北海道で一番高い標高2,291mの旭岳は、日本一早い紅葉が見られる場所として、多くの登山客が訪れます。
紅葉は見たいけど初心者の場合、2,000m級の旭岳を登山することができるのだろうかと思いませんか?
実は、紅葉を見ることが目的なら、子供からある程度の高齢者でも大丈夫なのです。
手軽に楽しめる旭岳の紅葉の時期や、登山方法について解説します。
大雪山の旭岳登山ルートを詳しく解説!初心者でも大丈夫?
登山と言っても、紅葉を楽しみたいのなら頂上まで行く必要はありません。
初心者が登山する一般的なルートは、旭岳山麓駅からロープウエイで、一気に標高1,600mの姿見駅まで登る方法です。
ロープウエイ運賃
6/1~10/20は、中学生以上往復2,900円(片道1,800円)、小人往復1,450円(片道900円)
10/21~5/31は、中学生以上往復1,800円(片道1,200円)、小人往復900円(片道600円)です。
6/1~10/20は15分間隔、10/21~5/31は20分間隔で運行し、ロープウエイ所要時間は片道約10分です。
姿見駅からは、一応登山道を歩くことになりますが、初心者におすすめなのは、姿見の池1周コースです。
ルートは姿見駅→第一展望台→第二展望台→第三展望台→夫婦池→第四展望台→姿見の池→第五展望台→姿見駅で、比較的平坦で散策路にはロープが張ってあるので、道に迷うことはありません。
1周距離は約1.7kmです。通常の体力があれば子供から大人まで、ゆっくり旭岳の自然を楽しみながら約1時間で姿見駅まで戻ります。
旭岳の紅葉が見られる時期は?
紅葉は、山の上から始まって麓の方に降りていきますよね。
旭岳の紅葉時期は、9月中旬から下旬にかけてがおすすめです。
ロープウエイで登ってくる途中の紅葉も、赤や黄色が色づいて絶景なので楽しんでください。
旭岳の場合、姿見の池から少し上の方へいくと樹木は無いので、姿見の池付近から紅葉が始まります。
紅葉を楽しむことが目的の場合は、頂上まで行く必要はなく、初心者コースで十分紅葉を楽しめます。
遊歩道を散策しながら、ミネカエデやダケカンパの黄色、ナナカマドやオガラバナの赤、オガラバナの黄色が、パッチワークのように彩る紅葉には感動しますよ。
旭岳の登山時期別の所要時間と装備について
紅葉の季節は、登山客でロープウエイも混みますので、待ち時間によりますが、余裕をもって2時間程度の登山時間を取っておいたほうが良いでしょう。
また紅葉の時期以外の登山時間は、極端に混むことはないので、マイペースで1時間半から2時間というところでしょうか。
姿見の池1周コースの場合は、旭川市内と旭岳では気温が10℃くらいは違うので、帽子、長袖の上着、ウインドブレーカーなどの防寒対策、厚めの靴か普段履きなれた靴を用意して行きましょう。
姿見の池周遊コースの詳細と周辺地図はこちら
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まとめ
旭岳は姿見駅まで登ってしまうと、平坦地が大きく広がり見晴らしが良い場所です。
親子3代皆で紅葉を見るなら、旭岳初心者コースがおすすめです。