小学校の冬休みの課題。
冬休みならではの宿題といえば、やはり書き初めを思い出す人が多いのではないでしょうか。
私も小学生の頃は、毎年墨汁を用意して書き初めをしたのを覚えています。
そんな書き初めで書く文字はどのように決まっているのでしょうか?
学校によっては個々で書く文字を決めるようにと言われるところもあるようですね。
生徒が各自決める場合でも、先生が課題の文字を決める場合でも、どんな文字が新年に向いているのかを考えて決めるのは、少なからず迷いが生じることだと思います。
小学生の書き初めの言葉にぴったりな文字、ワード、選ぶ際のポイント。
又、なぜ書き初めを課題にするのかの理由やその効果を紹介します。
書き初めの言葉2文字で新年を表すものは?
書き初めは、もともと1月2日に書くと「書道が上達する」と言われ、さらに書いたものをどんど焼きで燃やし書いた紙を高く上げれば上がるほど文字が上達するとされていました。
つまり、昔は字が上手になるように、神様に書き初めを納めていたということです。
その名残で、現在も書き初めを行います。
新年を表す二文字の言葉
「元旦」
「初雪」
「朝日」
「新年」
「初夢」等があります。
小学校高学年が書くのにお勧めの言葉は以下の2つです。
・「福寿」:幸せと長生きの意味。
・「吉祥」:めでたいことやいいことが起こる前兆という意味。
この2つは、大変縁起のいい言葉とされているのでぜひ使用してみて下さいね。
書き初めの言葉で小学生にぴったりのワードと選ぶポイント
書き初めで書く熟語を選ぶポイントですが、小学校高学年になると漢字の比率が多くなります。
漢字の割合を高くするのが適当でしょう。
平仮名と漢字混合のものでもいいですし、漢字4文字の四字熟語を採用してもいいですね。
四字熟語は、小学生でも理解しやすいようなあまり難しくなくわかりやすい意味のものを選ぶのが良いでしょう。
又、書き初めは一年の目標を文字にするという意味もありますので、生徒たちの目標になるような言葉を選んでもいいのではないでしょうか?
具体的なワードを紹介します。
・平仮名、漢字混合の四文字の言葉
「初日の出」「日本晴れ」
「正月の朝」「希望の朝」
「正月の空」「新春の空」
・平仮名、漢字混合の五文字の言葉
「自然と文化」「旅立ちの春」
「自然の恵み」「雄大な大地」
・平仮名、漢字混合の六文字の言葉
「人類の可能性」「最善を尽くす」
「青雲を駆ける」
・四字熟語
「誠心誠意」「初空春光」
「温故知新」「春風万里」
「前途洋々」「新雪初光」
「一期一会」「笑門来福」
「謹賀新年」「心機一転」
書き初めを小学生の課題にする理由と効果
書き初めには、「目標や抱負を書くことで意志を強めて、行動を改めよう」という意味があります。
新年を迎えた時に、縁起の良い文字を綺麗に書いて、良い気持ちで新年を迎えることが出来るように。
又、自分の目標を書く場合は、目標を文字にすることでどんな一年にしたいかの自覚を高めるために書き初めをします。
さらに書き初めをすることは、ただうまく書くだけではありません。
子供自身が、書き初めのどこをどのように直したら形が整うかを考え、気づき、修正し課題を解決していく過程。
その過程を繰り返すことにより、自然と課題を解決する能力を身につけることが出来るという効果も期待出来ます。
子供がそれらの効果を十分に得られるように自然なサポートをするのが先生、両親等周りの大人の役割ですね。
まとめ
小学校高学年の書き初めの課題にお勧めな熟語や、書く初めが課題になる理由、効果を紹介しました。
書き初めは、大人になるとやる機会もなくなります。
今回紹介したワードをきっかけに、生徒1人1人がそれぞれ新年をいい気持ちで迎えられ、書き初めが生徒みんなにとっていい思い出になるような課題が出来れば幸いです。