寒い日の朝、起きたらなぜか鼻水が止まらないということありませんか?
もしかして風邪?今日は休めないし、薬を飲めば治るかな?なんて不安になりますね。
どうして鼻水が止まらないのか、風邪と寒さの鼻水の違いをご紹介します。
寒いと鼻水が止まらないのはなぜ?
寒いと無意識のうちに鼻を透明でサラサラな鼻水がつたうことありますよね。
そもそも鼻水ってなんでしょうか。
鼻水には鼻から吸った空気に湿気を与えたり温度を上げたり、ウィルスを取り除くフィルターの役目があります。
実は鼻水は暖かい日でも毎日1日1リットルくらい出ていますが、ほとんどが無意識に飲み込んでいます。
でもどうして寒いと鼻水が出るのでしょうか。
鼻から吸い込んだ空気は肺に送られますが、寒いときには冷たい空気を暖かくして肺に送ろうとします。
どうやって空気を暖めるのかというと・・・
冷たい空気を吸う
→体は鼻への血流を増やす
→鼻の毛細血管が拡張する
→鼻の中が暖かくなる
→冷たい空気が暖まる
ということが起こっています
鼻への血流が増加したことにより鼻水がより多く分泌されるのです。
鼻水が水っぽいサラサラで止まらないのはなぜ
ではなぜ鼻水が止まらないのでしょうか。
それは寒い場所にいるからです。
人の体は暖かい空気の場所に戻れば鼻水は止まります。
それでも鼻水が止まらない場合は「寒暖差アレルギー」の可能性があります。
身体が激しい温度差に耐えられなくなったときに起こるのが「寒暖差アレルギー」です。
サラサラの鼻水も症状のひとつです。
くしゃみや咳など風邪とよく似た症状もあり、最近は「寒暖差咳(かんだんさせき)」という症状で受診する人も増えているそうですよ。
鼻水も同様なので、その時は耳鼻咽喉科の受診をおすすめします。
鼻水が止まらないで透明なのは風邪じゃない?
鼻水には透明なものから黄色っぽい鼻水などいろいろな種類がありますね。
鼻をかんだときには一度鼻水の色をチェックするようにしましょう。
先に説明した透明な鼻水はまだ風邪を引いてない状態でしたね。
(風邪の引きはじめの可能性もあるので用心しましょう)
では風邪を引くと鼻水はどう変化するのでしょうか。
ズバリ黄色い鼻水になります。
ウィルスや細菌が混じって黄色くネバネバしだします。
さらに悪化すると緑色の鼻水になります。
ウィルスや細菌の量が増えて色が変わるのです。
なんとか黄色~黄緑色のうちに体を温めて風邪を治しましょうね。
まとめ
寒い朝、透明でサラサラな鼻水が出ていて、部屋が温まったら鼻水が止まるというのは人の体が正常に働いている証拠です。
安心してください。
大丈夫だと思っていても寒さから油断して風邪を引くことも多いので服を1枚多く着たり、マフラーを巻いたりなどして用心しましょう。