はまぐりの美味しい季節は、2月~3月です。
4月は産卵期に入るため、その直前に食べると身も太くてとても美味しいです。
雛祭りの時期に、よくスーパーでも多く売られるようになります。
はまぐりはお吸い物は縁起物として、雛祭りの日に食べると「良縁」に恵まれるとされていました。
今回は、そんなはまぐりの砂出しについて紹介します。
はまぐりなどの貝類は「砂出し」を「砂抜き」とも言います。
はまぐりの砂出しの方法とという言い方で説明したいと思います。
はまぐりの砂出しは必要?スーパーで買ったものは?
では、はまぐりの砂出しは必要なのか?砂出しの方法はどのようにするか?
常温で保存するか、冷蔵庫に入れるべきかなど、はまぐりを美味しくいただくための情報をお届けします!
貝類を食べる時は砂出しが必要だと思いますよね。
潮干狩りなどで取って来た貝なら、砂出しは絶対必要ですが、スーパーで売られている貝も、砂出しは必要なのでしょうか?
スーパーによって違うかも知れませんが、砂出しされている場合は「砂抜き」or「砂出し」と表示されています。
お店では新鮮な物をお客様に提供するのがモットーなので、大抵は砂出しされています。
では、スーパーで買った物は砂出ししなくていいかと言うと、そうではありません。
お店側の気持ちとしては「砂出しはしてあるけれど、より美味しく頂いていただくためにもう一度砂出しすることをおすすめします」と提案しています。
念のため、砂出しをしてから頂くようにしてみてくださいね!
はまぐりの砂出し方法と所要時間
それでは、そのはまぐりの砂出し方法をご説明します。
はまぐりに限らず、あさりやしじみなど貝類は同じ方法で砂出しします。
まず、はまぐりをザルに開け、流水の中で貝をゴリゴリ擦り合わせてください。
これは、貝の表面に付いた汚れを軽く落とす目的でします。
①塩3%~4%用意する
これは、貝の量に合わせて水の量も多かったり少なかったりすると思うので、はまぐりが浸るくらいの水に対して塩を調整します。
目安としては・・・
「4%の場合」500mlの水=塩20g。1Lの水=塩40g。
②金網の上にはまぐりを並べ底上げする。
これは、貝が砂を吐いた時に砂が器の底に落ちるようにするためです。
器に直接はまぐりを入れると、砂を吐いた時にまた砂を吸ってしまう可能性があるからですね。
そして食塩水をはまぐりが浸るくらいに入れます。
③3時間ほど常温で放置する。
はまぐりは、明るい場所では活発に動きませんので、新聞紙やアルミなどで蓋をして3時間ほど放置して、砂出し完了です!
はまぐりの砂出しは冷蔵庫と常温どちらがいい?
はまぐりを放置しておく場合は、冷蔵庫では保存しないでください。
あまり水が冷たくなりすぎると、仮眠状態になって砂を吐き出す動きが悪くなってしまいます。
ですので必ず、常温で置いておくようにしましょう。
これは、砂抜きする時の場合です。
すぐに食べない場合は、冷蔵庫で保存しておいて構いません。
まとめ
いかがでしたか?
スーパーマーケットなどで、水の中にはまぐりを休まされていながら売られている場合は、呼吸して砂を吐いたり吸ったりしていますので、念のため砂出しするのがおすすめということでした。
正しい処理で、美味しく頂いて良縁に恵まれますように祈って食べましょう!