突然のめまいや立ちくらみ。
外出先などで起こすとひやっとすることもありますよね。
女性に多く見られる立ちくらみやめまい、貧血の原因や違いをご説明いたします。
また、それらに伴う吐き気や頭痛の原因、改善方法などもご紹介いたします。
立ちくらみとめまいの違い貧血とはどう違う
まず、立ちくらみは「起立性低血圧」とも呼ばれており、名前のとおり座った状態や寝ている状態から急に立ち上がった時に起こるものです。
急に立ち上がることによって重力によって下にあった血液が脳へ届かず、血圧がうまく調整できなくなるのが原因です。
症状としては、視界が白くなりふらっとするような状態です。
めまいは、突然起こるもので「回転性」と「動揺性」の二つに分けられます。
症状は、「回転性」は頭の中がぐるぐるしたような感覚、「動揺性」はふらふらするような感覚です。
回転性のめまいは、平衡感覚に障害があることが考えられます。
動揺性のめまいは、脳の根元にある「脳幹」という部分の機能が低下して起こるものです。
そして貧血は、症状は立ちくらみと同じですが、血液の中のヘモグロビンの低下が原因となります。
ヘモグロビンが足りていないと全身に酸素が行きわたらなくなり、息切れしたり心拍数が上がり動悸が激しくなったりします。
立ちくらみとめまいの原因と吐き気があるのは
めまいや立ちくらみに伴う吐き気は、簡単に言ってしまうと乗り物酔いと同じような原因です。
体の揺れにより、三半規管や耳石器が過剰に反応し平衡感覚が保てなくなり吐き気をもよおすのが乗り物酔いです。
まさにその原因がめまい・立ちくらみの吐き気の原因と同じなのです。
立ちくらみに吐き気や頭痛が伴う改善方法や対策
吐き気の他にも頭痛が併発することがあります。
原因としては、低血圧により脳に酸素がいかないことが理由の一つです。
普段の食事で、ビタミンB群を取り入れることが予防策になります。
ビタミンB12はめまいの治療薬にも使われていて、神経の代謝を助けてくれる効果があります。
豚肉やレバー、サンマ、カキなどに多く含まれます。
また豚肉には、脳の機能を正常に保つ働きのあるビタミンB1も含まれているので、積極的に摂取したい栄養素ですね。
逆に、摂取があまり望ましくないものがカフェインや香辛料などの神経を刺激してしまうものです。
辛いものや刺激の強いもの、コーヒーや栄養ドリンクなどにも入っているので気を付けましょう。
食事の他に、平衡感覚を養うという対策方法もあります。
靴下を履く時、ふらついたりしませんか?
それは平衡感覚、つまりバランス感覚の低下が原因で、めまいや立ちくらみにもつながります。
目をつぶって片足で立ってみたり、階段の上り下りやウォーキングで平衡感覚を養うことができます。
周りの安全を確認したうえで挑戦してみましょう。
まとめ
もしふらっとしてしまったら、まずは慌てず座ったり横になったりします。
運転中の場合は、路肩に停車し安全を確保します。
落ち着くまでしばらく待ちましょう。
それでもまだふらふらしたりぐるぐるする場合は、脳や耳に障害がある可能性があるので病院に行きましょう。
これらの症状が女性に多いのは、生理やダイエット、食生活が関係してきます。
普段からバランスの取れた食事を意識してみましょう。