大学のスポーツ大会などでは、「インカレ」という言葉が多く使われています。
インカレ大会、インカレ最優秀選手、全日本インカレバレー、インカレサークルなどですね。
また大学の駅伝でも、関東インカレ成績枠などという、箱根駅伝の予選会免除される大学が選出されることもあります。
そのインカレや関東インカレ成績枠について、意味と内容を解説します。
インカレとは大学の何を指しているのか
インカレとは、
インターカレッジの略語で、「大学間の」という意味です。
全日本大学選手権大会だと「全日本インカレ」と言うように使います。
高校だとインターハイ(インターハイスクール)に該当するものです。
ただし、インターハイや国体は、その大会の中で様々な競技が行われますが、インカレは競技の種類ごとに大会がわかれています。
またインカレサークルなど、複数の大学で構成し、大学の垣根を超えた同じ目標を持った活動サークルもあります。
例えば、ダンスやバスケット、サッカーなどのスポーツ、趣味や研究などをするために複数の大学から人材が集まります。
大学駅伝と関東インカレ成績枠について
関東インカレとは、関東学生陸上競技対校選手権大会のことをいい、関東学連に加盟している大学が参加する陸上競技大会です。
毎年5月の下旬に行われ、箱根駅伝と並び、関東学連が開催する有名イベントの一つです。
関東インカレの中では、各競技成績によって大学にポイントが付きます。
その、過去5年間のポイントの累計が最も多い大学に、箱根駅伝の記念大会(90回、95回など5年に1回)の出場権が与えられます。
選出された大学が既にシード権を獲得している場合は、シード権のない大学で累計ポイントが一番多い大学が繰り上がることはありません。
その場合は該当なしとなります。
大学生がインカレに出る意味
インカレは、スポーツなどの大学日本一を決める大会などがあり、規模が大きい駅伝、サッカー、陸上など注目を浴びテレビなどで中継されるものもあります。
そこで注目を浴びる選手になると、各スポーツのプロや実業団からスカウトされることもしばしばあります。
そのため有力選手が、プロや実業団のクラブへ入るには、インカレで活躍するのが近道となっています。
実際にマラソンや実業団駅伝、プロ野球、サッカー、バレー、バスケットなどインカレ出場経験者が、その後も活躍していることが多いですね。
まとめ
プロ野球やサッカーは、高校から入団する人も多いですが、アマスポーツや実業団などは、インカレ出身者の方が多いと言われています。
好きなスポーツを極めたい、続けたいと考えるなら、インカレ出場を目指して努力することは、将来へ向けての経験値として貴重なものになると思います。