春になるとお花見しながら、または雛人形を飾るとひな壇の前で桜餅を子供の頃に食べたことを思い出します。
ピンク色のお餅にほんのり桜の香りと味がして、とても美味しかったことが思い出されます。
桜餅に巻かれている草のような葉っぱは、子供の時には食べられないと思い、剥がして餅だけ食べた記憶があります。
皆さんはいかがでしょうか?
草のような葉っぱを食べていいのか、食べない物なのか意外と知らない人が多いように思います。
そこで今回のこの記事では、桜餅の草の葉っぱは食べるものなのか?
桜餅のお餅はもち米?道明寺と聞いたことあるが桜餅との関係や違いなどを、徹底解剖していきます!
桜餅を巻いている草は食べるもの?葉を巻いている理由は?
桜餅の草のような葉を意識して食べたことはないのですが、餅をかじった時に草も一緒にかじってしまい、食べたことがありました。
ちょっとしょっぱかったです。
でも今にして思えば、あのしょっぱさと、お餅の甘さが絡み合って美味しかったような気がします。
やっぱり食べても良かったんじゃないかと思いますね。
どうもあれって、食べる人と食べない人がいるみたいです。
「しょっぱいから食べない!」という人と、「そもそも食べられるように味付けしてあるんだ!」と食べる人。
さて、どっちが正解でしょうか?
実は、桜餅を巻いている草は特に食べても食べなくてもマナーや風習がある訳ではなく、食べなくても問題はないようです。
草のような葉を巻く理由は、あの塩辛さがお餅の乾燥を防いでいるという説があります。
ただ、あの草にはクマリンという成分が入っているのですが、栄養分としては認可されてないので、あまり過剰に摂取しないほうがいいという事らしいです。
では子供の頃剥がして食べてましたが、剥がしても問題なかったんですね。
道明寺と桜餅との違いは?
桜餅には、関東と関西で違いがあるのです。
関東と関西ではお餅の材料が全く違います。
お餅を作る時の粉が、関東と関西で違うのをご存知ですか?
関東は長命寺粉を使い、関西では道明寺粉を使います。
まず関東の長命寺風では、小麦粉を焼いた皮に餡を包んでいます。
関西の道明寺風は、道明寺粉という粉が細かくなく粗い粉でもち米を包んであります。
道明寺粉ともち米の味や栄養分の違いは?
「道明寺粉ともち米の違い」
道明寺粉とは、うるち米というご飯でいう玄米なんです。
そして、道明寺粉ともち米は別物ではなくて、もち米を天日干しにして乾燥させて粗く挽いたのが道明寺粉なんですね。
「道明寺粉ともち米の味の違い」
もち米は、単に水に浸して蒸してお餅にします。
道明寺粉は水に浸し蒸したもち米を乾燥させて、粗挽きにした物ですから、味の違いと言うよりは舌触りの違いが出ます。
道明寺粉は粗挽きしてますので、もち米の粒が残っている状態です。
でも、その粒粒の食感がまた桜餅の美味しさを引き立てています。
もち米は皆さん、お正月などでよく食べていたと思いますが、あのお餅がそのままもち米の味です。
「道明寺粉ともち米の栄養分の違い」
道明寺粉の栄養成分は、脂質・銅・マンガンなどの成分が配合されています。
どれも身体には必要なエネルギーですので、美味しく食べてエネルギー補給ができますね。
もち米は、消化機能が高められたり、疲労回復や冷え性にも効果的です。
ただ粘りが非常に強いので、道明寺粉やあられなどに加工されて食べられています。
あの粘りは、アミロペクチンという成分です。
まとめ
いかがだったでしょうか?
お餅一つにも、いろいろ工夫されて作られていたんですね。
お餅を巻いている草についても、食べる食べないは人さまざまで特にしきたりなどはないので、お好みでいいという事ですね。
桜餅が出回るようになると、今までとは少し違った気持ちで食べてみたいですね。