正月のしめ縄を玄関に飾るとき、
「裏白(うらじろ)はどっち向き?」
「しめ縄と裏白の正しい付け方は?」
と迷う方はとても多いです。
結論から言うと、裏白は白い裏面を正面に向け、年神様を迎える向きで飾るのが基本です。
この記事では、
- しめ縄と裏白の正しい付け方
- 裏白の向き・意味
- 玄関に飾るときの注意点
を写真付きで分かりやすく解説します。
しめ縄の裏白(うらじろ)の正しい付け方と向き【結論】

裏白は「白い裏面を正面に向け」、年神様を迎える向きで飾るのが基本です。
裏白やその他の飾りの意味

・裏白(うらじろ)
- 「裏表なく清い心で1年が過ごせますように」
- 「白髪になるまで長寿でありますように」という願いを込めた植物。
紙垂(しで)
- 神聖な場所を象徴する飾り。
橙(だいだい)
- 「代々繁栄しますように」という願いを込めた縁起物。
ゆずり葉
- 「子孫が絶えませんように」との願いを込めた葉。
裏白の正しい付け方とポイント

裏白はその名の通り、白い裏面に意味があります。
白は「清浄」「けがれのない心」を表し、年神様を迎えるために、白い面を正面に向けて飾ります。
1:意味を理解する
- 裏白の清らかな意味を意識し、飾り付けに心を込めることが大切です。
2:白い裏側を表に見せる
- 裏白はその名の通り、白い裏側が美しい植物。清らかさを象徴するため、白い部分を見せて飾ります。
3:年神様に向けて飾る
- 年神様をお迎えするという意識を持ち、その方向に裏白を正しく配置しましょう。
これらのポイントを押さえることで、裏白の持つ願いをしっかりと形にすることができます。
しめ縄の飾り方や向きの基本|種類別に解説

※中央から下に垂れている縄が「前垂れ」です。
裏白の向きが分かったら、次は「しめ縄そのものの飾り方と向き」を確認していきましょう。
しめ縄は種類によって形や意味が異なりますが、
基本は「年神様をお迎えする正面に、きれいに見える向きで飾る」ことが大切です。
しめ縄は年末の大掃除が終わったあと、
12月13日〜28日までの間に飾るのが一般的とされています。
しめ縄の種類と飾り方
ごぼう注連(しめ)
- 縄の左側が神聖、右側が俗世を表します。
- 歳神様から見て、左側(太い方)が玄関の左側にくる向きで飾るのが基本です。
玄関の外側から見た向きを基準にすると分かりやすいです。
ごぼう注連(しめ)+前垂れ
- 前垂れや裏白、橙などの縁起物を組み合わせたしめ縄です。
- 地域によって向きが異なり、伊勢地方では逆向きに飾る習慣もあります。
- 迷った場合は、購入時の形を崩さず飾るのがおすすめです。
玉飾り
- 太いしめ縄を輪にし、前垂れや縁起物を付けた華やかな飾りです。
- 正面から見てバランスよく見える向きで飾りましょう。
輪飾り
- 細いしめ縄を輪にした、比較的小型の正月飾りです。
- ゆずり葉や紙垂が正面から見えるように飾るのが基本です。
地域の伝統と適切な向き
しめ縄の飾り方や向きには、地域ごとの風習や考え方の違いがあります。
「こうでなければならない」と神経質になりすぎず、
自分の地域や家庭の習慣を大切にすることが何より大切です。
左右で迷ったときの考え方(補足)
しめ縄の向きについて調べると、「右が太い」「左が太い」と説明が分かれていて迷ってしまうことがあります。
これは、どこを基準に見るかの違いによるものです。
-
玄関飾り:
年神様が家の外から玄関へ入ってくると考え、
玄関の外側から見た向きを基準にします。 -
神棚:
神様がすでに内側にいらっしゃるため、
神様から見た向きを基準にします。
そのため、神棚用を基準に作られたしめ縄を玄関に飾ると、左右が逆に見えることがあります。
市販のしめ縄に「右が太いもの」が多いのは、神棚用を基準に量産されているケースがあるためです。
大切なのは、「正解を当てること」よりも、年神様をお迎えする気持ちを込めて、清らかに飾ること。
左右で迷ったときは、玄関の外から見て、自然で整って見える向きで飾れば問題ありません。
玄関にしめ縄を飾るときの注意点とポイント

しめ縄や裏白の向きが分かっても、「うちの玄関はこれで合っているのかな?」と不安になる方も多いのではないでしょうか。
ここでは、玄関にしめ縄を飾るときに知っておきたい注意点やよくある疑問を解説します。
しめ縄を飾る位置と高さ
しめ縄は、玄関ドアの外側、目線より少し高い位置に飾るのが一般的です。
年神様をお迎えする目印となるため、低すぎたり、足元に近い位置は避けましょう。
マンションや集合住宅の場合
マンションやアパートでも、玄関ドアの外側にしめ縄を飾って問題ありません。
ただし、共用部分の規約がある場合は、ドアに傷が付かないようフックやマグネットを使うと安心です。
玄関ドアの開き方が違う場合
玄関ドアが右開き・左開きであっても、しめ縄の向きは玄関の外側から見た向きを基準にします。
ドアの構造に関わらず、年神様が家の外から入ってくると考え、外側から見て正しい向きになるように飾りましょう。
避けたい飾り方
以下のような飾り方は避けるのが無難です。
- 床に近い低い位置に飾る
- 裏白の白い面が見えない向き
- 壊れたまま・汚れたまま飾る
しめ縄は、年神様をお迎えするための大切な飾りです。
清潔な状態で、心を込めて飾りましょう。
片づける時期・外し方・処分方法も事前に知っておくと安心です。
正月飾りの飾り方から片づけ方までをまとめた記事はこちらで詳しく解説しています。
▶︎ お正月の飾り方・片づけ方まとめ
まとめ
しめ縄や裏白の飾り方には、年神様をお迎えし、
新しい一年の幸せと繁栄を願う日本人の大切な祈りが込められています。
裏白は白い裏面を正面に向けること、
しめ縄は種類や飾る場所によって「基準となる向き」が異なることを理解すると、
左右で迷ったときも落ち着いて判断できるようになります。
地域の風習や市販品の向きに違いがあっても、
年神様をお迎えする気持ちを込めて、清らかに整えることが何より大切です。
ぜひご家庭に合った飾り方で、気持ちよく新年の準備を整えてください。