奈良漬けに付いている酒粕、そのまま水で洗い流していませんか?
実は奈良漬けに付いている酒粕は、再利用が可能なんですね。
奈良漬けに付いている酒粕を水で洗うことで、奈良漬け自体も水っぽくなってしまいますし、酒粕を洗い流してしまうと再利用もできません。
そこで今回は、奈良漬けに付いている酒粕を、お味噌を使って再利用する方法などについてまとめてみました。
奈良漬けを頂いた際には、参考にしてみて下さいね。
奈良漬けの酒粕は洗うともったいない!
奈良漬けは酒粕に漬け込んで作るのですが、食べる時にその酒粕を水で洗い流してから食べる人、水で洗い流さずに手で軽く払いのける人、軽く布巾などでふき取るだけの人など、様々です。
ちなみに私は布巾などで軽くふき取るだけにしています。
奈良漬けの酒粕を水で洗い流してしまうと、どうしても水っぽくなってしまうので、それがイヤなので軽くふき取るぐらいにしています。
逆に酒粕を洗い流して食べる人は、やはり酒粕の独特な香りが苦手な人が多いようです。
奈良漬けの独特な風味や香りが苦手な人は、水で洗ってから食べているようですが、実は水で洗うことによって、奈良漬けの栄養価も下がってしまうことはご存知ですか?
奈良漬けは、味噌や醤油と同じ発酵食品なので、とても身体に良い食べ物なんですね。
発酵する段階でいろいろな栄養分が加わることで、栄養価の高い食べ物になるのです。
しかし、奈良漬けを水で洗うことでそれらの栄養分が水と一緒に流れ落ちてしまうんですね。
なので奈良漬けに付いている酒粕は、手で払いのけるか布巾でふき取るなど、出来る限り水で洗うことなく食べたいものですね。
奈良漬けの酒粕は再利用できる!
奈良漬けに付いている酒粕、実は再利用が出来るってご存知でしたか?
奈良漬けを食べる時に払いのけて捨てる。な~んてもったいないことしていませんか?
捨てるなんてもったいないですよ!奈良漬けを漬け込んだ酒粕(漬床)は、食べられないわけではないので、奈良漬けを刻んで酒粕(漬床)と一緒に和えて食べる人もいるぐらいなんですね。
こうすることで酒粕の風味をより一層、楽しむことができるんです。
また、奈良漬けを漬け込んだ酒粕には、様々な栄養分が含まれていますし、二番床として残った酒粕を再利用して、野菜などを漬け込んでみても美味しく食べられるのです。
これこそまさに、一度で二度おいしい!ですよね。
奈良漬けは味噌を加えて再利用!
奈良漬けの酒粕は、そのまま捨てずに残しておいて、そこにそのまま野菜や魚などを漬け込むことができます。
これを二番床と言うのですが、奈良漬けを漬け込んだ事で酒粕には塩分も含まれていますので、そのまま再利用が出来るんですね。これはとっても便利です。
なお、市販の奈良漬けを購入した際には、酒粕は少量しか付いていないので、二番床でたくさん漬け込むことは難しいのですが、そんな時には味噌を少し加えてから、キュウリなどを漬け込んでみても良いですね。
味噌も酒粕も同じ発酵食品ですので、粕漬けや味噌漬けに使える食材であれば、お野菜やお肉、お魚など、何でも漬け込むことができるのです。
また、奈良漬けの残りの酒粕に味噌を足して、田楽味噌を造ってみても良いですね。
このように、酒粕は捨てずに再利用することができます。
まとめ
いかがでしたか?
奈良漬けの酒粕を、いつも水で洗い流していた人は、ちょっともったいないなぁ。
と思いませんでしたか?
酒粕はマヨネーズとも相性が良いので、酒粕マヨネーズを作ってディップにしたり、酒粕マヨネーズで塩もみしたカブなどを和えて食べたりしても美味しいですよ。
アイデア次第でより美味しく食べることができる酒粕は、ぜひ捨てることなく再利用してみて下さいね。