うなぎの蒲焼きは江戸料理の一つで伝統があり、うなぎ屋さんはそれぞれ秘伝のタレで、自慢のうなぎを焼いて提供します。
その風味と味がたまらない、という方も多いですよね。
代表的な食べ方は、うな重とうな丼ですが、ここぞという特別な日や接待の時に食べるのは、うな重じゃないでしょうか。
今回は、接待の時に注意すべき「うなぎの重箱マナー」をご紹介します。
うなぎの重箱食べ方マナーは?
・蓋を開ける・・・器に左手(右利きの場合)を添えて、右手で蓋を開け香りを味わいましょう。
・取った蓋は裏返しのまま、自分から見て右側に置きます。
・食べ始めは左下側(右利きの場合)から右の方へ向かって食べます。
・重箱の壁を利用してうなぎとご飯をうまく一緒によそって食べます。
・真ん中から食べたり、うなぎやご飯を崩すような食べ方はしないようにします。
・下の段を食べたら、重箱を180度回転して、上の段をおなじように食べます。
・食事が終わったら蓋を閉めますが、蓋の向きを逆にするか、少し傾けるように閉じます。
裏返しにして閉じる必要はありません。裏返しだと蓋に傷がついたり、見た目が良くないのでマナー違反になります。
接待と伝えている場合は、高価な重箱を使用するので、注意してください。
接待の食事の場合は、さりげなく相手の食べるペースに合わせて、ゆったりと食べるようにします。
自分だけ早く食べ終わるようなことは避けましょう。食べるのをせっつかれているようで、良い気分はしないと思います。
接待でうなぎ屋に行くときのマナー
この場合の接待は、取引先と商談成立や信頼関係をつくるために飲食のサービスを行うものです。
取引先に対して、いやな思いや信用を無くすような行動をしてはいけません。
また過剰な商品セールスや自慢話も、接待の意味を理解していないと思われます。
取引先によっては、接待の内容や段取りを見て、相手会社の商談に対しての配慮を計ることもあるので、失礼の無いよう事前の準備をするのが、接待のマナーです。
・事前に接待するうなぎ屋で、味や雰囲気を確認すること。
・接待は、個室を予約しておくこと。
・・・他人の目を気にしないで、リラックスできる場をつくります。
・接待する料理の内容を確認しておくこと。事前に同じ料理を食べるのが理想です。
・当日は、約束時間に出迎え部屋へ案内します。
お店の人に案内を頼むときは、接待ということを事前に話しておきます。
・取引先が席についたら、お店の人に料理等を丁重に頼みます。非礼な態度や横柄な態度はいけません。
取引先は相手がどういう態度をとるのか、見ているものです。
接待は、自分達だけでするものではありません。
そのお店の協力により、一層接待の効果があがるものと考えましょう。
うな重は持って食べるか置いて食べるか
うな重を食べる時に重箱を持って食べるか、置いて食べるか、どちらがマナーとして正しいか悩むことがあると思います。
結果は、マナーとしてどちらでも構いません。
ただし、持って食べる時は、重箱に直接口を付けて食べるのはいけません。
また、置いて食べるときは、重箱に左手(右利きの場合)を軽く添えて食べるようにします。
まとめ
うなぎの重箱は、決して安い食べものではありません。
接待などで、せっかく高価なものを食べるのであれば、その食べ方マナーを知って、気持ち良くいただきましょう。