身長が平均より大きく下回っている場合に、悩んでいる男子は結構多いようです。
近頃は高身長の女子も増え、並んで立った時などコンプレックスを感じてしまいます。
その身長が伸びるのは何歳までか、男子高校生に身長を伸ばすサプリに効果はあるのか、について考えましょう。
身長は何歳まで伸びるのか男子の場合
新生児の時の身長は50cmほどですが、1年後には70cm~80cm、4歳頃100cm程度まで急激に伸びるのを第一次成長期と言います。
その後も緩やかながらコンスタントに身長が伸び続け、11歳~13歳頃から再び急激に伸びる期間を第二次成長期と呼びます。
第二成長期で、体格や運動神経、声がわり、メンタルなども進み、大人の身体へ徐々に変化していきます。
この成長期が終わる18歳~20歳前後まで身長が伸び、後はほとんど伸びなくなります。
ただし、これらの成長期は個人差があり、身長の伸びは20cm~40cm程度で、遺伝や栄養、睡眠、運動が関わると言われ、例外的に20歳を過ぎても身長が伸びる人もいます。
身長を伸ばすため大人までに男ができること
両親が高身長だと子供も高身長なのはよく聞きますよね。
でも両親が大きいのに子供は小さい、両親は普通なのに子供はとても大きいということも、周りにいたりします。
すなわち、遺伝だけで身長が決まるわけではありません。
身長は遺伝を含め、他の栄養や生活環境、睡眠時間による影響も大きいと言われます。
身長を伸ばす栄養として牛乳や豆腐、小魚などに含まれるカルシウムが良いと言われます。
しかし、身長が伸びる(骨が伸びる)には、骨の末端部の骨端線(骨の端の軟骨細胞が層状に骨に変わっていく境界部分)の活発化が必要です。
カルシウムは骨を強くする効果など、体に必要な栄養素ですが、骨自体を伸ばす効果はなく、吸収率もそれほど高くはないと言われます。
骨端線の活発化で重要なのはタンパク質で、肉、卵、チーズなどに多く含まれます。
また、高身長の選手が多いバレーボールやバスケットボールなどで身長が伸びるという人もいますが、競技のルール上高身長の選手が有利だということで、バレーをしたから身長が伸びたわけではありません。
全身の骨端線に栄養を行き渡らせ、刺激を与えるためには、色々な動きをまんべんなく行う全身運動が効果的です。
これらの栄養摂取や全身運動を、成長期に行うと効果が見込まれますが、18歳~20歳頃に骨端線が閉じてしまうと残念ですが効果は無くなります。
なるべく早い年齢で行いましょう。
身長を伸ばすサプリは大人でも効く?
サプリなどで、体の成長を促進する栄養素を摂取することはできますが、大人になって成長期が止まってしまうと、サプリによる効果はほとんどありません。
大人になってできることは、猫背などの身体のゆがみや、縮みなどの縦方向の骨格を矯正することです。
人によっては、数cm背が高くなることもあるようです。
適度なストレッチなどで筋肉をほぐし、ゆがんだ姿勢をただしましょう。
まとめ
身長は人に対する評価の一部であり、身長が低いからと言って、その人が否定されるものではありません。
身長が伸びなければ、他の運動能力や成績、性格などの長点を伸ばしましょう。