季節の変わり目になると衣替えをしますよね。
長い間しまっていた衣類は独特のにおいがしたり湿気っていたり・・・。
ダニがついていたらどうしよう・・・と、洋服を着るのをためらってしまうこともありませんか?
今回は衣替えの時期に役立つダニの予防や洗濯方法をご紹介します!
衣替え収納前の洗濯でダニがつきにくくなる方法
衣替えで衣類を収納する前、そんなに汗をかかなかったからといって衣類を洗わずにしまってはダメ。
皮脂汚れはダニの大好物です。
少しでも皮脂がついていると皮脂が酸化して衣類にダニが繁殖します。
特に夏は汗を多くかくので、収納前に衣類をしっかり洗濯して汚れを落としておく必要があります。
すでに洗濯してある衣類でも、
たくさん汗をかいた服は汚れがきちんと落ちていない場合があります。
少し手間でも収納する前にもう一度洗濯することをオススメします。
洗濯をするときは、繊維の奥に入り込んだ汚れを落とすためにお湯で洗うといいですよ。
すすぎもしっかりおこないましょう。
また、クリーニングにだした洋服も収納の前に一度手洗いするとよいでしょう。
クリーニングは水溶性の汚れを落としにくいので、きれいに見えても繊維の奥に汚れが残っている場合があります。
皮脂汚れのほかにダニは湿気も好みます。
洗濯後の衣類はしっかり乾燥させてから収納しましょう。
衣替え時の洗濯に柔軟剤は使う?
タンスや衣装ケースを開けた途端なんともいえないにおいが鼻をつく。
そんな経験がありませんか?
何ヶ月も衣類をしまっておく間についてしまうにおい。
その対策として柔軟剤を使うのは効果的です。
今はいろいろな種類の柔軟剤がでていますが、抗菌、消臭、防臭効果のある柔軟剤を使えば衣類のにおいうつりを防ぐことができます。
洗いしわを減らす効果がある柔軟剤を使うなら、収納中についてしまう洋服のしわを防ぐこともできます。
また、柔軟剤は衣類を柔らかくする効果もあるので、生地の劣化を防ぎ衣類をよい状態に保つことができます。
次に着るときに衣類がふんわりしていると気持ちがいいものですよね。
他にも、静電気防止効果のある柔軟剤を使えばほこりがつきにくくなりますし、クローゼットや衣装ケースを開けた時の香りにこだわって使うこともできます。
衣替え時に付いたダニによるアレルギー症状と対処法
衣替えの時にダニのついた洋服を着てしまったり、ダニの糞や死骸などを吸ってしまうとアレルギー症状が出ることがあります。
よく出やすい症状としては、肌の湿疹や蕁麻疹、目のかゆみ、くしゃみ、のどのかゆみなどがあります。
ひどい場合は、吐き気、嘔吐下痢、頭痛や微熱、呼吸困難、喘息などがでることも。
ダニやアレルギーのことを考えると衣替えが憂鬱になりますね。
でも、ダニの性質とポイントさえ押さえればアレルギー症状を防ぐことができます。
まずは、衣替えを行う前にクローゼットや押し入れの換気を十分におこない、ほこりは掃除機で吸い取ります。
ダニの死骸を吸い込まないようにマスクをするのも忘れずに。
衣替えの時についたダニは残念ながら洗濯では落ちません。
洗濯で落とせるのはダニの死骸やフンのみ。
そこでおススメなのが、高温除去法です。
60度以上の高温でダニは死滅するので、コインランドリーの高温の乾燥機にかける方法が効果的です。
ほかにも、50度のお湯に衣類を一時間ほどつけた後で洗濯し、干した後にドライヤーやアイロンで乾かすという方法もあります。
またダニは65度以下の湿度を嫌うので、収納中も除湿シートなどを使って湿度を65度以下にするのも効果的です。
まとめ
長期収納で衣類についたダニは想像以上にしつこく、アレルギー症状などの被害もあります。
洋服につくダニやにおいを防ぐためには、乾燥機や柔軟剤を上手に使ったひと手間が大切です。
衣替えのポイントを押さえておくなら、お気に入りの洋服で新しい季節を楽しむことができますね。