鯉のぼりや名前旗を屋外で飾る意味は?五月人形の飾り方は?

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毎年、こどもの日に近づくと鯉のぼりを飾り始める家庭が多いですが、風習といえど鯉のぼりや五月人形を飾る理由をよく知らない方も多いかと思います。

今回は、鯉のぼりや名前旗を屋外で飾る意味や、五月人形の飾り方をご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。

鯉のぼりや名前旗は屋外に飾る?


鯉のぼりはもともと屋外に飾るものなので、4月中旬頃から外に飾りましょう。

鯉のぼり自体は屋外用に作られているので、雨風に耐えるよう丈夫になっています。

名前旗も屋外用の幟(のぼり)のようなものもあります。

ただ、一般的に、名前旗は小さな木で出来ていることが多く五月人形と並べて室内に飾ると良いと言われています。

鯉のぼりや名前旗を飾る意味は?


鯉のぼりを飾る時、一度は「なぜ鯉なのか?」と疑問に思った方がいると思いますが、鯉は錦鯉などのキラキラした美しいイメージとは違います。

多少の濁った泥水の中でも生きてゆける「たくましい魚」という意味から鯉のぼりが作られています。

なので、鯉のぼりを飾ることによってその家庭の男の子が、鯉のように「どんな環境でもたくましく生きてほしい」という意味が込められているのです。

五月人形は、江戸時代の頃から残る一族の繁栄を願った風習で、男の子がこの先も無事に成長することを祈り、端午の節句に鎧や兜を飾っていました。

兜や鎧は身を守る道具であることから、事故や病気から守ってくれ、竜虎などは立身出世を願う縁起物として使われていました。

五月人形は、その男の子の厄災除けをしてくれるので、人からの譲りものや、お下がりなのど使いまわしは、縁起の良いものとはされていません。

また本来は、男の子1人1人に対して五月人形を飾るのですが、現在では五月人形の値段が高いことや、兄弟が多い場合に五月人形を飾るスペースがとれないなどの問題がある家庭が多いので、その代替えとして名前旗を飾るようになりました。

名前旗は、人形販売会社が考えて販売し始めたのですが、家庭内の問題が出始めた近頃に販売されはじめたので、昔からの風習ではありません。

現在では、高価な五月人形を購入しなくても、代替えとして販売されている名前旗が定番飾りになっています。

男の子の兄弟が多くいる家庭では、兄弟の名前旗は同じ文字の大きさで作り、並べて飾ると縁起が良いと言われています。


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五月人形と名前旗の飾り方は?


一般的に、4月中頃から5月の中頃まで室内に飾ります。

五月人形は、子供の人形に鎧を着せた武者人形や、鎧、兜を主に飾りつけます。

また、家庭によっては、桃太郎や金太郎、神武天皇などの人形を飾るところもあります。

名前旗は、五月人形を彩るアイテムとして飾られます。旗には名前や誕生日、縁起物などの模様を刺繍した豪華なものが多いです。

五月人形と名前旗の飾り方は、五月人形を中心に名前旗を横に並べます。その際、五月人形の右側が上座になるので、名前旗は右側に飾りましょう。

飾るときの注意点ですが、日焼けで褪せてしまわないよう直射日光を避けて飾りましょう。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

何気ない風習感覚で行っていた行事も、親から子への深い意味が込められているのです。

男の子にはこの先も、元気にたくましく育ってほしいという願いを込めて、鯉のぼりや名前旗を飾ってましょう。

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