自分の親が高齢でちょっと物忘れしたりすると、ボケ始めかと心配になる方もいると思います。
私の親ももう70代ですので、まだ元気でしっかりしていますが、この先も元気でいてくれたらと願う今日この頃です。
でも、この物忘れとボケ始めって見分けがつくものなのか。
どんな症状があったらボケ始めを疑うべきなのかなど、痴呆症状との関係性は?
物忘れがひどいと感じた場合の対処法や症状のチェック項目を見ていきましょう。
親が高齢で物忘れと痴呆症状の関係
実際、物忘れと痴呆症状の違いはどう見分けるのでしょうか。
何かを取りに部屋を移動して、「あれ?何しに来たんだっけ?」ってことありますよね?
これですぐ痴呆症?とは思わないですが、初期の段階だとしても、見分けがつきにくいのが実情です。
ではどこで判別するのか。
先ほど例に挙げた「何をしに来たんだっけ?」となった場合、私もたまにありますが、私の場合はそうなるともう一度、元の場所に戻ってみます。
そうすると「あっ!思い出した!眼鏡取りに来たんだった!」って思い出します。
もう一つ、人の名前が思い出せない場合、身近な人からヒントを貰えば思い出せるなどの場合は、単なる物忘れであることが殆どですよね。
でも、元の場所に戻っても思い出せない。
ヒントを貰っても名前が思い出せないってなると、ちょっと要注意です。
つまり、思い出せる場合はあまり心配はいらないけど、思い出すのに時間が掛かる、どうやっても思い出せないって場合。
そんなときは、初期症状を疑ってみる必要があるかも知れません。
親が物忘れがひどいと感じ始めたら
時間が掛かっても思い出せるうちはいいのです。
しかし、思い出せない、そもそも物忘れがひどくなったという場合は、どう対処していけばいいでしょうか。
まずは、病院に連れて行き医師の指示を仰ぐのが得策ですが、ご家族の対応も、日ごろからそっと寄り添ってあげる気持ちが大切です。
初期症状の場合は、本人もご家族以上に不安に思っています。
そんな時、「しょっちゅう忘れる」とか「今言ったじゃないか」と叱ったりすることは良くありません。
余計当人の不安を煽り、症状を悪化させることにもなりかねません。
まずは、焦らず落ち着いて「大丈夫よ、もう一度やってみようか」などと、一緒に行動してあげてください。
症状がもう少し進んでいる場合は、特にそうした対応が重要になってきます。
こうした家族の触れ合いが、本人の気持ちを安定させます。
思いやりを持って接するよう心がけましょう。
ボケ始めの症状のチェック項目
それでは、ボケ始めの症状と認識できるチェック項目を上げてみます。
- 何度も同じことを言う
- 人や物の名前が覚えられない
- やりかけでその場を離れそのまま忘れる
- 計算間違いが多い
- 外出しても自分の家が分からず帰宅できなくなる
- 食事したことを忘れる
- 置き忘れや仕舞い忘れで物がよくなくなる
- 好きだったことへの興味がなくなる
- 怒りっぽくなったり、塞ぎ込んだり感情の起伏が激しい
ただちに病院で相談しましょう。
まとめ
親と子の関係は、いつまでも親と子です。
いつまでも変わらないと思っていても、親も自分も確実に年を重ねています。
老いていく親を見ているだけで寂しい気持ちになりますよね。
その反面、しっかりして欲しい、どうしてすぐにイライラするんだろうと思っていたことが、もしかすると認知症のサインかもしれません。
親に対する見方を、少し冷静に見てあげることで認知症やボケ防止になる会話をするように心がけましょうね。