多くの人と年賀状のやり取りをする方は、年末が近づいてくると、毎年何枚かの喪中はがきが届きますよね。
それが、ご自身の身内や親戚が亡くなったときには、今度はご自身の方が、喪中はがきを出さなければならないと思います。
今回は、身内の中でも兄弟姉妹や義理の兄弟姉妹が亡くなった時の喪中はがきについて、続柄、月日や連名の書き方を文例でご紹介します。
喪中はがきが兄弟の時の文例
亡くなった人が兄弟姉妹のときの一般的な文例は、
②本年▲月「姉 恵美」が▲歳にて永眠いたしました
③生前賜りましたご厚情に深謝申し上げますと共に
④明年も変わらぬご交誼のほどお願い申し上げます
⑤平成▲年▲月
⑥住所・氏名
②「姉 恵美」は差出人との続柄と名前を書きます。
姉が結婚しているなど名字が違うときは、「姉 山田恵美」などフルネームで書いても良いでしょう。
義理の関係なら「姉」を「義姉」にした方がわかりやすいです。
③④も定型が多く、「永年にわたるご厚情を深く感謝致すと共に皆様のご健勝をお祈り申し上げます」など、日頃の交際への感謝や相手先の無事を祈る言葉を書きます。
⑤の差出月は、通常11月末か12月に出します。
喪中はがきを連名で出すときの続柄の書き方
年賀状なら、同居家族も連名で書いたりしますが、喪中はがきは子供の名前を書かないほうが良いでしょう。
そして、亡くなった人との続柄は、夫婦連名のときは夫からみた続柄で書くことが分かりやすいです。
夫の姉だと「姉 恵美」「姉 山田恵美」です。
しかし、妻の姉のときは「義姉 恵美」、「義姉 山田恵美」、「妻の姉 恵美」、「妻の姉 山田恵美」と書きます。
喪中はがきの文例を連名にする場合と月日の書き方
差出人の氏名は、独身者は個人名で、夫婦のときは連名で出します。
また喪中はがきは、喪中に出すのだから兄弟姉妹のときは90日が喪中なので、期間を過ぎたら出す必要はないという意見もあります。
昭和22年頃までは服忌令という法律があり、続柄によって喪中期間が定められていました。
父母や夫は13カ月、兄弟姉妹は90日などですが、現在は廃止されているので、自分の判断しても構いません。
例えば3月に姉が亡くなったときは、6月が来たら以前の法律でいう喪中期間の90日は過ぎますが、期間が過ぎたからといって、すぐお祝い事を平気で出来るわけではないでしょう。
喪中はがきを出す続柄であれば、しばらくは悲しみに暮れると思います。
結果として、喪中はがきを出す人の考えなので、90日にこだわる必要はなく、亡くなった人の亡くなった月日を入れるのも、入れないのも自由です。

ただし、受け取った側は故人が亡くなった月日や年齢について、知りたいとおもうのが一般的なので、入れたほうが親切です。
世間では通例となっていますが、一般的な喪中の続柄の範囲と言われる二親等までは、一年間を喪中と考えている方が多いようです。
詳しい喪中や忌中の期間はこちら
兄弟の喪中はがき文例と連名や続柄と月日の書き方のまとめ
喪中はがきは、差出人が一方的に出すものです。
喪中はがきには、喪中であること、年末年始のお祝いのご挨拶の欠礼。
亡くなった人との続柄、名前、亡くなった月日、年齢、年始状に代わる挨拶など必要な項目が書いてあれば、基本的にOKです。
あまり悩まずに、気持ちを伝えましょう。