最近老若男女を問わず、幅広い世代に人気の岩盤浴。肩こりや頭痛の軽減に効果があると言われる岩盤浴ですが、本当にそんな効果があるのでしょうか?
メリットだけでなく、デメリットなどはないのでしょうか??
実は岩盤浴は、正しい知識を持っていなければ肩こりや頭痛を悪化させる恐れがあります。
「じゃあ、そうならないためにはどうすればいいの?」
「どんな事に気を付ければいいの??」
効果や頻度など、正しい知識を持ってこの先なが~く快適に岩盤浴を楽しむ為にも、少しでもこのページで紹介する内容が参考になればと思います。
肩こりと頭痛に効く岩盤浴の入り方
まず岩盤浴とは何ぞやという基本的なお話ですが、岩盤浴とは天然鉱石を45度前後に温める事によって放出される遠赤外線で体を芯から温め、血行を良くしてくれます。
「体を温めるだけなら、お風呂やサウナなんかでも一緒じゃないの?」
そうお思いかもしれません。
でも、この3つには明確な違いがあるんです!!
まずサウナは、体の表面を高温の蒸気で急激に温めます。要は瞬間的に体温を上昇させる訳ですが、これでは血管や心臓に大きな負荷がかかってしまいます。
またお風呂は、確かに長時間浸かっている事が出来ますが、体に水圧がかかってくるため、自分が思っている以上に体力を消耗します。
それに比べれば岩盤浴は、室温もあまり高くない快適な空間でリラックスして受ける事ができます。
リラックスする事によって頭痛の原因ともなる自律神経の興奮も静められ、血行が促進される事によって辛いデスクワークなどの肩こりの痛みも軽減されるという訳ですね。
ちなみに岩盤浴を受ける姿勢のコツとしてはズバリ、<あまりコロコロと体勢を変えない事>。
これによって遠赤外線の効果が体の隅々にまで行きわたらず、効果が半減してしまいますので、日ごろの忙しなさから解放されて心穏やかに、ゆったりと寝そべって利用します。
岩盤浴で肩こりが悪化する原因とは
肩こりを緩和するために岩盤浴を利用しているのに、却って症状が悪化する。
これじゃあ本末転倒もいいところですよね。
実は肩こりが悪化する要素がなきにしもあらずなんです。
キーワードは<温度差>。
よく冬場になると肩が縮こまって肩が凝りますが、急な温度差は肩こりを助長する原因になってしまいます。
岩盤浴を受けられる場所では、火照った体を冷やすため冷房が入っている所もありますが、利用後に直接冷房を浴びるのは厳禁!!
体が急に冷えることによってせっかく広がった血管が収縮、硬直し、これを繰り返す事によって益々症状が悪化してしまうのです。
岩盤浴で効果的な頻度と入り方
では一体、せっかくの岩盤浴の効果を最大限に受ける為にはどうすれば良いのでしょうか?
まず入浴の基本としては、時間的に15~20分程度が理想です。
まずうつ伏せの状態で5~10分、次に仰向けに変わって10分程度過ごし、汗を流します。
ここまでの過程を終えた後に5分ほど休憩。
それを一つの区切りとして、合計1時間から1時間半程度利用すると良いと思います。
また、岩盤浴を利用する頻度としては、週に2~3回程度で十分です。
少ない、とお思いでしょうか?
しかしこれを超えると却って体に負担がかかるため、これくらいがベストな頻度です。
それと忘れてはならない大事なポイントは、<水分をこまめに取る事>です。
脱水は血管の収縮や頭痛の原因にもなりますので、これを予防するためにも休憩時間ごとに水分を補給するように心がけて下さい。
まとめ
ここまで岩盤浴について簡単にご説明してきましたが、如何だったでしょうか?
せっかくリラックスや体調の改善を目的として利用するのですから、正しい知識をもって最大限に恩恵を受けたいものですよね。
ちなみに温泉施設であれば、男女が当然別に分かれていますが、岩盤浴は基本的には男女兼用の施設となっています。
そのため、恋人と過ごす岩盤浴デートなども最近は増えてきているといいます。
心も、体も癒してくれる岩盤浴。
まだ経験されていないという方は、是非この機会に一度利用してみてはいかがでしょうか?