子供が発熱したとき、不安になりますよね。
発熱の伴う疾患の一つとしてあげられるのがヘルパンギーナです。
私は子供がかかった際、名前を聞いたことがあるという程度で、具体的にどう対処したらいいのか分からず焦りました。
そこで今回はヘルパンギーナの特徴・現れる症状・自宅での対応についてと、嘔吐した場合の対応・対処法について紹介します。
子供が発熱してヘルパンギーナになった場合
ヘルパンギーナの特徴
発熱に口の中の発疹が伴うウイルス性咽頭炎です。
潜伏期間は2~4日です。
高熱に続いてのどちんこの付け根付近に水疱や潰瘍が出現し、3~5日間継続します。
痛みが伴い、食欲不振になることが多いです。
症状
・38℃から40度の発熱・咽頭痛・食欲不振・よだれ・だるさ・嘔吐
・関節痛・発疹等が現れます。
特攻薬はなく、熱に対し解熱剤、咽頭痛に対し痛み止めを使用するといったような対症療法の治療を行うことがほとんどです。
自宅での対応
・食欲不振の場合がほとんどですが、刺激の少ないもの・あまり噛まずに済むもの・冷たいものが比較的しみにくく、食べやすいです。
無理のない範囲で食べられるときに少しずつ与えます。
うちの子は、アイス・冷やしたお粥なら少しずつ食べてくれました。
他にもゼリー・プリン・豆腐等がよいでしょう。
食事が難しい場合は、水分補給だけでも出来るだけこまめにする必要があります。
1,2時間に一度くらいのペースで少しずつ水分を与えるのがよいですが、眠っている場合、無理に起こす必要はありません。
飲み物はオレンジジュース等のすっぱいものは避け、冷やした麦茶や子供用ポカリスエットなどを与えてみてください。
子供が発熱と嘔吐でぐったりしている場合
高熱と共に嘔吐を繰り返し、水分補給もできずにぐったりしてしまっている場合は、脱水の可能性が高いです。
その場合、病院で水分を補給する治療をうける必要があります。
夜間は救急病院を受診しましょう。
子供がヘルパンギーナで嘔吐したら処理の方法は?
ヘルパンギーナの原因となるウイルスは喉から1~2週間、便からは1カ月程度排出されるといわれています。
嘔吐物処理の際は出来れば手袋をしましょう。
処理後はよく手を洗い、周囲にも飛散している場合があるのでアルコール等で拭いておくと安心です。
嘔吐物処理後以外も、おむつ交換後やよだれに触れた可能性がある場合は手を洗い、アルコールで消毒するのが理想的です。
意識して家庭内の感染を防ぎましょう。
まとめ
高熱や食欲不振が数日続くので看ている方まで不安になってしまいますよね。
しかし、ヘルパンギーナはたいていの場合3~5日経てばよくなるものです。
可能な範囲での食事摂取、水分補給を行い、家庭内での感染を防いでいれば大丈夫です。
感染を防ぐことに関しても、神経質になりすぎずにできる範囲で行ってください。