地とされています。
8世紀にさかのぼるドイツには、オークと呼ばれる(ナラの)木を崇拝し、幼児をいけにえとするドルイド教団員という人たちがいました。
そこへ、イングランドから来たキリスト教の伝道者がその崇拝を止めようと、森の中に生い茂るオークの木を切り倒します。
しかし、他のさまざまな多くの木が倒れたなか、1本の小さなモミの木だけ奇跡が起こったように残っていました。
その奇跡を記念して、ドイツではクリスマスにはモミの木を植えるようになりました。
また、16世紀、マルチン・ルターという人が、クリスマスイブの礼拝の帰り道、森の中で常緑樹の枝の間から輝く星たちを見ました。
この光景を子供たちにも見せたいと思ったルターは、家の中に木を持ち込み、火を灯したろうそくを枝にくくりつけました。
そのことから、ドイツではクリスマスツリーにキラキラとしたオーナメントを飾り付ける習慣がつきました。
日本にこの習慣が伝わったのは、1860年プロイセン王国の使節オイレンブルクが公館にクリスマスツリーを飾ったことがきっかけとされています。
クリスマスツリーの飾りを手作りして子供が喜ぶデコ方法
クリスマスが近づき、ウキウキな気分の子供たちを見ていると、お父さん、お母さんも嬉しい気持ちになりますよね。
子供と一緒にするクリスマスツリーの飾り付けは、きっと楽しいはずです。
オーナメントなどの小物を手作りすれば、世界で一つの特別なクリスマスツリーが出来上がります。
フェルトを好きな形に切ったり、折り紙で雪の結晶を作ったり、子供でも簡単に作れます。
羊毛フェルトなども意外と簡単にできますよ。
コロコロするのは子供がして細かい作業はお母さんと一緒にするなど、思い思いのオーナメントを好きなように飾り付けましょう。
|
大きなツリーだとどうしても場所を取ってしまうので、壁を使ってツリーを作る方法もあります。
布をツリーの形に切り、それを壁に貼り付けます。
|
そこに、手作りしたオーナメントを貼り付けていけば、平面だけど可愛いツリーの出来上がりです。
布をツリーの形に切ることが難しい場合は、最近ではこのようなまるでクリスマスツリーそのもののタペストリーなども人気です。
こういったものなら、場所も取らないうえにイルミネーションで飾り付けもできます。
小さな子供がいる場合、倒してしまう危険性もないので安心ですね。
クリスマスツリーと飾りはアイディアいっぱい子供も喜ぶ方法
一般的には、クリスマスツリーに飾るオーナメントは、星やキラキラした球体、プレゼント、靴下などがありますが、写真を飾ってみても素敵です。
その年に行った旅行、誕生日、何でもない時の写真、赤ちゃんの時の写真。
クリスマスが終わればすぐにお正月の準備で1年を振り返ることもままなりません。
そこでクリスマスツリーのオーナメントで家族の1年を振り返るなど素敵なアイディアですよね。
子供と一緒に飾り付けしながら、「こんなことがあったね」などと会話も弾むことでしょう。
一年間を振り返りながら、素敵なクリスマスを過ごすことができるいいアイディアではないでしょうか。
クリスマスツリーを飾る意味と子供と手作りのデコアイディアのまとめ
何気なく毎年飾っていたクリスマスツリーですが、その意味などを知ると今年は特別なツリーにしたいという思いが芽生えてきます。
いろいろな飾り方がありますが、家族で一緒に飾るツリーは素敵な思い出の一つとなるでしょう。
ますます寒くなる季節ですが、オリジナルのツリーとともに温かいクリスマスを過ごせるといいですね。