京都府京都市にある平安神宮は、1895年(明治28年)に、平安遷都1100年を記念して創建された神社です。
広々とした境内には、約3.3haの池泉回遊式庭園があり、春の紅しだれ桜、夏の花菖蒲、秋の紅葉、冬の雪など春夏秋冬の美しい風景を眺めることができます。
その中から初夏の花菖蒲と神苑の見どころなどを、ご紹介します。
平安神宮の菖蒲の見頃はいつ?
平安神宮の西神苑の白虎池には、古典園芸植物としての花菖蒲が有名です。
江戸系、伊勢系、肥後系を主として200品種・2,000株があり、5月下旬から6月中旬頃が見ごろと言われ、すいれんとの競演も始まります。
神宮の公式HP内の平安神宮ブログ「はんなり便り」により、神苑の開花状態を確認できるので、おすすめ情報として参考にしてください。
開花の状況写真とコメントがあるので、見学前に計画が立てやすいですよ。
平安神宮神苑の菖蒲イベントと見どころ
神苑拝観は通常拝観料が必要ですが、例年6月上旬と9月19日の年2回、無料開放されます。
6月の無料開放日は、花しょうぶの見ごろに合わせた日になるため、開花状態によって変わりますので、平安神宮の公式HPで確認しましょう。
無料開放日は、開園前から多くのカメラを持った人が並びます。
開園してからも混雑するのではと心配の方がいるかもしれませんが、神苑自体がとても広いので程良く人が分散します。
入り口付近で立ち止まらなければ、自分だけの撮影スポットを見つけることも出来ると思います。
ただし、開放日は多くの人が訪れ通行しますので、三脚や一脚の使用や、柵内、植え込みへの立ち入りは禁止されているので、注意が必要です。
また、神苑の見どころは花菖蒲だけではありません。
神苑には年間を通じて50種類以上の鳥類が集まりますので、木々を飛び交う風景をお楽しみください。
平安神宮神苑の所要時間と入園料
神苑は、明治から昭和にかけ、東山界隈に円山公園や無隣庵などの名園を造った、造園家7代目小川治兵衛が造った日本庭園です。
ご社殿を取り囲むような配置で、東・中・西・南の四つ神苑から成ります。
時期により八重紅しだれ桜、花しょうぶ、すいれんなどの花々が咲き誇るのは見事なものですよ。
その神苑の見学には、標準的に歩くと30分程度の時間がかかります。
また平安神宮神苑の拝観時間は、
・3月15日~9月30日/8:30~17:30
・11月1日~2月末日/8:30~16:30
と季節によって変わります。
拝観料は、大人600円・子供300円です。
なお、境内参拝時間は6:00~16:30で、お守り・御札・ご朱印は7:30~17:00です。
平安神宮の基本情報と地図詳細はこちら【楽天たびノート】
まとめ
神苑の花菖蒲などの自然の風景は、心を和ましてくれます。
マナーを守って気持ち良い風光を浴びて、初夏の季節の始まりを肌で感じましょう。