夏休みの自由研究の題材にお悩みの方に、かぶと虫の幼虫観察をおすすめします。
生き物を観察するなかでも、カブトムシは比較的育てやすく、幼虫自体もかなり大きいので観察しやすいと思います。
幼虫の生育セットも、ペットショップなどで手にはいるので、さっそく挑戦してみましょう。
夏休みの自由研究にカブトムシの成長記録を
カブトムシは大きく分けて、卵→幼虫→サナギ→成虫と成長します。
・7~8月:交尾、産卵(20~30個)。
・8~9月:孵化(卵から幼虫が出てくる、初令幼虫)。
・9~10月上旬:初令幼虫から脱皮する(2令幼虫)、2度目の脱皮をする(3令幼虫)、3令幼虫になると食欲があり、周りの餌をたくさん食べて大きくなります。その後土の中で冬を越す。
・5~6月:3令幼虫が3度目の脱皮をする(サナギ)、サナギになるとカブトムシの形になり、角もできてくる。
・7月~8月:サナギになって約3週間で皮膚を脱いで成虫になる(羽化)。
羽化して約1週間で土から出てきて活発に動き始める。
ほぼ1年間の間に卵から成虫へ完全変態する昆虫なので、じっくり観察するとカブトムシの知らなかった生態もわかり、さらにカブトムシが好きになりますよ。
夏休みの自由研究をカブトムシの成長記録にしたい場合、卵から成虫になるまでを記録するときは、1年前から準備をする必要があります。
準備する期間が無いとか、既に夏休みに近くなっているときは、卵から育てることは無理ですが、幼虫から育てるという方法があります。
自由研究でカブトムシの幼虫を育てる時期と方法
山や公園などで卵や幼虫を採取する方法もありますが、確実に手に入るものではありません。
確実なのは、ペットショップや通販で幼虫を手に入れることです。
餌や土、ケースなどが一式用意された飼育セットも販売しているので、一緒に購入すると良いでしょう。
購入する幼虫は、食欲のあるサナギになる前の3令幼虫です。
本来は秋に購入するおすすめですが、通販では夏でも販売しているようです。
幼虫は市販されているマット(腐葉土に代わる土のようなもの)を食べているので、ケースに幼虫とマットを入れます。
ケースは、深さが10cm以上あるを使用します。
温度は常温で人間と同じ室温で良いですが、10℃以下になる場所は避けましょう。
マット表面にフンが見られるときは、マットを交換します。
見た目が黄色っぽくなりしわが目立ってきたらマット交換は控えます。
サナギから羽化するまでは、水分不足(マットの乾燥)や酸素不足(酸っぱい匂い)に注意して観察します。
自由研究の観察の上手なまとめ方
まとめ方の例としての項目は、
これらの内容を1日分、もしくは2日分を1ページにまとめます。
写真や絵を載せるのも良いでしょう。その場合は、変化を見比べることができるようにすると、わかりやすいですね。
表紙には、題名と自分の名前は忘れないようにしましょう。
まとめ
カブトムシの生育は、相手は生き物なので、うまくできると変化があり面白いですが、失敗することもあります。
その場合、失敗した内容を自由研究にすることも良いと思います。
うまく観察できると良いですね。