年始にはお世話になった方々へ、新年のご挨拶として年賀状を出すのが、毎年行われている日本の風習ですね。
でも時として、家族の不幸と重なってしまうこともあります。
そんな時は私も経験がありますが、喪中になりますから年賀状は出さないものですよね。
では、年の暮れに赤ちゃんを出産したばかりという場合はどうでしょう。
何もなければ、年賀状で出産報告したいところですが、喪中の場合は、報告のタイミングとしては寒中見舞いという手があります。
しかし、喪中だから寒中見舞いで出産報告する場合、赤ちゃんの写真を入れてもいいのか?文例や疑問を解消していきましょう!
喪中のため寒中見舞いで出産報告をする時の文例
そもそも寒中見舞いとは、いつごろどういう目的で出すものなのでしょう。
現代では、お正月が空けた1月7日(松の内)までに出せなかった(喪中や出しそびれたなど)場合の、年賀状の返礼に使われることが多くなりました。
寒中見舞いを送る期間としては、暦では立春とされる2月4日頃までです。
暑中見舞いと同じく「季節の挨拶と、相手の健康を喜ぶ、(または相手の体調を気遣う)ための見舞い」です。
出産が年の暮れだった場合は、出産報告するタイミングとしてはこの寒中見舞いがベストですね。
ただ喪中であることと、相手の体調を伺うお見舞いが前提であるため、あまり派手に喜びを表現するのはお勧めできません。
寒中見舞いの書き方としては、
1季節のご挨拶
2相手の健康を伺う
3年賀状を出せなかった理由とお詫び
4出産報告(控えめに)
5締めのご挨拶
寒中見舞いの文例を上げてみますと、
寒い日が続きますが、皆様におかれましては
お変わりなくお元気でお過ごしのご様子、
心よりお喜び申し上げます。
さて、私事で恐縮でございますが、昨年〇月〇日
父(母)・○○が永眠致しました。
そのため、お返事が遅れましたことをお詫びいたします。
時を同じくして、私は昨年、長男(長女)を授かりました。
本年も家族ともども、変わらぬお付き合いのほど、
よろしくお願いいたします。
年賀状に対するお礼文としての寒中見舞いの例文はこのようになります。
喪中で寒中見舞いに出産報告写真を使うのはマナー違反?
寒中見舞いでは近況報告も兼ねていますので、出産報告をすること自体、珍しいことではありません。
可愛い子供の写真、眠ってる写真や笑った瞬間のベストショット!
なんて見ていたら、あれもこれもと何枚も載せてしまいたくなりますよね。
ただあくまで喪中であることを忘れてはいけません!
ここでは控えめに、赤ちゃんだけの写真より家族写真を1枚載せるくらいがいいでしょう。
寒中見舞いで喪中を伝える文例と友人に使えるカジュアルな定型文
喪中だったことを伝える文例としては、先にご紹介した【貰った年賀状の返事】の文例で問題ありません。
でも、気心知れた親しい友人の場合、少しカジュアルな書き方にしたい!と言った場合、こんな感じはいかがでしょう。
年始のご挨拶いただきましてどうもありがとう
みんな元気そうで何よりです!
こちらは実を言うと、前年に父が他界しましたため、年始のご挨拶が遅れてしまいました、ごめんなさいね。
私の方は大丈夫なので心配しないでね。
そして報告がもう一つ、実は新しい家族が増えました。
○○○○gの元気な男の子です。
落ち着いたらまた遊びに行かせてくださいね。
まだまだ寒い日が続くけど、風邪をひかないようにご自愛くださいませ。
親しい友人なら、これくらいくだけた感じの方があまり堅苦しくなくていいのではないでしょうか。
ポイントは、喪中を知らなくて年賀状を出してしまったことを悔やませないように書くこと!これが大事です。
喪中のため寒中見舞いで出産報告をする時の文例のまとめ
暑中見舞いも寒中見舞いも、季節のご挨拶として近況報告をしあうお手紙です。
特に友人には、あまり堅苦しく考えず、要点だけ抑えておけば大丈夫ですよ!