
ねぶた祭りの鈴は、ハネトが跳ねている途中で落ちたものを拾ったり、ハネトから分けてもらったりして手に入れられることがあります。
ただし、落ちた鈴を拾えるのは、観覧している側まで安全に転がってきたときです。運行中のコースへ入るのではなく、周囲の様子や係員の案内を確認しながら楽しみましょう。
先に確認しておきたいこと
ハネトの鈴は、観客全員に配られるものではありません。落ちた鈴を拾えることもあれば、ハネトが手渡してくれることもある、祭りの中で生まれるちょっと特別な出会いです。

青森ねぶた祭では、華やかなねぶたの周りを、ハネト(跳人)が「ラッセラー、ラッセラー」の掛け声に合わせて跳ねながら進みます。
衣装に付けられた鈴は、ハネトの動きに合わせてシャンシャンと鳴り、祭りのにぎやかな雰囲気をさらに盛り上げます。
跳ねている途中で鈴が外れて落ちることがあり、その鈴は「幸運の鈴」や「幸せな鈴」と呼ばれています。
ねぶた祭りの鈴をもらう方法は2つ

安全な場所へ転がってきた鈴を拾う
ハネトは大きく跳ねながら進むため、衣装に付けていた鈴が外れ、路上へ落ちることがあります。
その鈴が観覧している側まで転がってきた場合は、周囲を確認して拾うことができます。
鈴が運行中のコース内に落ちている場合は、無理に取りに行かず、観覧している場所から祭りを楽しみましょう。鈴に気づいた子どもが急に飛び出さないよう、家族で観覧するときは少し注意しておくと安心です。
ハネトから分けてもらう
ハネトが観客へ鈴を手渡してくれることもあります。
近くを通ったハネトと目が合ったり、声をかけられそうな雰囲気だったりした場合は、「鈴をいただけますか?」と尋ねてみてもよいでしょう。
運行中はハネトも移動しているため、鈴を持っていなかったり、声が届かなかったりすることもあります。分けてもらえたら、祭りの思い出と一緒に大切に持ち帰りたいですね。
鈴は必ずもらえるものではない
ハネトの鈴は、あらかじめ観客へ配布される記念品ではありません。
落ちた鈴が偶然近くまで転がってきたり、ハネトが手渡してくれたりすることで手に入るものです。
だからこそ、鈴との出会いそのものが、ねぶた祭りならではの思い出になるのかもしれません。
鈴を拾ったり、もらったりするときの注意
運行中のコースへは入らない
鈴を見つけたときに一番気を付けたいのは、運行中のコースへ出ないことです。
ねぶたの周囲では、ハネトだけでなく、囃子方や運行を支える多くの人が移動しています。鈴が見えていても、コース内にある場合はその場から見守りましょう。
- 観覧している側へ転がってきた鈴を拾う
- 運行中のコースへ出ない
- ハネトが跳ねている中へ入らない
- 現地の係員や警備員の案内を優先する
衣装に付いている鈴には手を伸ばさない
ハネトがすぐ近くを通ると、衣装に付いている鈴もよく見えます。
ただ、鈴がひもや安全ピンなどで留められている場合、引っ張ると衣装が傷んだり、鈴の留め具が外れたりすることがあります。
鈴が欲しいときは、衣装から直接取るのではなく、ハネトが手渡してくれる機会があれば受け取る、という楽しみ方が安心です。
ねぶた祭りの「幸運の鈴」とは?

落ちた鈴を拾うと幸運が訪れるという言い伝え
ハネトが跳ねている途中で落とした鈴を拾うと、幸運が訪れるといわれています。
青森県の公式観光情報でも、ハネトが落とした鈴は「幸せを呼ぶ鈴」として紹介されています。
祭りの熱気や鈴の音とともに手に入れた鈴は、青森ねぶた祭の思い出を形に残してくれるものでもあります。
幸運の鈴の由来は定かではない
ハネトの鈴が、いつから「幸運の鈴」や「幸せな鈴」と呼ばれるようになったのか、詳しい由来は定かではありません。
そのため、手に入れ方によって幸運の意味が変わるとは言い切れませんが、落ちた鈴やハネトから分けてもらった鈴を、祭りの縁起物として大切にしている人もいます。
幸運の鈴については、青森県の公式観光情報「青森ねぶたの「幸せな鈴」」でも紹介されています。
ねぶたの鈴の付け方

ハネト衣装へ鈴を付ける場合
ハネトの衣装に鈴を付ける場合は、ひもや安全ピンなどを使って取り付ける方法があります。
衣装や鈴の形によって付けやすい方法は異なりますが、跳ねたときに鈴や留め具が危険な動きをしないように確認しておくことが大切です。
安全ピンを使う場合は、針先がきちんと金具の中へ収まっているか確認します。ひもを使う場合は、ほどけにくく、長く垂れすぎない長さにしておきましょう。
- 鈴や留め具が簡単に外れないか確認する
- 安全ピンの針先が出ていないか確認する
- ひもを長く垂らしすぎない
- 鈴が周囲の人へ強く当たらない位置に付ける
- 軽く体を動かし、鈴の揺れ方を確認する
落としてもよい鈴と残したい鈴を分ける
ハネトとして参加する場合、途中で落ちてもよい鈴と、記念として手元に残しておきたい鈴を分けて考えることもできます。
ただし、落としてもよい鈴であっても、最初から外れやすく付けるのではなく、安全に跳ねられることを優先して取り付けましょう。
観客へ鈴を分けたい場合は、衣装に付けたものとは別に用意できるか検討しておくと、渡しやすいかもしれません。
もらった鈴を持ち物へ付ける場合
拾った鈴やハネトから分けてもらった鈴は、まずファスナー付きのポケットや小さな袋へ入れておくと、会場でなくしにくくなります。
持ち物へ付ける場合は、根付け用のひもやストラップ金具を使い、バッグの内側など落としにくい場所へ付けると安心です。
子どもの衣服やバッグへ付けるときは、安全ピンの針先や、小さな鈴の誤飲にも注意しましょう。
無理に身に付けず、小袋やケースへ入れて思い出として保管する方法もあります。
ハネトの鈴と観客との関わり
ハネトが大きく跳ねると、衣装に付けられた鈴が鳴り、ときには鈴が外れて落ちることがあります。その鈴を拾った人に幸運が訪れるという言い伝えが、観客の間でも親しまれてきました。
また、ハネトから鈴を分けてもらうことがある一方で、衣装に付いている鈴へ観客が直接手を伸ばすと、衣装や留め具を傷める可能性があります。
落ちた鈴を偶然拾えたり、ハネトから手渡してもらえたりすることも含めて、ねぶた祭りの鈴は人と人との触れ合いから生まれる記念品なのだと思います。
最新の公式情報について
開催日程や運行時間は変更される可能性があります。「青森ねぶた祭公式サイトのスケジュール・運行コース」で最新情報をご確認ください。ハネトとして参加する場合は、正装や集合方法、運行中のルールを「跳人参加方法・ルール」で事前に確認できます。
青森ねぶた祭りの観覧場所を検討している方は、こちらの記事も参考にしてください。
>>ねぶた祭りを観覧するならココがおすすめ!
まとめ
ねぶた祭りの鈴は、観覧している側まで安全に転がってきたものを拾ったり、ハネトから分けてもらったりして手に入れられることがあります。
鈴が運行中のコースに落ちている場合は、無理に取りに行かず、観覧場所から祭りを楽しみましょう。
拾った鈴や分けてもらった鈴は、「幸運の鈴」としてだけでなく、ねぶた祭りの音や熱気を思い出させてくれる大切な記念品になります。
持ち帰ったあとは、ひもやストラップ金具で持ち物へ付けたり、小袋に入れて保管したりして、祭りの思い出とともに大切にしてくださいね。