今年も鯉のぼりがそよそよと青空で泳ぐ季節になって参りましたね^^
鯉のぼりと言えば端午の節句、こどもの日!
端午の節句飾りと言えば、そう兜飾りです。
ところで、皆さんは兜飾りをどうされましたか?
うちの場合は、私と義父母は、夫のお下がりで良いと考えていたんですが、色々あって、結局は義父が購入してくれました。
その時に初めて、兜飾りのお下がりや、そもそもの飾る意味などを勉強しました。
初節句のお返しの仕方などを主人から聞いて、はぇ~(・・;) と、目が点になったので紹介しますね!
端午の節句の兜はお下がりが良くない理由は?
端午の節句の兜飾りですが、ご存知の通り良いお値段がするじゃないですか?
それに、私と夫はもともと幼馴染なんですね。
子供の頃に飾っていた五月人形が、家の物置の中で【伝説の武具】みたいな感じに置いてあるのを知っていました。
我が子の初節句の五月人形も、義父母も実際に「それで良い!」と言ってたので、「親子二代で同じなんて、なんかハッピー!」
なんて思っていたんですよ。
そしたら、夫がね・・・。
あれは、忘れもしない初節句を2ヶ月前に控えた、3月の日曜日でした。
夕飯を食べている最中に、端午の節句の話になり、兜飾りの話へと続きました。
当たり前のように、物置にある伝説の武具を飾るんだと盛り上がってる私達(私・義父・義母)に対して・・・
夫「(伝説の武具は)俺の厄を大量に吸い込んでくれているけど良いの?」
と、眉一つ動かさない表情で言ってのけたんですね。
私「 ・・・(何か今とても重要なことを言われたような・・・)」
義母「 えっ?なに!?(片耳が難聴だからよく聞こえてない)」
*但し、自分の都合で聞こえ方が変わるフレキシブルな仕様です。
義父「 !?(小林稔侍を意識した様な姿勢で、餃子を持つ手が一瞬止まる)」
私・義父・義母「どゆことさ?(;゚Д゚)?!」
ここから兜飾りについて夫の臨時講義が始まりました。
夫が教えてくれたことを簡単に言いますとね、
「兜飾りはその子に降り掛かってくる、ありとあらゆる厄を代わりに受けてくれている。」
「だから、兜をお下がりにするとなると、厄も付いてくる事になるから、俺は息子のためにも、新しい兜の方が良いと思ってるんだけど。」
と、言っておりました。
端午の節句に兜を飾る意味は?
これを皮切りに、そもそもどうして端午の節句に兜を飾るのか?
という話になりました。っていうか、こっちの話の方が先でした。
(主人は一体どこでこういう知識を身に着けてくるんだろうか…)
菖蒲湯に浸かったり、柏餅を食べたりする端午の節句の慣わし自体は昔からあって、5月5日に定着したのは奈良時代以降だそうです。
時が進んで江戸時代に入ると、それまでの貴族社会から武家中心の世に変わります。
「菖蒲」が、武を重んじるという意味の「尚武(しょうぶ)」と響きが似ている事から、端午の節句は尚武の節句として、江戸の武家の間で盛んに祝われるようになりました。
そして、武家社会の風習として、武家の人間が身の安全を願って神社へお参りに行く際に兜や鎧を奉納していました。
そのことから、その慣わしに則って兜をお飾りとして飾るようになったそうです。
つまりは、子供の無病息災・厄除け祈願ってことですね!
ちなみにですけど、関東では兜飾りですが、関西では鎧飾りです。
購入するのも関東では嫁ぎ先の両親ですが、関西では送り先の両親になります。
所変われば文化も変わるってやつですね(;´∀`)
端午の節句の兜お返しはお下がりの場合どうする?
さて、では実際に兜飾りをお下がりで貰った場合のお返しについてです。
これは、単純によくあるお返しの仕方に沿った形でよいと思います。
(購入金額の1/2とか、1/3とかってやつですね。)
けれど、お下がりだし価格も今とは違うわけです。
ちょっと他人行儀な言い方をすれば、中古品な訳です。
旦那さんと相談した上で、お菓子を持って行くとかそんな感じで十分OKだと思います。
うちの場合はというと、義父母と同居ですし、結局のところ伝説の武具(夫専用)は使わないことになりました。
買って貰ったため、お礼とお返しの気持ちを込めて、一家で温泉旅行に行ってきました。
まとめ
どうでしたでしょうか?
端午の節句は、兜飾りや鯉のぼりなど、男の子を持つご家庭では買う、買わない、譲るだ新調するだとなりますよね。
こういった何らかしらの論争になるケースがあるとよく聞きます。
こうして書きましたけど、我が家も結果、夫の話を聞いた義父が勝手に買ってきてしまった(・・;) という感じなんですよ(笑)。
(ある日突然、宅配屋さんがドでかいダンボールを抱えてきたのを覚えています。)
お礼は、その家、その家で変わります、旦那様と相談して気持ちをすれば良いのではということになります。