縦書きの数字の書き方|日付・西暦・住所を漢数字で書くルール

縦書きの文章で日付や数字を書くとき、どのように表記すればよいのか迷うことがあります。

例えば次のような場面です。

  • 縦書きの手紙やはがきの日付
  • 履歴書の生年月日
  • 封筒や書類の発行年月日
  • 西暦を縦書きにするとき

縦書きの場合、数字は漢数字で書くのが基本とされています。

この記事では、縦書きの数字の書き方を中心に、日付・西暦・生年月日・住所などの数字を漢数字で書くルールを具体例付きで分かりやすく紹介します。

縦書きの日付の書き方(西暦・年号)

漢数字を使って縦書きで日付を書く場合、西暦の表記方法に迷うことがあります。

例えば「2026年」を縦書きで表すときは、漢数字にして
「二〇二六年」と書くのが一般的です。

西暦を漢数字で縦書きにする場合

2026年を漢数字にして縦書きにすると、一般的には二〇二六年と書きます。

また、「二千二十六年」と書くことも間違いではありませんが、縦書きでは数字を並べる形の「二〇二六年」がよく使われます。

西暦を縦書きで書く場合は、このように漢数字を並べて表記するのが一般的です。

× 二千二十六年
〇 二〇二六年

漢数字を縦書きで日付や生年月日を書く場合

次に、日付や生年月日などを漢数字で縦書きする場合の例を見てみましょう。

例えば、2026年11月23日を漢数字で縦書きに表すと、一般的には「二〇二六年十一月二十三日」となります。日付には「十」の位が入ります。

ただし、「二千二十六年十一月二十三日」と書いても間違いではありません。ただ、西暦の場合は「千」「百」「十」などの位を書かないのが一般的です。

日付を漢数字で表す場合、基本的には「十」が使われます。

例えば、「二〇二六年一一月二三日」という表記は一般的ではありません。日付部分に位が入っておらず、月日も数字を並べただけです。

2026年11月23日

× 二千二十六年 十一月二十三日
△ 二〇二六年 一一月二三日
〇 二〇二六年 十一月二十三日

西暦はそのままの数字を漢数字にして並べることを覚えましょう。

最後に、西暦について少し説明します。

西暦とは、紀年法で西ヨーロッパのキリスト教地域から伝わってきたので「西」暦といい、イエス・キリストが生まれた年の翌年から数えられます。

西暦は日本の縦書きにはあまり適さないため、数字を並べて表記するようになりました。

これらのポイントを覚えておくと、漢数字で日付や西暦を縦書きに表す際に役立ちます。

年号(令和・平成)の日付を縦書きで書く場合

縦書きで年号を表記する方法について説明します。

年号(和暦)とは、年につけられる称号のことです。

日本の代表的な年号には、明治、大正、昭和、平成、令和があります。これらは日本独自のものであるため、「和」暦と呼ばれています。

「令和13年3月31日」と書く場合

例えば、「令和13年3月31日」と書く場合、縦書きではこのように「令和十三年三月三十一日」と表記します。

〇 令和十三年 三月三十一日

年号が一桁の場合は迷うことはありませんね。日付には先ほど説明した通り、「十」の位を記載します。

生年月日や発行年月日を縦書きで書く場合

平成30年3月10日は、縦書きでは「平成三十年三月十日」と書くのが一般的です。

生年月日や発行年月日を縦書きで書く場合も、年・月・日を漢数字で表します。

平成30年3月10日

△ 平成三〇年 三月一〇日
〇 平成三十年 三月十日

ただし、「平成三〇年三月一〇日」と書くことも間違いではありませんが、一般的には「十」を使った表記がよく用いられます。

年や日の数字がそれほど大きくない場合は、「三十」「十日」のように漢数字を使う方が自然です。

平成31年4月29日を漢数字で縦書きにする場合

さらに例として、「平成31年4月29日」を縦書きで漢数字にすると平成三十一年四月二十九日となります。

「平成三一年」や「四月二九日」のように数字を並べて書くこともできますが、一般的には「三十一」「二十九」のように漢数字で表す方が自然です。

△ 平成三一年 四月二九日
〇 平成三十一年 四月二十九日

どちらの書き方も誤りではありませんが、表記を統一すると読みやすくなります。

法的な文書(戸籍・会計・登記等)の場合

縦書きや横書きに限らず、法的な文書(戸籍や会計、登記など)では、今でも漢数字の中に大字(だいじ)が使われています。

大字とは、数字の書き換えや改ざんを防ぐために使われる特別な漢数字です。主に金額や公的な文書で使われます。

代表的な漢数字と大字の対応は、次の表の通りです。

読み れい いち さん ろく しち はち きゅう じゅう
漢数字 〇 零

(だいじ)

現在使用する漢字              
旧字体・文章などで使われる漢字  

大字は、単純な字形の漢数字「一・二・三・十」の代わりに使われ、数字の書き換えを防止するために用いられます。

特にご祝儀袋や不祝儀袋など、金額を書く際によく使われます。なお、漢数字のゼロである「零」は「〇」と書かれ、一般的な漢数字では使用されません。

このような特殊な漢数字の表記は、公的文書などで使われることがあります。
たとえば「平成弐九年弐月壱八日」のように、大字を交えて書かれる場合です。

ただし、日常生活で使う漢数字では、このような表記を見る機会はあまり多くありません。

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漢数字は縦書きと横書きで書き方が違う?

漢数字は、縦書きと横書きで使い方が変わることがあります。

一般的に、縦書きの文章では漢数字、横書きの文章では算用数字を使うことが多いです。

例えば、年賀状や封書などの縦書きの文書では「三月十日」のように漢数字で書きます。一方、履歴書や書類など横書きの文書では「3月10日」のように算用数字を使うのが一般的です。

日本語はもともと縦書きが中心でしたが、現在は横書きの文章も一般的になりました。そのため、文章の書き方に合わせて数字の表記も使い分けられています。

基本的に、日本語は縦書きなので、縦書きの場合は漢数字を使います。

新聞や書籍など、よく目にする伝統的な媒体は縦に書かれているため、基本的に漢数字が使われます。(ただし、媒体ごとにルールが異なることもあります)

一方、横書きの場合は、今目を通しているこの記事のように、算用数字を使います。

履歴書の数字の書き方

例えば、履歴書のような横に書く文書では、生年月日や年齢、住所などに数字が多く使われます。

生年月日:2001年6月15日(平成13年6月15日)
年齢:20才
住所:~~1丁目2番3-4-5 マンション107号

こちらを漢数字で記入してしまうと・・・

生年月日:二〇〇一年六月十五日(平成十三年六月十五日)
年齢:二十歳
住所:~~一丁目二番三の四 マンション一〇七号

このように、漢数字を使って書くと、読みづらくなりますね。

そのため、履歴書などの書類では算用数字を使うようにしましょう。

住所を縦書きで書くとき数字はどう書く?

封筒やはがきの宛名を縦書きで書く場合、住所の数字をどのように表記すればよいのか迷うことがあります。特に「丁目」や「番地」「号」などの数字は、漢数字と算用数字のどちらを使うべきか気になるところです。

一般的には、縦書きの住所では漢数字を使うのが基本とされています。例えば「一丁目二番三号」「二〇二号室」のように、縦書きでは数字を漢数字にして書くのが一般的です。

また、封筒やはがきでは表面と裏面の書き方を統一することも大切です。

封筒に縦書きで数字を書く場合

住所などは、ハガキや封筒の表面を縦書きにする場合は裏面も縦書き、表面を横書きにする場合は裏面も横書きと、書き方を統一するのが一般的です。

統一することで、年賀状などのハガキや文書が読みやすくなります。

例えば「○○町1234-50」という住所の場合、縦書きでは次のように漢数字で表記します。

○○町一二三四-五〇

このように、番地などの数字が長い場合は「一二三四」のように数字を並べて書く方法がよく使われます。

住所漢数字縦書き

また、「19丁目87番地65号」の場合、新聞社の表記ルールでは「十九丁目八七番地六五号」と、百や十を付けずに数字を並べて書く方法が一般的です。

住所の数字は、2桁になっても漢数字で表記するのが基本です。

例えば「10番地」や「12番地」の場合、次の2通りの書き方があります。

  • 10番地 → 十番地 または 一〇番地
  • 12番地 → 十二番地 または 一二番地
  • 101号室 → 一〇一号室

「十二番地」のように十の位を入れる書き方は、目上の方への手紙や改まった場面で使うと丁寧な印象になります。

「一二番地」のように数字を並べる書き方は、番地が長くなる場合やスッキリ見せたいときに便利です。

どちらも間違いではないので、相手や場面に合わせて使い分けましょう。

0(ゼロ)は「〇」を使うのが一般的です。

封筒や年賀状などで住所の数字を書く場合の具体例については、
こちらの記事で詳しく紹介しています。

▶︎ 縦書きの住所の数字の書き方|0・番地・4桁の漢数字ルールをご覧ください。

一方、役所の住居表示では「十九丁目87番65号」のように、丁目は漢数字、番号は算用数字を使う場合もあります。

このように住所の数字の書き方にはいくつかの表現方法がありますが、相手に正しく伝わる形で書くことが大切です。

縦書きでは0を「〇」で書くのが一般的ですが、
ご祝儀袋や法的文書では「零」を使う場合もあります。

ゼロの詳しい書き方については、こちらの記事で解説しています。

▶︎ ゼロは漢字でどう書く?〇と零の違いを解説した記事をご覧ください。

まとめ

縦書きで数字を書く場合は、基本的に漢数字を使用します。特に日付や住所など、日本語の文章では漢数字で表記するのが一般的です。

一方、横書きでは算用数字(1・2・3など)が使われることが多く、文章の向きによって数字の表記方法が変わります。

縦書きの数字の書き方を整理すると、次のようになります。

  • 日付:一月一日など漢数字で書く
  • 西暦:二〇二五年のように数字を並べて書く
  • 住所:一丁目二番三号のように漢数字で表記する

履歴書や書類では算用数字が使われることもありますが、封筒の住所などでは表面と裏面で表記を統一することが大切です。

縦書きと横書きの数字の使い分けを理解し、読み手にとって分かりやすい表記を心がけましょう。