両親や祖父母などがある年齢に達すると、お祝いをする習慣があります。
元々は数え年の誕生日に行っていましたが、最近は満年齢で祝うようになりました。
その長寿のお祝いについて、年齢別賀寿、お祝いの食事の内容、祝い時の挨拶について、まとめたものをご紹介します。
長寿の祝い方と年齢別賀寿の名前まとめ
長寿のお祝いは、長寿を祝福して周りの者が長寿にあやかるものです。
それぞれお祝いの色にちなんだ物を贈ることや祝宴を開くことが多いと言われています。
●還暦(かんれき)61歳(満60歳)・・・
祝い色:【赤】生まれた干支に還るので、赤子に戻りもう一度で直すという意味があります。
●古希・古稀(こき)70歳・・・
祝い色【紫】珍しいほどの長寿という意味です。
●喜寿(きじゅ)77歳・・・
祝い色【紫、紺】喜を草書体で書くと七十七と読めることに由来となっています。
●傘寿(さんじゅ)80歳・・・
祝い色【金・茶】傘の略字が八十と読めることが由来となっています。
●米寿(べいじゅ)88歳・・・
祝い色【金・茶】米の字が八十八と読め、末広がりの八が2つ重なっているので、大変目出度いと言われます。
●卒寿(そつじゅ)90歳・・・
祝い色【白】卒の字が九十と読めることが由来となっています。
●白寿(はくじゅ)99歳・・・
祝い色【白】百から一を引くと白になることが由来です。
●百寿(ももじゅ)・紀寿(きじゅ)100歳・・・
祝い色【白】100歳になること、100年が一世紀ということが由来です。
長寿祝いの席で食べる食事の種類と意味
一般的な長寿祝いで食べる食事の種類と意味は、一部ですが次のとおりです
「めでたい」の語呂あわせであり、縁起の良い料理として祝い事によく使われます。
赤い色も神様の好きな色であり、邪気を祓うと言われています。
祝い事には付き物の料理ですね。
小豆には厄除け効果や縁起が良い物とされています。
海の老人を意味し、長く伸びたひげと腰が曲がっている姿から、腰が曲がるまで長生きできるという願いが込められています。
お祝いには欠かせない料理です。
色彩が紅白で、日本において祝い事に使われる色です。
さっぱりして、体に良い料理です。
これも祝い事の色で、目出度い行事に使われる料理です。
長寿祝いの乾杯の挨拶で使いたい言葉
挨拶に使う言葉には、「長寿に対するお祝い」「今までの感謝」「これからも長生きしてほしい」などの意味を込めると良いと思います。
乾杯の挨拶は、祝辞ではないので簡潔にした方がよいですね。
例としては、
「おじいちゃん、米寿おめでとうごさいます。
そして、今まで私たちを見守ってくれてありがとうございました。
おかげ様で、家族もどんどん増えて、今日集まった人数になりました。みんなの願いは、これからもおじいちゃんに、もっともっと長生きしてほしいことです。
おじいちゃんがこれからも、健康で元気に長生きできますように、乾杯!」
などです。
まとめ
長寿のお祝いで、感動させようとか泣かそうとかを考える必要はありません。
素直に長生きしてくれたことに感謝するだけでも、気持ちは伝わると思います。