お正月に食べるおせち料理。
重箱に詰められた色鮮やかなおせち料理を食べると新年を迎えたな…という気持ちになりますよね。
黒豆、栗きんとん、数の子、紅白なますなど…たくさんあって、何から食べようかワクワクしますよね。
しかしおせち料理は煮物や魚料理などが多く、子供が好むおかずはあまり無いかもしれません。
そこで子供も美味しく食べられるように、おせち料理を手作りしてみませんか?
おせち料理には具材の一つ一つに意味が込められているのです。
子供の食育も兼ねておせち料理について学んでみませんか?
おせちを食べる意味を子供向けに説明しよう
おせち料理は本来、新年の始まりに初日の出が出る頃に年神様をお迎えするために用意しておくおもてなしのご馳走のことです。
昔から日本は農業が盛んで、田んぼで作られる野菜や米などの豊作を願っていました。
子供には「新しい年を迎えた時は、神様がお家に来てくれて一緒にご馳走を食べる」んだよ。
そして「この一年、たくさんお米やお野菜が食べられるようにお願いする」んだよ。と説明するといいでしょう。
おせち料理の具材の意味は?
まず、おせち料理を食べる時に使う道具の意味についてご紹介します。
1.祝い箸
祝い箸は両端が細くなっていることから片方は年神様、もう片方は自分が口をつけて共に食べることを意味しています。
2.重箱
重箱はおめでたいことが重なるという意味が込められています。
重箱の段数は本来4重とされていて、日本の四季である春夏秋冬の4つの季節を表すと言われています。
次におせち料理の具材に込められた意味をご紹介します。
1.紅白かまぼこ
日本では昔から、紅白の色の組み合わせがめでたいとされています。
紅白なますも同様です。
2.きんとん
「金」と読むことからお金に困らない、生活が豊かになるようにという意味があります。
3.伊達巻き
巻物であることから、勉強やスポーツなどが上手くいくようにという意味があります。
4.エビ
丸みを帯びていることから、年をとって腰が曲がっても元気で長生きできるようにという意味が込められています。
5.鯛
鯛には「めでたい」という言葉から、縁起がいい食べ物とされています。
6.数の子
数の子はニシンの卵であることから、たくさんの子供が増えるようにと子孫繁栄の意味が込められています。
7.田作り
田作りに使われるカタクチイワシは昔、田んぼの肥料に使われていました。
豊作を願う意味が込められています。
8.黒豆
まめに働く、真っ黒に日焼けするほど働くなど健康長寿の意味が込められています。
9.昆布巻き
昆布巻きは「よろこぶ」という意味から、嬉しいことや楽しいことがたくさんあるようにという意味が込められています。
10.たたきごぼう
ごぼうは地面深くまでしっかりと根を張る様子から、細く長く幸せで居られるようにという意味が込められています。
おせち料理を食べる意味を知って美味しくいただこう
おせち料理に込められたそれぞれの意味を知っていただけましたか?
続いて、子供が食べられるような味付けにする、ちょっとした工夫をご紹介します。
・たたきごぼう
甘酢っぱい味付けが特徴のたたきごぼうですが、マヨネーズを少し加えて和えることで子供が食べやすい味付けになります。
・田作り
いつもの田作りに砕いたピーナッツを和えます。
魚だけでは味気ない田作りもピーナッツが加わることでカリッとした食感も良く、美味しいですよ。
まとめ
いかがでしたか?
日本ならではのおせち料理の意味や由来を子供に知ってもらうことは大事なことですよね。
おせち料理を子供でも美味しく食べられるように手作りすることで、家族みんなで良い新年を迎えられそうですね。
ぜひ、参考にしてみてくださいね。