「立春」で思うのは立春の日。
暦のうえでは、読んで字の如く春が立ちます。
その際、立春大吉のお札を授与され玄関などに貼るのですが「立春大吉のお札」ってどんなお札なのでしょう。
どうやって入手し、どこで販売しているのか?
購入することも出来ますが、実は自作することもできるのです。
その入手方法や作り方、貼り方や意味までをご紹介します。
立春大吉のお札はいつまでに手に入れて貼る?
立春大吉のお札は、もともと禅寺で始まった習慣と言われています。
暦の上(旧暦)で、一年の始まりにあたる立春の日の前日である節分に豆まきをします。
そして、一年の厄落としをして新しく一年を無事に過ごせますようにと立春大吉のお札を貼ってお願いします。
お札に書かれた「立春大吉」の文字は左右対称で、裏から見ても「立春大吉」と書かれています。
そのため、お札が玄関や門に貼ってあると、入ってきた鬼が振り返った時、左右対称であるため鬼はまた同じ「立春大吉」を目にすることになります。
鬼は逆からみた「立春大吉」を見て「あれ、この家にはまだ入っていない」と入ってきたばかりの玄関や門を、違う家の入口と勘違いして出ていくという意味もあります。
お札の効果があるのは一年だと言われているので翌年の立春まで貼っておくのが良いとされています。
あまりにも汚れたり破れたりした場合は、途中で貼り替えても構わないでしょう。
また、一年たったお札の処分方法は神社やお寺で行うお焚き上げの時にもっていってお願いします。
立春大吉のお札の販売はどこでしている?
漕洞宗のお寺では檀家さんに配ったり、販売したりしています。
一部ですが紹介します。
立春大吉のお札のお取り寄せ
曹洞宗成願寺
豊川稲荷東別院本部
他にも、曹洞宗のお寺の檀家さんでない方も、このように全国からお取り寄せすることができます。
上記の参照サイト以外でも授与品としてお取り扱いされていることもありますので、お近くの禅寺でご確認してみてくださいね。
立春大吉のお札の作り方自作するなら
立春大吉のお札は自分でも作れます。
自分で作ったお札のほうがお願いする気持ちがこもっていて良いと考える人もいます。
用意するもの
・真っ白な紙(裏が透ける白い紙で和紙・半紙・なければコピー用紙でも可)
・習字道具、墨と筆・筆ペンでも可
紙のサイズには決まりはないので縦に長細く短冊に切り、縦書きで「立春大吉」と厄除けと無病息災の願いを込めて書きます。
最後にふっと息を吹きかけると良いそうです。それには、お札に自分の身代わりになってもらうと言う意味があり、よりいっそう効果があると言われています。
お札を貼る場所は門や玄関、タンスの上に置いても良いですしまた神棚にお供えするのも良いです。
お寺で頂いたお札なのに神棚に置いても良いの?と思いますよね。
これは、お寺で頂いた「立春大吉」のお札は「護摩札」(ごまふだ)と言い願い事のお札という存在なのでお寺で頂いたお札でも神棚に置いて差し支えありません。
ただし、お札を貼る時の注意として、お札に画びょうやピンなどを刺して貼るのはいけません。
糊やご飯粒、セロハンテープ、両面テープなどを使いお札を傷つけないように貼りましょう。
まとめ
立春大吉のお札は、立春の日に新しい一年を「何事もなく無事に過ごせますように」とお札を貼って祈願するものです。
郵送やwebでも、お取り寄せもできますが自分で願いを込めて作るのも良いですね。
また、年賀状に「立春大吉」と書くのは謹賀新年と同じ「謹んで新年をお祝いいたします」という意味があります。
次に書く年賀状には「立春大吉」と書いて新春の喜びを送るのもいいですね。