腹痛、下痢、嘔吐…食あたりは予告なしに突然やってきますよね。
これって食あたりなのかな?何が原因だったんだろう?
と考えている余裕もないほど痛くて辛いものです。
今回は、突然襲ってくる食あたりの症状や対処方法、また、正露丸は効くのかどうかなどについてご紹介します。
食あたり症状の吐き気の特徴
食あたりの症状が発症するまでの時間は、原因となる食品を食べてから1時間~3日くらいと期間はものによって様々です。
以前、私が食あたりになったときは、手巻き寿司を食べてから約4時間後に気持ち悪くなり始めました。
食あたりって、それまで普通に元気だったのに、急に吐き気がくるんですよね。
ムカムカし始めてからしばらくすると耐えられないほどの吐き気がきます。
これは、嘔吐によって体がウィルスを外に出そうとしているので、我慢せずに吐いてしまった方が楽になります。
食あたりは、食べてすぐに症状がでれば、どの食品に当たったのか特定しやすいですが、ある程度の時間が経過したあとで症状がでるとなかなか自分では判断しづらいものがあります。
食あたりの症状の程度も様々で、軽い下痢や嘔吐で済むものもあれば、激しい嘔吐と水下痢や高熱などが襲ってくる場合もあります。
ひどい場合だとトイレから片時も離れられないほどの頻度で嘔吐や下痢が交互に襲ってくることがあります。
食あたりで下痢をする時の対処方法
食あたりで下痢になってしまった時は、必ず水分補給をしっかりしてください。
下痢になると体内の水分が失われてしまうので、失われた水分を補給しないと脱水症状になってしまいます。
少しずつでもいいので、こまめに水分を補給しましょう。
下痢によって食あたりの原因である毒素を体外に出しているので、下痢になったからといってすぐに下痢止めを服用するのは避けた方がいいでしょう。
お腹の中に毒素やウィルスが残っている限り、下痢は治りません。
ある程度腹痛がおさまってから、下痢止めを服用しましょう。
ひどい下痢の場合は、めまいや立ち眩みが起こることがあるので、できれば壁などにつかまりながらゆっくり立ち上がるといいですよ。
整腸剤を使う方法もありますが、あとで便秘になる可能性もあるので、便秘気味の人は使わない方がいいかもしれないですね。
食あたりの下痢に正露丸は効く?
正露丸は下痢になったときのつよい味方ですよね。
飲むとすぐに下痢の症状が止まるので、外出先などの応急処置にはもってこいです。
正露丸にはとても強い殺菌作用がありますが、食あたりにも効くんでしょうか?
食あたりは有害なウィルスが体内に入ることによっておこるので、まずはウィルスを外に出さなければなりません。
正露丸は腸内の水分を減らし便を固くする作用があるので、腸内にウィルスが閉じ込められてしまう恐れがあります。
例えば、吐き気を伴わない下痢のみの軽い食あたりなどには、正露丸を使ってもよいかもしれませんが、激しい嘔吐と下痢を伴う食あたりの場合は、正露丸を服用するのはやめた方がいいでしょう。
私は、アジアを旅行するときによく下痢になるんですが、嘔吐の伴わない下痢の場合、食あたりなのか単なる下痢なのかが分からない時があります。
水下痢でも正露丸を飲んですぐよくなる場合もあれば、2~3日経っても変わらずに水下痢のままということもあります。
正露丸を飲んで2~3日経っても下痢がよくならない場合は、食あたりと判断して病院に行くようにしています。
もし、嘔吐を伴う下痢であれば食あたりなので、正露丸を飲んでも効きません。
病院に行って抗生物質を処方してもらった方がいいでしょう。
正露丸が効かないのにそのまま飲み続けていると、脱水症状や高熱などで症状が悪化したりするので、症状をよく見極めながら判断するといいですね。
まとめ
食あたりは夏の間だけなく、どの季節でもなる可能性があります。
正しい判断と対処をすれば、症状を和らげたり、悪化させるのを防いだりすることができるので、食あたりかな?
と思ったら、今日ご紹介した情報をぜひ思い出してくださいね。