お正月を迎えるにあたって欠かせない正月飾り。
12月に入ると、しめ縄を作る講座なども開かれてくるようになりますよね。
そんな正月飾りですが、「正月飾りを買ったはいいけど、処分方法が分からない」と悩む方も多くいらっしゃるでしょう。
神社に持っていくと「どんど焼き」をしてくれるというイメージもあります。
しかし、いつ頃持っていけばいいのか、お金はかかるのかなど分からないことがたくさん浮かび上がってきます。
中には、そもそも仕事やその時の都合によっては神社に行けないなんて方のために正月飾りの処分方法や時期について紹介します。
正月飾りの処分を神社でしてもらうには
神社で正月飾りを処分してもらう場合、よく聞くのは『どんど焼き』です。
どんど焼きとは、しめ縄や門松、破魔矢などの正月飾りを火に当てる行事のことで、その年1年健康でいられるという意味が込められています。
このどんど焼きでは、家庭で飾った正月飾りを一斉に神社に集めて火に当てて処分します。
どんど焼きをしてもらう場合、料金はかかりません。お守りやお札、正月飾りなどを買うことが奉納していることを表しているからです。
ただ、神社に行った際にはマナーとしてお参りとお賽銭はしましょうね。
どんど焼きをしていない神社でも、正月飾りを引き取っていただいたあとにお清めをしてお焚き上げをしてくれる神社もあります。
どんど焼きや神社で処分をお願いするということは、「正月に降りてきた神様を天に送り返す」という縁起のいい行為になりますので、時間のある方はぜひ神社での処分をおすすめします。
正月飾りの処分方法で神社に行けない場合の時期
正月は何かと忙しいですし、すぐにお仕事が始まってしまう方もいらっしゃいます。
そんな方は、神社によってはどんど焼きの時期を過ぎても正月飾りを引き取ってくれるところもありますので、確認してみましょう。
また、大きな神社だと年間通してお守りやお札を返納できる専用箱を設置しているところもあります。
もしかすると、そこに納めるだけで処分ができるかもしれませんので、なかなか神社にいく時間がとれない方は神社に聞いてみるといいでしょう。
正月飾りの処分をどんど焼きならいつまで?
「どんど焼きをお願いしよう!」と思い立ったところで、いつ頃神社に行けばいいのか悩みますよね。
一般的には、どんど焼きは毎年1月15日と言われています。
これは松の内の期間が過ぎてから処分をするからです。
正月飾りを下ろしたあと、1月15日までに神社に持ち込むと良いですよ。
ただ地域によっては、松の内の期間を1月7日までとしたり、1月15日としているところがありますので、神社に確認をしておいたほうが無難です。
数日間かけてどんど焼きをおこなっている神社もありますので、都合のいい日にちを見つけてお願いするといいでしょう。
まとめ
正月は歳神様を迎え、祝う行事です。正月飾りはそのために必要な神聖なものです。
『処分する』というよりは『送り返す』と置き換えると神社に納める意味がなんとなく分かってくるのではないでしょうか。
中には、一度買った正月飾りを翌年も使いたいと考えている方もいらっしゃるかと思いますが、『送り返す』という方法もありますので、ぜひ参考にしてみてはいかがでしょうか。