季節の変わり目に毎回行うことといえば、衣替えですよね。
綺麗に洗ってしまったつもりでも、次のシーズンになって取り出してみると臭いやシワ、黄ばみなどが付いてしまい着られない・・・
そんなことはありませんか?
ここでは、お気に入りの服を長く着るための洗濯方法について紹介していきます。
衣替えの洗濯で黄ばみを防止する方法
衣替えで昨シーズンの衣服を取り出したら黄ばんでしまっていた、という悲しい思いをすることはしばしば起こりますよね。
収納する前にしっかり洗ったはずなのに、なぜ黄ばんでしまうのか?黄ばみの原因と防止策について説明します。
まず、黄ばみとは生地の繊維の奥に残った汗や皮脂が酸化してしまったり、食べジミに気付かずそのまま収納してしまったりというのが主な原因です。
特に色の濃い服だとシミが見えずにそのまま、ということが起こりやすいです。
黄ばみを防ぐ一番の方法は、汚れをしっかり落としきるということです。
特に汗や皮脂汚れは目に見えないこともありますので、いつもより念入りに汚れを落とすことが大切です。
襟や袖口は部分洗いをしたり、液体酸素系漂白剤でつけおきしたりするなど、繊維の奥の汚れを取るつもりで行いましょう。
また、頑固な汚れに関してはクリーニングでしみ抜きしてもらうのも一つの方法です。
衣替えの洗濯時においやシワは柔軟剤で対策
皆さんは洗濯する時に柔軟剤を使いますか?
柔軟剤には界面活性剤が含まれており、界面活性剤の分子には、水と油それぞれになじみやすい部分を持っています。
油になじみやすい性質の部分が潤滑油のようになり服の繊維の摩擦を防ぎ、シワができにくくなります。
また、柔軟剤を使うことによりある程度臭いを防ぐことができますが、臭いをより予防するにはまずは臭いの発生源を少なくすることです。
衣替え前の「しまい洗い」の際の注意点をいくつか紹介します。
・洗濯槽を綺麗にする
洗濯機は定期的に洗浄していますか?洗濯槽の内側は放っておくとカビがどんどん増えていきます。
このカビは菌や臭いの原因となりますので、カビ取りをしてから洗濯しましょう。
・新しい水を使う
普段の洗濯ではお風呂の残り湯を再利用したりしますよね。
しかし、しまい洗いの時はNGです。残り湯にはアカが含まれています。
このアカはタンパク質ですので、臭いや虫食いなどの原因になってしまいます。しまい洗いの時は新しい水を使いましょう。
・しっかり乾かそう
洗濯物を干しても天気が良くなくて中々乾かず生乾きの臭いが発生した、ということがあります。
洗濯物は、乾くまでの時間が長くなるとそれに比例して菌の繁殖も増えるんです。
もし完全に乾く前にしまってしまうと、密閉状態の中で湿度が上がり、臭いが発生してしまう恐れがあります。
しまい洗いの時は天気の良い日を狙って短時間で完璧に乾かしましょう。
衣替え収納前は柔軟剤で仕上げましょう!香りと消臭効果も
柔軟剤と一言にいっても、さまざまな種類があります。
普段の洗濯でも自分のお気に入りの香りを付けて楽しむという人が多いと思います。
衣替え前のしまい洗いでも柔軟剤は活躍します。
柔軟剤を使うことでいい香りが保たれ、次に取り出した時に臭いがするのを抑えることができます。
また、柔軟剤の中には消臭・防臭効果が含まれているものもありますので、しまい洗いの際には柔軟剤の効果をパッケージの表記で確認して購入するといいですね。
まとめ
衣替え収納前のしまい洗いをすることによって、次のシーズンも気持ちよくお気に入りの服を着ることができます。
黄ばみや臭いの予防には様々な方法がありますので、できる範囲で行うことが大切だと思います。
上手に組み合わせて、衣替えを楽しく行いましょう。