神棚で奏上する大祓詞の祝詞の意味は?般若心経との関係は?

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神社でのお祓いや神社の行事で、神主さんの祓詞(はらえことば)や大祓詞(おおはらえのことば)などを聞いたことがあると思います。

でも神道に詳しい人なら意味がわかるかもしれませんが、一般の人が聞いても何を唱えているのか、さっぱりチンプンカンプンではないでしょうか。

また大祓詞は、仏教でいうと般若心経にあたるという人がいますが、本当でしょうか?

大祓詞の意味と般若心経との関係について、まとめましたものをご紹介します。

神棚で大祓詞を奏上してよい?

神棚をお参りする作法の一例

神棚の作法の一例ととして、簡単なお参り・御祈願するお参り・祓詞を唱えるお参りの3パターンの作法をご紹介します。

神棚へ向かう前に、手と口を水ですすぎ清めます。

① 簡単なパターン。
軽く頭を下げる→二礼二拍手一礼→軽く頭を下げて退く。

② 御祈願するパターン。
二礼→二拍手一礼→御祈願(家族ならそれぞれお祈りします)→二礼二拍手一礼

③ 祓詞のパターン。
二礼→祓詞や大祓詞(お祓いで心身を浄化する)→二礼二拍手一礼

祓詞は、家族の代表者が唱えます。

また大祓詞を唱えたい場合は、家族全員で唱えると良いでしょう。

自宅で大祓詞を神棚の前で唱えると、各祈願者が自分に積もっている罪穢れを、祓い清めることにつながります。

祝詞と大祓詞の意味は?家の神棚で唱えるのは?


祝詞(のりと)は、神事に際して神に申し請う内容・形式の文章で、一般的には神主などが祭神に祭祀を行う意義や目的を奏上する詞を意味します。

主な祝詞には、神社参拝のときの「神前拝司」自宅の神棚のお祈りのときの「神棚拝司」大祓の行事のときの「大祓詞」神事の前に唱える「祓詞」などがあります。

この中で大祓詞は、万葉仮名で約900文字の漢字で成り立っています。

大きく前段・後段に分かれており、現代の言葉で簡略化するとこうなります。

前段は豊葦原瑞穂国(とよあしはらのみずほのくに:日本国)の神々の手でどう成り立ったかを語り、国民は罪穢が現れたら神の儀式にならい、神聖で完全な祓の祝詞を唱えなさいといった意味になります。

後段は、祓の祝詞を唱えると天空で神がその詞を聞いて、どのように罪穢を消滅させ浄化するかを語っています。

そして大祓詞を唱える側が「祓え給え清め給え」と申し上げる(祓いの神事を行う)ことを、お聞き届けくださり、お力をお授けくださいますようにと、慎んで申し上げます。

で結びます

自宅の神棚の前で唱える祝詞は、大祓詞よりかなり短い神棚拝詞を唱えると良いでしょう。

神棚拝詞はこちら
>>神棚拝詞と略拝詞一覧

毎日の祝詞として、または初心者にも文字数が少ないので、唱えやすいと思います。


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大祓詞と般若心経の関係は?


大祓詞は神道でお祓いの際に唱える祝詞であり、般若心経は仏教の大乗仏教の空・般若思想を説いた経典なので、内容や唱える目的はまったく異なります。

また、大祓詞は日本神道独自のものですが、日本における般若心経は、中国の玄奘三蔵訳のものと言われており、日本仏教独自のものではなく、全ての宗派で使用しているわけではありません。

お互いの関係とすれば、神道の祝詞と仏教のお経のそれぞれを代表するものの一つ、と言えます。

まとめ

祝詞を唱えたいときは、神社へお参りに行って、祝詞集などを手に入れてみましょう。

自宅の神棚を前に、心を込めて毎日祝詞を上げることで、何か御利益があるかもしれませんよ。

ぜひ続けましょう。

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