一般的に部屋の賃貸契約をするときは、契約書の中に連帯保証人が必要という項目があります。
連帯保証人がいなければ、部屋を借りることができない場合もあり、身内がそばにいないとか保証人になってくれる人が回りにいない場合は、困ってしまいますね。
でも近頃の賃貸では、保証人がいなくても契約を結べる方法があります。
一人暮らしを考えている学生さんも、一安心の保証人なしの賃貸方法をご紹介します。
学生の一人暮らしは保証人なしでもOK?
連帯保証人が必要とされるのは、入居者の家賃滞納などがありオーナー側が損害を受けた場合のためです。
入居者が一方的に契約を解除できない(借地借家法による保護の)ため、入居者に代わって家賃を支払ってもらうためです。
連帯保証人の場合は、一般の保証人と違って、入居者と同等の義務を背負うため、滞納した家賃を払わなければなりません。
そのため連帯保証人は条件がある程度厳しくなります。
継続的な収入がある、反社会的な人物ではない、連絡が確実にとれる、社会的に信用がある、高齢でないなどの条件が必要と言われています。
大学生が一人暮らしを始めようとする場合に、親や兄弟が働いていれば良いです。
しかし、親が定年退職または失業中、親戚がいないなどの理由で保証人になってくれる人がいないと、賃貸契約を結べないことになります。
そうなると、学生が一人暮らしをするのは、ほとんど不可能ではないでしょうか・・・。
でも大丈夫です。
学生で保証人がいなくても、賃貸を借りる方法があります。
学生が保証人なしで賃貸を借りる方法
保証人なしで賃貸を借りる方法は、次のとおりです。
・保証会社の利用・・・決まった保証料を支払うと、保証会社が保証人の役割をするので、賃貸契約を結ぶことができます。
ただし物件によって保証会社が異なることがあり、自分で保証会社を選ぶことはできません。
また、オーナーが保証会社を保証人として契約しているかの確認が必要です。
保証料の例:契約1年
月額賃貸料等1カ月分×80%:1年超 月額賃貸料1カ月分×80%+10,000円(1年超の月数/12カ月)など。
・保証人を必要としない賃貸・・・保証人不要の不人気やワケあり物件を借りる。
または、保証会社を利用できる賃貸を借りる。
・クレジットカードで家賃を支払える賃貸・・・保証会社や不動産会社仲介会社などの取り引きや発行しているクレジットカードで家賃を支払うことで、保証人不要の賃貸を借りる。
学生の賃貸契約で必要なもの一覧
学生の賃貸契約で必要なもの一覧は、次のとおりです。
・初期費用・・・一般的に賃貸料金・敷金・礼金・仲介手数料・損害保険加入などが必要です。
物件によって契約内容が異なるので、確認が必要です。
・保証会社への保証料・・・保証会社が保証人の場合。
・連帯保証人の同意書・印鑑証明・・・連帯保証人が必要な場合。前もって依頼しておきましょう。
・本人の住民票
・本人の印鑑と印鑑証明
まとめ
学生であっても賃貸契約を行う場合は、ある程度のお金と信用が必要です。
保証人になってくれる人がいるかいないかで、契約内容も変わってくるので、事前に確認をしておきましょう。