スカイランタンを飛ばした後の後始末は誰がする?飛ばす意味と理由

スポンサードリンク



夜空いっぱいに舞い上がるスカイランタンは、中国、タイ、台湾などで見られる伝統的なイベントです。

現在は日本でも長崎、津南町、和歌山、大阪など全国各地でも開催され、幻想的な風景に魅せられる方が多く、イベントとして大人気です。

でも空に飛んで行ったスカイランタンは、その後どうなっているのでしょうか。

またスカイランタンを飛ばす意味と理由も気になりませんか?

スカイランタンを飛ばした後はどうなるの?


スカイランタンは、紙の袋の底部の燃料に火を点けているので、飛んで行った先で火事になることがありました。

また風に飛ばされたスカイランタンが原因で、人間や動物が火傷したこともあります。

アメリカの一部の州やオーストラリアのように禁止している国もあるのです。

日本でのスカイランタンは、危険防止のため次の様な対策をしています。

大阪七夕スカイランタン祭り

大阪七夕スカイランタンまつりは、四角柱のランタンの中に、ヘリウムガスを充填した風船を入れ、その風船の中にLEDを入れることで灯りをともします。

火を使用しないので、安全性が高くなっています。

つなん雪まつり(新潟県津南町)

3月初旬の雪の中で行われるつなん雪まつりのイベントなので、火事になる恐れは少ないです。

さらに遠くまで飛ばないように火を点ける燃料の量を調節しています。

他にはランタンに紐を付けて、ある程度の高さから上の方へ飛ばないようにしているところもあります。

要は飛ぶというよりアドバルーンのように、空中に浮かせるというイメージです。

スカイランタンの後始末は誰がする?


スカイランタンフェスティバル(滋賀県日野町)では、一応袋は自然に還る素材を使用しています。

さらに、ランタンにLED電池を付けて灯りにしているので、全て回収するようにしています。

ランタンに紐を付けているので、リリースした後は自分でランタンを手繰りよせて回収し、回収場所に置いていくか、お持ち帰りします。

つなん雪まつりでは、毎回津南町観光協会募集のボランティアが、翌日に回収に周ります。

1,200個打ち上げたうち、1,000個以上は回収しています。

このように日本の各イベントでは、環境保護を第一に考え、スカイランタンは全部回収(回収できないものは自然に還る素材)を基本としています。


スポンサードリンク

スカイランタンを飛ばす意味や理由は?


中国やタイでスカイランタンを飛ばしたのは、元々通信手段として使用されたと言われています。

中国では、三国時代の諸葛孔明が、戦争の時に通信手段として救援を要請したのが発祥(諸説あり)とされています。

その後、打ち上げる風景が美しいので、節句の祈祷儀式の用具や、各国で祝賀イベントの一つとして使用されるようになりました。

日本で行う場合、スカイランタンに自分の名前や願い事や思いを書き入れます。

火を伴って夜空に放ち、願いが叶うように祈るというイベントになっています。

まとめ

夜空にゆらゆらと灯りと共に浮かび上がるスカイランタンを眺めると、何故か願いがかなうような気がしますよね。

機会があれば、是非体験してほしいイベントの一つです。

スポンサードリンク



合わせて読みたい記事(一部広告含む)

合わせて読みたい記事(一部広告含む)



シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする