沖縄では必ず見かけるシーサー。
かわいらしい顔から少し強面まで色々な表情のシーサーです。
沖縄のお土産屋さんには必ず置いてあり、旅行土産によくいただいたりしますよね。
でも、意外と置き方や置き場所を知らないという事はありませんか?
その、シーサーの置き方や顔の向きによる違い、室内での置き場所などについて紹介します。
シーサーの置き方は室内では?
そもそもシーサーとは何か知っていますか?
諸説ありますが、シーサーはライオン=獅子(しし)といわれており、全力で相手をたおすといわれるライオンのように、屋根や門の上から魔物(まもの)を追い払っています。
13~14世紀(500~600年前)、中国から沖縄に伝わったといわれ、昔は国王や国のえらい人たちなどのシンボルとしても使われました。
獅子(しし)が沖縄の方言によって、シーサーと言い換えられたことがはじまりといわれています。
沖縄では、屋根や門の上に設置されているシーサーですがお土産としていただくものは室内に置くタイプなどが多いですよね。
シーサーには雄(オス)と雌(メス)があり、口を開けているのが雄、閉じているのが雌です
シーサーを設置する場合に大事なのは、置き方です。
外からの殺気(=邪気)の侵入を防ぐことが目的ですので、シーサーの顔は外に向けます。
正面からシーサーを見て右側に口を開けたオス、左側に口を閉じたメスを置きます。
シーサーの置き方で顔が横向きの場合
シーサーには正面を向いているシーサーもいれば、横向きになっているものもいます。
横向きシーサーは、置き方に注意しないといけません。
シーサーは顔を外に向けて邪気を払うのですが、横向きの場合、顔を前向きにすると、体が外側になりお尻が1番遠くなります。
そうなると、敵にお尻を向けることになるので魔除けの意味か薄れてしまいます。
横向きのシーサーは、左右の逆に置いて、顔を外に向けるのが良いようです。
シーサーのマンションでの置き方と場所
シーサーを置く場合、真横に・隣り合わせでくっつけて置くのではなく、結界を作るために放して置きましょう
せっかくの魔除け効果が薄れてはもったいないですよね。
仲良くくっつけて飾りたいですが距離をとりましょう。
気になる置き場所ですが、
玄関、ベランダ、窓というように外から家の中につながるところに置きます。
シーサーは外からの邪気の侵入を防ぐことが目的ですので、玄関の場合は玄関の両脇におきます。
マンションの場合、玄関の外に置けないときはもちろん玄関の内側でも大丈夫です。
ベランダであればベランダの端と端におきます。
窓の場合は窓の端と端におきます。
いずれも結界を作るためにオスとメスを放して置きましょう。
先ほどの左右の置き方にも気をつけてくださいね。
まとめ
家を邪気から守ってくれるシーサー。
いつまでも、居心地よく守っていてもらいたいですよね。
単なる置物ではなく「いつもまもってくれてありがとう」という感謝の気持ちもこめて飾る場所はきれいにしておきましょう。
きっと、あなたを邪気から守ってくれるはずです。