東大寺大仏の鼻の穴の大きさの柱の穴の柱くぐりとその御利益は何?

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奈良の大仏様。

全国的に有名で、奈良が何処か知らないとしても奈良の大仏様という言葉は知っているという位、有名ではないでしょうか。

そこで今回は、その奈良の大仏様の柱くぐりってご利益はあるのでしょうか?

また、大仏様の鼻の穴と同じ大きさって本当なのか?

お寺での正しいお参りの仕方などについて、ご紹介します。

東大寺大仏の鼻の穴の大きさとうんちく


柱くぐりの柱というのは、大仏殿の中にある木の柱でたった1本だけ柱の根元に穴が開いているのです。

もちろん人工的に開けられた穴です。

私などは、修学旅行の学生が必ずやるイメージが湧いてきますが、学生のみならず観光に行った人は、必ず柱くぐりをやるほどの名物になっています。

この柱、「招福の柱」と言われているんですね。

読んで字のごとく福を招くと言われている訳ですが、その他にも「無病息災」「願いが叶う」「頭が良くなる」とまあ諸説ありますが、それらの謂われが広まって、そういったご利益があるんだと思っている人は多いようです。

しかし!

そもそもこの柱には、ご利益があったという訳ではないのです。

長い年月を経て、いつの間にかそういった話になってしまったらしいのです。驚きですよね?!

「誰が言ったか知らないが~」ってどこかの番組でサングラスのおじさんが言ってましたが、ホントに広めた人は分からないのですが、いつの間にかご利益の柱になっている訳です。

でも、「信じる人は救われる」ってこれも誰が言ったかですが、ホントそう信じる事も大事なんだと思います。

東大寺大仏の柱くぐりの穴は鼻の穴と同じサイズ!


柱の穴の大きさって、大仏様の鼻の穴と同じ大きさってご存知でしたか?

知る人ぞ知る、それなりに有名な話ですが、大仏様の鼻の穴の大きさって言われてもどの位か分かりませんよね?

大仏様があんなに巨大だから、さぞかし鼻の穴も・・なんて思いますが、実際の大きさは以下の通りです。

・縦=37㎝
・横=30㎝
・奥行き(直径)=120㎝

とほぼ長方形で意外と小ぶりですね。

奥行き120㎝だと、小学生の3~4年生だと身体すっぽり入ってしまう大きさじゃないでしょうか。

穴は子供なら余裕で潜り抜けられますね。

でも大人はくぐれるんだろうかと思いましたが、体形によっては大人の男性で頑張ってくぐっていましたよ。

さて、そもそもこの柱なんで穴を開けてるんでしょうか?

実はこれ、柱のある位置が丁度鬼門になるのです。

鬼の通り道になってるんですね。

方角でいうと「北東」の方角で、陰陽道(おんみょうどう)と呼ばれます。

この柱が丁度この方角にあるので、その邪気を逃がす意味で穴を開けているのです。

何でも、穴を開けていないと邪気が柱にぶつかって大仏殿のあちこちに散らばる、跳ね返されるという事で穴を開けてスムーズに通っていけるようにしているのだそうです。

これだけの意味で穴を開けたのに、いつの間にかくぐる事によってご利益があるという話になってたらしいです。

面白いですね。

もう何年も、いや何千人?何万人の人がここをくぐったので、穴の中は人の身体が擦れてツルツルになってるそうですよ。

穴の出入り口も、穴に入る時に穴の両横に手を添えて入ったり、手で自分の身体を押し出したりする時に、穴の周りを触るんでいつの間にか穴の周りがすり減って微妙にへこんでいます。

大仏殿は、「国宝建造物」なんですが、日々の人の手によってすり減るものなんですね。


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東大寺大仏のご利益と正しいお参りの仕方は?


さて、どこの神社やお寺さんなどにお参りする時もそうですが、皆さんは正しい参拝の仕方をしていますか?

二礼二拍手一礼などは一般的によく浸透していますね。

でも、ただ手を合わせれば良い物ではなく、まあそれでも気持ちが籠もっていれば実際のところ、それで十分なんですけどね。

ただ、作法は一応あります。

やはり神様へのご挨拶なので、お参りにも順序という物があるのです。

簡単に順序をご説明していきましょう。

【鳥居に入る前】

鳥居をくぐる前に、軽く髪や服装の乱れを整える。

【鳥居をくぐる時】

まずは、鳥居をくぐる時は神様が祭られている所に入るのですから、軽く会釈をして入ります。

【手水舎(ちょうずや、てみずや)で身を清める】

境内に入ると、本堂の前に柄杓が置いてる手水舎がありますね。

そこで、柄杓で自分の両手を清めます。

先に左手を清めて、次に右手を清めます。

柄杓から水を手の平に流しいれて口に含み軽くすすぎます。

よく柄杓に直接口を付けて飲んじゃう人がいますが、あれ飲んじゃダメですよ!

水は綺麗ですから飲んでも害はありませんが、神様にお参りする前に、身を清めるためだけの場所ですから飲む必要はありません。

【いよいよ参拝】

本堂の前まで行き、姿勢をまっすぐにします。

お賽銭を賽銭箱に入れましょう。

鈴を鳴らし、もう一度姿勢をまっすぐにします。

二礼二拍手一礼します。

礼する時は、90℃まで倒します。

拍手する時は、鈴を鳴らす時と同じ意味なのですが、邪気を祓うという意味と、神様をお呼びするという意味があります。

【境内を出る時】

向きを変え、軽く会釈をして鳥居を出ます。

大体同じようにやってたという方は多いと思いますが、鳥居をくぐって入る時や出る時の、会釈を忘れたり拍手と例の順序が間違っていたりと、細かいところでミスが多いようです。

でも、ミスをしたからと言って、何か悪い事が起こるなどという事はありませんのでご安心くださいね。

東大寺の基本情報と地図詳細は【楽天たびノート】から。

まとめ

いかがでしたか?

知ってるつもりで、意外と知らなかった情報もあったかも知れませんね。

では、まとめてみましょう。

・柱の穴は、元々ご利益を意味していなかった。
・柱の穴は、北東の方角で鬼門になるため邪気を祓うための通り道だった。
・大仏様の鼻の穴と、大仏殿の柱の穴は同じ大きさである。
・参拝方法でありがちなミス、正しい参拝を知ろう。

因みに、寺院で参拝する時は、礼だけで拍手はしませんので、お間違えないようにしてくださいね。

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