正暦時(しょうりゃくじ)は、奈良県奈良市菩提山町にある菩提山真言宗の本山で、「錦の里」とも呼ばれ多くの観光客が訪れる、奈良県を代表する紅葉の名所です。
その正暦寺の紅葉の見頃や混雑状態、アクセス情報についてご紹介します。
正暦寺の紅葉の見頃時期と錦の里と呼ばれる所以
正暦寺の紅葉の見頃は、例年11月上旬から色づいて、11月中旬~12月上旬と言われています。
山内には約3,000本もの楓があり、11月になるとその楓の葉が順番に紅葉していきます。
その紅葉が常緑の木々の緑や黄色と織り交ざることで、山内を絢爛華麗な錦の色に染め上げます。
そのことから、正暦寺は古い時代から「錦の里」と言われ親しまれてきました。
黄葉する木は、楓、銀杏、黄柏、南天などですが、特に1,000株以上の南天の赤い実が参道を染める模様も、紅葉と並び絶景と言われています。
正暦寺の紅葉時期の混雑時期
紅葉の時期には、秋季特別公開として正暦寺本堂にて秘仏御開帳があります。
正暦寺のご本尊で、国指定重要文化財の「本尊薬師如来倚像」などが見られます。
これはちょっと見ものですね。
平成29年は11月3日(金)~12月3日(日)の日程で行われました。
例年同じような時期です。
正暦寺HPのお知らせで、時期前の10月頃公表されますのでご確認ください。
この時期には紅葉を見る人が多く訪れますが、平日の午前中などは比較的に空いています。
休日は、さすがに人出が多いです。
それでも山内の色々な場所で紅葉が見られるので、それぞれの場所に人が散らばるので、足が止まることはほとんどないでしょう。
お気に入りの撮影スポットで写真を撮ることができると思います。
その中でも人気の撮影スポットは、福寿院から見渡す借景庭園の紅葉で、まるで日本画のような美しい景観を体験できます。
正暦寺の紅葉時期のアクセス方法は?
所在地:奈良市菩提山町157番地
問合せ電話:0742-62-9569(正暦寺寺務所)
拝観時間:9:00~17:00(12月~2月は16:00)
拝観料:正暦寺 福寿院客殿 大人500円 小学生200円
駐車場:約80台(11月上旬~12月上旬のみ500円)
「アクセス方法」
・車:奈良県庁前から、国道169号を理方面に南下し約20分。
天理ICから、国道169号を奈良方面に北上し約15分。
・臨時バス:11月中旬~12月中旬に奈良交通(株)より、JR奈良駅と近鉄奈良駅から臨時バスが運行します。
・タクシー:JR近鉄奈良駅から約25分、JR近鉄天理駅から約20分。
まとめ
正暦寺は山中にあるので、交通アクセスが良い場所ではありません。
紅葉シーズンでは、なるべく臨時バスで行くことをおすすめします。
色鮮やかな紅葉と薬師如来像、日光月光両菩薩を参拝して、「錦の里」を満喫してください。