大好きな彼と結婚し、幸せいっぱい!の結婚生活ですが、実際は妻になったからこその悩みも出てくるものです。
その悩みの1つが、お盆に合わせての旦那様の実家への帰省ではないでしょうか。
お盆に帰省するとなると、旦那様のご両親と一緒に墓参りへ行く方も多いはずです。
地域によって差がある墓参りは、また悩みのタネになります。
旦那様の実家の墓参りを無事に終わらせる為、墓参りの持ち物や服装、花など、嫁仕事を応援するお役立ち情報をお伝えします。
旦那実家の墓参りの持ち物と服装
旦那様のご先祖様、ご両親の前で失礼があってはいけない、嫁として初めてのお盆の帰省はそつなくこなしたい、世間知らずだと思われたくない、そう思い緊張してしまう気持ちもよくわかります。
特に気になるのが、墓参りの持ち物と服装でしょう。
地域によって墓参りの方法や必要なものは異なりますので、まずは旦那様や、義理のご両親に確認してください。
その時に、必ず必要なものがあれば教えてもらえますし、特に何も要らないよ、と言われるかもしれません。
何も必要ないと言われた時は、数珠は念のため持っていくとし、その他にはお墓と仏壇に何かお供えできるものを持っていくと良いでしょう。
お墓にも、お供えできるもの、できないものがありますので、普段どういったものをお供えしているか、旦那様に確認しておきます。
基本的には、お墓へのお供えもそのまま置いて帰ることは出来ませんので、お参りの際にお供えして持ち帰るようにします。
仏壇用のお供えには、日持ちするもの、小分けになった飲み物や冷菓などが、お盆期間の来客時にも出せるので喜ばれます。
そして服装に関しても、旦那様に普段の墓参りの服装を確認しておく必要はありますが、平服で問題ありません。
旦那様のご家族がどなたか亡くなられ、初盆、つまりは四十九日の法要を終えて初めてのお盆を迎えるとなると喪服が必要ですが、通常のお盆の墓参りだと平服で良いでしょう。
ただし、白、黒、紺色などの華美でない落ち着いた服を選びます。
また、墓参りはお墓のお掃除やお参りをするので、背伸びしたり、しゃがんだり、身体をよく動かしますよね。
墓地によっては、道が舗装されている場所もあれば、足場が悪い場所もあるので、ヒールの高い靴は避け、ペタンコ靴やスニーカーなどを履いていきましょう。
綺麗な服や靴で行かなくては、と思うかもしれませんが、お墓の掃除の時は水がかかったり汚れたりしますので、あまりに高級なものや、綺麗なものはおすすめ出来ません。
お掃除もしにくく、また義理のご両親にも、あなたの靴が汚れたらいけない、と気を遣わせてしまうかもしれません。
お墓のお掃除もしっかり行う気持ちで参りました、そういう姿勢を見せることも、嫁として重要なことですよね。
しかし、墓参りには各家庭でもルールがありますので、義理のご両親に何かお手伝いできることがないか確認し、お願いされたことをしっかりと行えば十分です。
張り切りすぎて勝手に動いてしまうと、逆に嫌がられることもありますので、注意したいですね。
お墓参りの花を持ち帰りする?
墓参りの際には、生花や榊(さかき)をお供えすることが多いですが、お参りをする間お供えし、持ち帰る、という方も多いようです。
墓地が近く日頃からお墓の管理が出来る方ならそのまま生花をお供えしておいて問題ありませんが、年に数回しか行けない場合は、生花が枯れてお墓を汚してしまうことを考えると、持ち帰るべきだとされています。
墓地を管理している霊園やお寺によっては、生花が枯れた時に処分してくれるところもありますが、持ち帰るよう指示があるところもあります。
持ち帰った生花は、そのまま仏壇にお供えすれば良いのでは?
と思ってしまいますが、1度お供えした生花をそのまま使いまわすことは失礼にあたるので、仏壇用としては使用せず、家に飾るか、飾る場所がない場合はそのまま処分することになります。
こちらも家庭によって違いますので、義理のご両親にお任せしておきましょう。
墓参りの仏花の選び方と基本
墓参りの生花は義理のご両親が用意して下さることが多いと思いますが、墓参り用の仏花を買ってきてもらえる?とお願いされる可能性もありますよね。
仏花も地域性があるので、事前に確認しておかなければなりませんが、仏花の基本や選び方は頭に入れておきましょう。
旦那様の実家周辺の花屋で仏花を買うと、その季節や地域に合った仏花を選んでくれるでしょう。
一般的に仏花に使用する花の本数は奇数と決められています。
3、5、7本という本数が良いとされています。
また、赤、白、黄色、紫、ピンクなど明るい花が好まれ、仏花をお供えする際には、お参りする私たちに向けてひし形になるように生けます。
ご先祖様にお供えするお花なので、新鮮な生花選びも大切です。
仏花用と花屋で伝えれば適切なお花を選んでもらえるので心配ありませんが、よく使用される花は、菊、カーネーション、ユリ、蓮などです。
また、季節によって旬のお花を仏花として選んでもらえます。
仏花にはこの花を使用しなければならない、という決まりはありませんので、自分で選ぶ時も新鮮な花でその時お墓や仏壇にお供えしたい、と思う花を自由に選べば良いですね。
ただ、仏花に使用してはいけないお花があることもマナーとして知っておきましょう。
お供えしても持ち帰ることが多い仏花ですが、散りやすく傷みやすいお花、薔薇などの棘のあるお花、臭いがきついお花は避けるべきです。
仏花としてお供えするのは花だけではなく、地域によっては、榊だけをお供えし、花はお供えしないところもあります。
自分で用意する場合も、その必要がない場合でも、旦那様の実家地域の習わしも事前に旦那様に確認しておきましょうね。
まとめ
結婚してみると意外に多い家族行事や付き合い。
育った環境や地域が違うと、自分にとっては当たり前だと思っていたことが違ったり、習わしが違ったり、様々な違いが見えてきます。
旦那様の実家の墓参りもその1つ。嫁として義理のご両親の前で失敗したくはありませんよね。
墓参りの基本を頭に入れ、また旦那様の地域性も事前に確認した上で、初めての墓参りに臨みましょう。
緊張しますが、嫁としてきちんと墓参りを行えることにより、ご両親のあなたに対する印象もアップするはずですよ!