書き初めは、年が明けて初めて毛筆で字や絵を書くことをいいます。
通常は1月2日に行われる日本の年中行事ですが、小中学生の冬休みの課題になることが多いですよね。
書く内容としては、おめでたい言葉や1年の抱負、目標などを、小学生なら2~4文字、中学生になると4~5文字書くことが多いようです。
その書き初めにおすすめの5文字熟語と、書き方についてご紹介いたします。
書き初めの言葉で5文字のおススメは?
書き初めの言葉も4文字だと、比較的日常生活や国語の授業で使うことが多く、座右の銘や縁起の良い言葉があります。
例えば「切磋琢磨」「初志貫徹」「有言実行」「一致団結」「謹賀新年」などがあります。
5文字の場合は、普段使うことがほとんどないので、何を書いたら良いのか迷ってしまいます。
ただ5文字を並べるなら割と簡単にできますが、書き初めの場合は何か深い意味がある5文字の方がかっこいいとおもいませんか?
そのような時は、漢文の熟語や仏教(禅語)を使うと良いですよ。
一部を例とすると、
・光陰如流水(こういんりゅうすいのごとし)
・・・月日が経つのは、水が流れるように早い。
・萬物光輝生(ばんぶつこうきをしょうず)
・・・世界の全ての物は自ら輝きを放っている。
・平常心是道(へいじょうしんこれどう)
・・・日常あるがままの心が仏道そのものである。
・日々是好日(にちにちこれこうにち)
・・・毎日が平穏で無事の日である。
・水急不月流(みずきゅうにしてつきをながさず)
・・・水の流れがどんなに急でも、水面に映る月はながされることはない。
・山色清浄身(さんしょくしょうじょうしん)
・・・山の景色だけではなく、自然界全てが素晴らしく、自然に包まれると説法を聞いているかのように心が洗われる。
・妙言無古今(みょうげんにこきんなし)
・・・明言はどれだけ時間が経っても明言である。
習字で5文字の言葉のときのバランスのとり方
書き初めは普段の半紙よりも大きく書きますが、5文字になると全体のバランスを取るのが難しいですよね。
5文字を書く場合のバランスのとり方のポイントをご紹介します。
・原寸大のお手本を並べて、書く紙のどこに字が書かれているか見比べる。
・紙の中心線や5文字分の折り目をつける。
ただし、がっちりとした折り目はつけない。
または折り目を付けないで、小物を置いて目安にする。
・机で書かないで、床で立膝など高い位置から全体を見渡して書く。
・マス目や罫線の書いてある下敷きを使ってバランスをとる。
かっこいい言葉5文字ならひらがなもあり
ひらがなを間に入れてもかっこいい言葉があります。
・新春の喜び(しんしゅんのよろこび)
・旅立ちの春(たびたちのはる)
・理想の実現(りそうのじつげん)
・新春の誓い(しんしゅんのちかい)
・不屈の精神(ふくつのせいしん)
・羽ばたく夢(はばたくゆめ)
・初志を貫く(しょしをつらぬく)
・為せば成る(なせばなる)
まとめ
5文字を漢字で書くと、何か意味深くて良いですよね。
でも、書くだけではなく読み方や、その文字の持つ意味も調べて答えることができると、もっとかっこいいと思いますよ。