クラシックコンサートの服装やマナーで初心者の注意点とおすすめ演奏会

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伝統的な西洋のクラッシック音楽、興味はあるけど敷居が高くなかなかコンサートにいけない!という方も多いと思います。

ここでは、クラシックコンサート初心者のために、コンサートでの服装やマナー、おすすめの演奏会をご紹介していきます!

クラシックコンサートでの服装にルールはある?


クラッシックコンサートっていうだけで、服装はタキシード?ドレス?なんて気張らなくても大丈夫です。

舞踏会ではないので、タキシードやドレスである必要はありません。

それだと返って浮いてしまいますので、「ちょっと小綺麗にしていく」位のつもりで大丈夫なのです。

男女別にどんな服装が良いのか、少しご説明しますね!

【男性の服装】

クラシックコンサートは、平日は19時頃から21時頃まで休日は14時頃から開演しているのが一般的です。

そのため平日は仕事帰りの人が多いので、男性の場合スーツやジャケットの人が多いですが、割合は半々くらいです。

必ずしもスーツである必要はないので、カラーシャツを羽織る程度か襟付きのポロシャツでも問題ありません。

【女性の服装】

こちらも小奇麗にしていれば大丈夫です。

ジャケットやコートとか、夏はワンピースなども良いです。

ちょっと隣町に行くとか、デートに行く時と同じような服装で大丈夫ですよ!

~基本は、「小奇麗に」という事だけ頭に入れておけばOKです。

クラシックコンサートマナー最低限知っておきたいこと


クラッシックコンサートにおいて、服装以上に気を付けておかなければいけないのはマナーです。

実は、服装以上に重要なことです。

クラッシックコンサートで一番注意しておかなければいけないのは、「音」です。

クラッシックコンサートのホール内はとても音が響きやすくなっています。

これはオーケストラなどの音が良く響いて迫力が出るので、後ろの方まで良く響くように設計されています。

そのため、演奏以外の音は非常に迷惑になりますので、最大限注意する必要があります。

では、具体的にどんな「音」に気を付けなければいけないかご説明しましょう。

【拍手】
え?!拍手しちゃいけないの?と思うかも知れませんが、そうではありません。拍手をするタイミングというのがあります。

例えば、「演奏が終わった途端に拍手する」これは初心者の方はやってしまいそうですが、演奏が終わってすぐの拍手はそれまでの演奏を台無しにしてしまう恐れがあります。

なぜなら、殆どの人は演奏終了後はその余韻に浸っているからです。

というよりも、余韻を持たせる意味で演奏が終わったあとはしばらく無音になるようにしているので、1曲終わってすぐ次の曲を演奏する事はありません。

それと「4曲セットの交響曲の曲間は拍手しない」というルールがあります。

ですから、演奏終了後すぐの拍手は厳禁ですので、覚えておいてください。

それに曲によっては、終わったように見えてまた曲が鳴り出したりするのもありますから、気を付けなければいけません。

拍手は、誰かが拍手してから続いて拍手する方が望ましいです。

【咳き込む、くしゃみをする】
これは生理現象だから仕方ないと言えばそうなのですが、しかしだからと言って大きな音で咳き込んだりするのはやはり周りに迷惑ですし不快にさせてしまいます。

この場合は、ハンカチやハンドタオルなどを持参して出そうになったら口を覆って最大限音が出ないように配慮してください。

くしゃみは、鼻を摘まむと止まりますよ!

【写真撮影】
これは演奏中は元より、開場前や開場中、終演後などでカメラやスマホを取り出して写真撮影は以ての外です。

会場によっては係員が厳しくチェックしている所もあるので、写真撮影だけはしないようにしましょう。

【おしゃべり】
これは当たり前ですね。

もうホールに入ったら、お喋りは慎みましょう。

先にもご説明しましたが、ホール内は音が響きやすく出来ていますので、話し声も聞こえてしまいます。

【携帯】
ホールに入ってから注意する点に携帯の音があります。

これはマナーモードにしていればいいかというと、それも良くありません。

マナーモードというのは音で着信を知らせられない代わりに、バイブの振動で気付かせるというのが目的です。

実はこのバイブの音も意外に周りにはうるさいものなのです。

音が響きやすいホール内では、迷惑極まりないので必ず電源は切りましょう。

【飴の包み紙を開ける】
先ほどの咳き込むとかくしゃみなども、ハンカチなどで口を押さえて音を最大限抑えるという話をしました。

咳が出ないように飴玉を舐めるというのも、喉には良い方法なのですが、これも実はマナー違反でホール内では飲食禁止です。

それに飴の包み紙を開ける時の音や、飴玉を舐める時に飴が歯に当たってカチカチ音がするので、これもかなりホール内では響くのです。ですから、絶対にやめましょう。

【身体を動かす】
演奏中に、大きく身体を動かすのも謹んでいただきたい事の1つです。

人間ですから微動だにせず、ジッとしている事はできませんよね?

頭を搔いたり、腕を組んだりなど多少のしぐさは無意識に出るものですから仕方ないのですが、常に周りの迷惑にならないように気を付けて頂きたいのです。

身を乗り出して聞き入ったりするのは、後ろが見えないなどの原因にもなりますので、注意しましょう。

また、曲に合わせてリズムを取ったり指揮者の真似をして手を振ったりも非常に迷惑なのでやめましょう。

【いびきをかく】
常に静寂に包まれていたりすると、つい眠くなってしまう事もあると思います。

しかし、寝てしまって隣の人の肩に寄り掛かってしまったり、いびきをかいてしまったりすると、これも迷惑ですね。

大切なのはしっかり演奏を聞いて楽しんで頂きたい、心の栄養、癒しの場として心地よく音楽を楽しんで頂きたいので、静かに音楽を楽しむという気持ちでいれば、今までご説明してきた飴玉を舐めるとか携帯がマナーモードのまま、ましてや寝るなどは自然と慎めると思います。

【終演後すぐ退席する】
クラッシックコンサートでは、演奏が終わるとそのあとカーテンコールがあり、それが5分=10分程続いたりします。

この時はなるべく退席しないで、指揮者や演奏者に対して拍手を送っていただきたいです。

しかし、夜のコンサートの場合は終わるのが21時を過ぎてしまう事もあるので、遠方から来ている人の場合は邪魔にならないようにゆっくり退席して頂いて構いませんが、そうでない限りは最後まで盛大に拍手を送っていただきたいと思います。

また、クラッシックコンサートでは遅刻は厳禁です。時間厳守で来場してください。

途中入場や途中退席はできませんので、トイレなどは予め済ませておきましょう。

また夜のコンサートでは、仕事帰りの場合だとお腹も空くでしょうから開演は21時からですので、なるべくそれまでに軽く食事を済ませてから来場しましょう。

演奏中にお腹が鳴ったりするのも失礼ですよ。

~このように、なんだかあれも駄目これも駄目と注意事項が多くて堅苦しいイメージを持たれた方もいるかと思いますが、確かにごく普通に寄席や歌謡曲を見に行ったり、観劇や漫才を聞きに行くのとはちょっと違います。

でも、堅苦しいとか敷居が高いとは思わずに、ごく単純に音楽の世界を心から楽しんで頂きたいと思います。

耳で楽しむ、楽器が奏でる音楽の世界観をじっくり味わいたいと思った時、初めてじっくり聞き入る事ができると思いますよ!


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クラシックコンサート初心者におすすめの演奏会


クラッシックが初めてという方にとっては、最初にどこから入れば良いのか分からないと思います。

最初の取っ掛かりと言いますか、曲1つ選ぶにしても何から聞いてみたら良いのやらという感じじゃないでしょうか?

クラッシックと一口に言っても、クラッシックコンサートでの演奏は種類がたくさんあります。

ピアノやオーケストラ、オペラなどがありますが、一番おすすめなのはオーケストラです。

ピアノのように音が単体ではなく、オーケストラは楽器もたくさんあって音も大迫力です。

それにオペラなどは3時間~6時間位時間を取りますが、オーケストラは2時間位ですし休憩が15分程入ったりするので、長さ的にも初心者には飽きの来ない丁度良い時間だと思います。

さて、そんなオーケストラから聞いてみるには、どの曲からが良いでしょうか?

最初の取っ掛かりとしては、学生の頃、音楽の時間などで良く聞いた事のある曲などが良いと思います。

モーツァルトとかドヴォルザークといった18世紀~19世紀頃の作曲家ですね。

まずは、そうした馴染みのある曲から聞いてみるほうが入って行き易いと思います。

いきなり演奏会に行くより、先にCDやDVDで慣らしておくのも手だと思いますが、もちろんいきなり行っても全然大丈夫です。

先にCDやDVDを見ておくのは、実際に演奏会で聞く音との聴き比べなどが出来て良いですよ!

クラッシックには、ストーリーのある曲もあります。

ベートーヴェンの交響曲第6番「田園」には、雷雨の場面があるのですが、それを知った上で生で聞いてみると楽しいと思います。

それに、CDでは聞けなかった楽器の音が、生の演奏会で聞けたりすると、また違った新鮮さがあります。

まずは日本の管弦楽団の演奏会などに行かれてみると良いかも知れません。

1曲だと長いので、大体3曲構成になってる演奏会が良いですね。

「白鳥の湖」とか「家路」など、耳馴染みのある曲から聞いてみるのがおすすめです。

また、演奏会で座る座席はどこが良いでしょうか?

映画館だと、画面が近すぎず良く見えるように、正面の少し後ろの方を取ったりすると思いますが、実はコンサートなどの座席も選んだ方が良いのです。

おすすめの場所は、「2階の正面前寄り」が良いでしょう。

よく天皇陛下が2階の正面席でご覧になっていますよね?

やはり、ステージの全体の様子がよく見えますし、音のバランスもとても良いのでそうした配慮からなんですね。

逆に、1階の1番前だったり左右の端の方だったりすると音がまともに出るし、どの楽器から出ている音かなど見えづらいので、おすすめできません。

反対にあまり後ろの方過ぎても、ちょっと音も遠くなります。

演奏者の姿もよく見えませんし、そうした席の場合は双眼鏡を持って行った方がいいですね。

まとめ

いかがだったでしょうか?

クラッシックコンサートは、チケットの値段も高めに設定されていたりします。

日本のプロオーケストラでも、S席で1万円弱位だったり、海外のプロオーケストラだとS席で5万円近くするのもあります。

それが初心者には、尻込みする要因にもなっているかも知れませんね。

しかし、地方なら比較的安い値段で観られる所もあるかも知れないので、ご紹介した参考サイトで調べてみてくださいね!

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