正月のしめ縄飾りで特に重要なのは、ウラジロの飾り方。
裏白には清い心と長寿への願いが込められ、白い裏側が表側に見えるように飾ります。
ここでは、ウラジロの意味と正確な飾り方に焦点をあて、心豊かな新年の始まりを迎えるためのポイントを解説します。
しめ縄とうらじろの正月の飾り方は?
正月に飾るウラジロの飾り方にはしめ縄や鏡餅を飾ることに注目を置いてください。
しめ縄や鏡餅を飾ることで、「我が家は年神様をお招きするのにふさわしい所ですよ」とお知らせしています。
正月のしめ縄飾りは、家庭における重要な行事の為であり、その中でも特にウラジロの飾り方には重要なポイントが存在します。ここでは、正しい飾り方を解説します。
まず、しめ縄自体の意味を理解することが大切です。
裏白(うらじろ)には、「裏表なく清い心で1年が過ごせますように」「白髪になるまで長生きできますように」という願いを込めて。
紙垂(しで)には、神聖な場所の象徴として。
橙(だいだい)には、「代々繁栄しますように」という願いを込めて。
ゆずり葉には、「子孫が絶えませんように」という願いが込められています。
しめ縄は神様を祀る神聖な場所を示すものであり、我が家においては新年の神様である年神様を迎え、幸せな一年を願うために飾りますウラジロはその中でも重要な要素で、正しい飾り方でその意味を考えることが求められます。
ウラジロの飾り方には、以下のポイントがあります。
1. 裏白(ウラジロ)の意味を理解する
裏白(ウラジロ)には、「清い心で一年が過ごせますように」「長寿でありますように」という願いが込められています。
この意味を理解し、飾り付けに反映させます。
しめ縄だけではなく、鏡餅などにもウラジロは正月飾りに欠かせませんね。
2. 白い裏側が表に見えるように飾る
ウラジロはシダのような植物で、白い裏側が美しいところが特徴です。
正しい飾り方では、この白い裏側を表に向けて飾ることが重要です。これによって、清らかで神聖な雰囲気を演出します。
3. 年神様に見せる向きに飾る
正月のしめ縄や鏡餅は、年神様をお招きするためのもの。
ウラジロを飾る際は、年神様に向けてその美しい姿を見せて心掛けましょう。 これは、神聖な願いをしっかりと年神様に届けるそのための重要なステップです。
正しい飾り方、我が家に幸福と繁栄を願う年神様への決意な願いを表現しましょう。
しめ縄の飾り方や向きは?
さて、裏白の理解があったところで、主役であるしめ縄の向きにも注目してみましょう。
しめ縄は本来、12月13日から28日までに飾るものであり、年末の大掃除が終わり、年神様をお迎えする準備が整った後に飾ります。
しめ縄の向きは、その種類によって異なります。
・ごぼう注連(しめ)
ごぼうのように細長い形状を持つしめ縄です。
古いからの伝統に基づいて、縄の左が神聖で右が俗世とされています。
年神様から見て左の方(人から見れば右の方)に太い部分がなるように飾るのが正しいです。
・ごぼう注連(しめ)+前垂れ
ごぼう注連に前垂れ(わらの垂れ)、裏白、紙垂、ゆずり葉、オレンジなどを加えたしめ飾りです。
通常、ごぼう注連の一時部分が右側になりますが、伊勢神宮のある三重県伊勢地方では逆向きに飾り、一年中飾り続ける習慣があります。
・玉飾り
太いしめ縄を輪にしたものに、前垂れ、裏白、垂紙、ゆずり葉、橙、海老、扇などの縁起物を付けて飾ります。
飾りが正面から見えるように注意して配置します。
・輪飾り
細いしめ縄を輪にした小さめのしめ飾りに、ゆずり葉、紙垂などをつけたものです。
こちらも正面から飾りが見えるように飾りましょう。
しめ縄の種類に応じて、伝統や地域の習慣に沿った適切な向きで飾ることが、年神様への心からの願いを伝える重要な要素となります。
しめ縄の飾り方で玄関にする場合は?
家の玄関にしめ縄を飾る場合、特に方角やしめ縄の種類などを気にする必要はありません。
重要なのは、それぞれのしめ縄飾りの向きに合わせて、玄関の高い位置に飾ることです。
12月28日までにしめ縄を飾りたいところですね。
なぜなら、12月29日は「二(2)重に苦(9)しむ」という語呂合わせから縁起が良くないとされています。
また、31日は一夜飾りと呼ばれ、年神様に対して失礼になってしまう可能性があります。このため、しめ縄を飾るのは避けるべきです。
12月28日までに飾ることが難しい場合は、12月30日に飾ることで解決されます。
家に幸福が訪れ、良い年を迎えるために、日々こだわりながらも心地よく新しい一年を迎えましょう。
まとめ
新年のしめ縄飾りは、心を込めた願いが込められる重要な議事です。
特に、ウラジロの正しい飾り方は幸福への鍵。
清らかな心で年神様をお迎えし、家庭に利益と長寿を実現するためしめ縄家に宿る神聖なエネルギーを感じ、新しい一年の始まりを迎えましょう。
正確な飾りつけと一歩な祈りが、幸せな未来への扉を開きます。