夏休みの宿題は新聞の書き方を小学生のルールで作って高評価へ!

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小学生の夏休みの宿題で、新聞を作るというのがあります。

ちょっと聞くと難しそうな印象も受けますが、実際のところはどうなのでしょうか?

ここでは、新聞の書き方やルール、新聞を作ることのメリットなどをお伝えしていきます。

夏休みの宿題で新聞の書き方


楽しい夏休み!と思ったら、「新聞作り」の宿題が出されて頭がパニック!なんて事はないでしょうか?

パニックになる原因は、まず「テーマは何にしよう?」という点ですよね?

そして次に「割り付け」です。

【割り付けとは?】

割り付けというのは、分かりやすくいうと「レイアウト」です。

タイトルがどこで、見出しがどこでイラストや写真をどこにするか?といった、それぞれの配置を考えること、それが「割り付け」です。

新聞の名前「○○新聞」と書かれている文字がどこにあって、記事の内容が何であるかを端的に書いた「見出し(タイトル)」がどこかなどです。

そして、「縦書き」にするか「横書き」にするかですね。

皆さんの家に毎日届いている新聞を見てみてください。

英字新聞は別ですが、何処の新聞も主に「縦書き」ですよね?

文章が上から下に縦に書いてあると思います。

これは、縦書きの方が読みやすいからです。

しかし、「○○新聞」という新聞の名前や、記事の内容の「見出し」は横書きでも問題ありません。

そして、その記事の内容を分かりやすくしたのが、イラストや写真になります。

このように、新聞の書き方で大事なのは「分かりやすさ」という事になります。

それでは、具体的に新聞の書き方を見ていきましょう。

【見出し】

見出しは、記事の内容が何であるかを伝えるのに一番大事な部分です。

パッと見た瞬間に「ん?面白そう!」と興味を持ってもらえるような見出しにしなければいけません。

ここで重要な点があります。

・説明的な見出しにならないようにする。

説明は本文で書くので、見出しでは簡潔に短くしましょう。

・伝えたい事を率直に書く。

伝えたい事を前面に押し出した見出しにする事が大事です。

例えば、この章の見出しは「夏休みの宿題で新聞の書き方」ですよね?

これを読んだだけで、ここにはどんな事が書いてあるのかすぐに分かりますよね?

「あ、夏休みの宿題の新聞の書き方を書いてるんだな」って、殆ど読んだままの言葉が浮かびませんか?

これが、率直に伝えたい事を書くという事です。

【本文の書き方】

見出しが決まったら次はいよいよ本文(記事)です。

まず、どの新聞でも「5W1H」という手法が使われています。

5W1Hというのは、次のような事をいいます。

・いつ?(When)
・どこで?(Where)
・誰が?(Who)
・何をした?(What)
・なぜ?(Why)
・どのように?(How)

これが「5W1H」です。

皆さんの家にある新聞の記事の、さわりの部分だけでも少し読んでみてください。

必ず、こういった順序で書かれているはずです。

小学校の国語の授業でも習いますよね?

「いつ・どこで・だれか・なにを・どうした」という事です。

文章のみならず、普段人と話す時でも多少順序は前後しても、必ずこういうフレーズは出てきますよね?

つまり人間は、こういった点が明確でないと意味や内容を理解しにくいんです。

文章にする場合は、特にこういった点がしっかり出ていないと読んでもらえません。

【書き方のコツ】

さて、記事を書く時は5W1Hで書く事が大事である事は分かりました。

しかしここで気を付けたいのは、文章を長々と書かない事です。

本文で説明をするので、見出しは説明的にならないようにと書きましたが、実は文章も説明的過ぎるのは良くありません。

要は、内容の要点と結論が分かればいい訳ですから、5W1Hを守りつつ簡略に納める事です。

例)
10月5日(いつ)、学校で(どこで)全校生徒が(誰が)運動会を(何を)行った(した)。
毎年恒例なので(なぜ)、みんな汗を流し(どのように)頑張った。

小学生の夏休みの宿題で新聞を作るメリット


小学生の夏休みの宿題では、自由研究や絵日記、読書感想文などに続いて、この新聞作りがあります。

絵日記や読書感想文、新聞作りは工夫次第でそのまま自由研究にもなりますね。

この3つのそれぞれに共通している事は、「書く」という事です。

そしてテーマはいずれも「自由」です。

書くテーマは自分で決められる「自由」ですね。

その次に「考える」ことです。

つまり、「テーマ」を何にするか「考える」ということです。

しかし、この3つの中で一番難しいのが今回のメイン記事になっている「新聞作り」です。

これは、ただ「書く」だけではなく、「見出し」や「本文」、「写真」などの「割り付け(レイアウト)」も考えなくてはいけません。

そして、読む人に分かりやすく伝わりやすい文章にすること、5W1Hという手法を使って、自分の言葉で書く必要があります。

これらの事を踏まえて、小学生が夏休みの宿題として「新聞作り」をするメリットは、次のような事が上げられます。

1:好奇心や探求心を育てる。
新聞を作るためにそこに書く内容を考え、物事に興味や関心を持つ必要があります。

2:思考力・発想力が身に付く。
興味・関心を持って得た情報の読解力が養え、新聞にする上で配置や構図を考える時の閃き、発想力が身に付きます。

3:感動を味わう。
知らなかった事、新しい事を知った時の感動や喜びを味わえます。

4:コミュニケーション能力を高める。
読む人にも共感してもらいたい!知った事を伝えたい、教えてあげたい!という欲求が出てきます。

5:伝えるための技術が身に付く。
伝えたい欲求を満たすために、活字の大きさ・表現・配置を考え、伝わる書き方、文章力が身に付きます。

6:楽しんで取り組む。
全ての力を出し切って、自分の力で出来上がっていく新聞を見て、最初は難しいと感じていた新聞作りを、自然と楽しんで取り組むようになります。

新聞作りのメリットは、子供のすべての五感に良い刺激を与えていると言えるでしょう。

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新聞の書き方とルールを知っておこう


ここまでお伝えしてきた事を踏まえ、改めて新聞の書き方とルールを知っておきましょう。

【新聞の書き方】

新聞記事は、読む人に内容を正確に伝える事が重要です。

しかし見出し同様、本文を書く際も説明的になり過ぎない事です。

文章が長いと、とりとめのない文章になってしまいますので、できるだけ文章は短く、簡潔になるように工夫しましょう。

記事の内容は、要点と結果を端的に正確に書くように心がけましょう。

【新聞作りのルール】

・逆三角形
普通の文章は、序論から始まり本論があって、最後に結論がきます。

これがいわゆる三角形です。

しかし、新聞の場合は一番重要な結論を最初に持ってくるのです。

これは、やはり読み手を引き付ける意味で使われる手法です。

結論や結果を最初に持ってくる、これを「主眼点」といいます。

次に、その結論に至るまでの経過を書きます。これを「要点」といいます。

そして最後は重要性の低い事柄を書くのです。これを「補足」といいます。

・5W1H
覚えていますか?

5つのWと1つのHは、なんでしたか?

・いつ?(When)
・どこで?(Where)
・誰が?(Who)
・何をした?(What)
・なぜ?(Why)
・どのように?(How)

以上が、5W1Hでしたね!

ここが一番記事の「分かりやすさ」を強調した部分になります。

【記事の量】

集めた情報をあれもこれも全部書こうとすると、全体的にごちゃごちゃしてせっかくきちんとレイアウトされていても、結局分かりにくい、読みにくい新聞になってしまいます。

ですから、常に全体のバランスをイメージしながら新聞作りをする必要があります。

苦労して集めた情報は、できるだけ全部見て欲しいと思う欲求は決して悪い事ではありません。

しかし、全体のバランスを考えた時に、「削る所は削る」勇気も必要です。

或いは、「できるだけ文字数を減らす」という技も習得したいところ。

でもこれは、1度にできる事ではありません。

何回も試行錯誤して、徐々にそうした技も身に付いてくる物だと思いますので、決して焦らず根気良く続けて行くと良いでしょう。

まとめ

新聞作りはまずテーマを考える事と、全体のバランスを考えて割り付け(レイアウト)していきます。

ここは、レイアウトを考えてからテーマを当てはめていくか、テーマを考えてからレイアウトしていくか、或いは殆ど同時進行で進めていくかなど、人によってやり易さの違いも出てくることでしょう。

基本的にはまずレイアウトしてからになります。

まず家を建ててから人が住むように、出来上がった家に今度は何を何処に置くかを考え、家具や電化製品の配置をしていくのと似ていますね?

新聞作り初心者の場合は、まずこのルールを守って進めて行く方がいいでしょう。そうして徐々に肉付けされていく訳です。

途中で、配置した家具が気に入らず、また別の場所に移動するのも良いと思います。

新聞作りも、何度も模様替えをしていくのも全く問題ありません。

むしろそうしていく方が、満足のいく新聞が出来上がるというものです。

そうして完成した時の達成感や満足感は、何にも代えがたい自分だけの財産になります。

単なる夏休みの宿題だったはずの新聞作りが、将来の仕事になった人だっています。

そう考えると、学生の頃の勉強って奥が深いんですよね?

この記事が、少しでも参考になれば幸いです。

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